大氣圏 : 大氣圏

今回は、1人での2泊3日のキャンプ旅。

最初の目的地は、長崎県平戸市の生月島。
若い頃親父と何度も釣りに行った平戸だけど、生月島には行っていなかった。
当時は今の様に橋がかかっていなかったので、行くには船に乗る必要があり、それが手間と言う事も有って行った事が無かった。
その後橋が出来た事を知って行って見たいなぁと思っていたけど、距離がかなりあるしなぁ、と躊躇っていた。
そうこうしている内にキャンプをする様になり、生月島に良さげなキャンプ場(実際は野営場)が在る事を知る。
そして、生月島はあごだしラーメンが有名な事も知る。(^^

行きたかった・キャンプ・あごだしラーメンと３つ揃えば行かない理由は無い。(｀･ω･´)ｷﾘｯ⭐︎

と言う事で、前日の夜から出発し、途中で前回佐世保遠征の時に寄った「道の駅 山内」で車中泊をし、翌朝平戸に向かう。

平戸に来るのはホント久しぶりで、多分15年振りくらい。
赤い平戸大橋が懐かしく感じる。(^^
行き始めた頃はまだ有料だったけど、今は無料。
平戸の街中を過ぎて結構走って行くと、おぉ見えて来た、生月大橋。(^^

ちょっと変わった形をしているけど、思っていたよりは大きいと言うか長い。
橋の色はスカイブルーで、海と空の色にもマッチしている。
ちなみに調べてみると、
1991年（平成3）7月31日開通。初期は有料道路だったが、2010年4月に無料化。全長960m、幅員6.5m、海面上31m、主要梁部800mの3径間連続トラス橋が採用されており、中央径間の支間400mは、この形式では世界一。
と言う事だった。

で、最初に向かったのが、あごだしラーメンの元祖と言われる「大氣圏」。
今は色んな変わった名前のお店も増えたけど、ある意味ここの店名も変わっている。(^^;

場所は、生月大橋を渡り終わってそのまま進み、ファミマを過ぎて100m程行った右側。
外観は、板張りの黒い外壁の、色んな形の建物が「コ」の字に組み合さった不思議な形。
正面から見ると、左側が「大氣圏」、奥が「カフェ」、右が「館浦漁協販売所」となっている。

11時開店と思い込んでやってきたら、11時半開店との事。(^^;
なので車にて待機。

開店して数分後に行ったら、既に先客さんが6〜7人居た。(^^;

入って正面奥が厨房で、その前にカウンター。
壁に沿ってもカウンターが有り、左の窓側にはテーブル席。
中央にもテーブルが有るけど、見たらそこではおでんが煮込まれていて、客席とは違う様。(^^;
お店は、60〜70代くらいの女性数名で営業。

空いていた端のカウンターに着席。
メニューは目の前の壁に。
それを見て、あごだしラーメン850円を注文。

店内は、何となく手作りっぽい雰囲気。
カウンターは四角ではなく曲線で切られた形だし、カウンターのイスは岩を削って作られた物。
テーブルの天板も同様に曲線で切られていて、脚は鉄筋を曲げて鉄板に溶接されている。
床は海辺を模しているのか、青と砂っぽい色に塗り分けられていて(結構掠れては来ているが)、海をイメージされているのかな。

5〜6分であごだしラーメンの到着。
どんぶりは、ラーメンどんぶりとしてはやや小さめ。
具は、チャーシュー・ネギ・キクラゲ・ナルト・もやし・ゴマ。
スープは、薄茶色で割りと透明感の残った物。
一口啜ってみると、先にゴマともやしの香りが来る。
ん？と思ってゴマともやしの少なそうな所のスープを掬って再度一口。
あごだしと言う事だが・・う〜ん・・あまり魚は感じれないかな。
鰹や煮干しは多少薄くても味は感じれるのだけど・・
元々あごだしの味がどう言う物か解っていないので、ただ単に気が付かないのか、それともかなり薄味な味付けなのか・・。
何となく、あ？ちょっと違うなぁと思える味が有るのだけど、それがあごだしなのか、別の違う物なのか判断がつかない。
かえしの醤油に綺麗に入り込んでいるのか、逆に抑え込まれているのか・・。
かえし自体は円やかで角などは全く無く穏やかで、かつ旨みも良く感じる物だが。
綺麗に馴染み合っているのか上品な味に感じる。
(後日、どんな味なのか？と近所のスーパーであごだしを買って味を見てみた。煮干しに近い味かと思うけど、あまり違いが判らない。確かに微妙な違いは感じるけど、どこがどう違うかと聞かれると返答に詰まる感じ。(^^; )

麺は、細〜中麺の縮れ麺。
口当たりは"つる"で、表面から中心に向けてチョイ高めな圧が続き、ムッと切れる。
スープとの絡みは良くて、適度な量を持ち上げてくれる。
チャーシューは、大きさ普通・厚さも普通。
かなり歯応えが有るので、しっかりと噛む必要が有る。
味は、肉主体で特に肉汁とかはなし。
他の具材はその物の味で特に特筆する様な物は無いけど、このスープなら少量のネギだけで食べた方がスープの真価が出そうな気がする。

ニボニボならぬアゴアゴしたスープを期待していたので、ちょっとアテが外れたけど、あごにこだわらなければ割と旨いラーメンかと思った。(^^