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プロ中のプロ2人に薦められて訪れた長野県茅野市の名日本料理店。時間の感覚を失うという摩可不思議、夢見心地のディナータイム
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ファイブペンギンズ
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店名 |
無名(むみょう【旧店名】から木)
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受賞・選出歴 |
2024年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2024 Bronze 受賞店
2023年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2023 Bronze 受賞店
日本料理 百名店 2023 選出店
食べログ 日本料理 EAST 百名店 2023 選出店 |
ジャンル | 日本料理 |
予約・ お問い合わせ |
非公開 |
予約可否 |
完全予約制 「ご予約は当店ウェブサイトの予約ページまたはOMAKASE、Table Check からお願いします。 Please make your reservation on official web site or OMAKASE,Table Check.」 |
住所 | |
交通手段 |
電車:JR茅野駅 東口より徒歩3分 茅野駅から241m |
営業時間 |
|
予算 |
¥15,000~¥19,999 ¥15,000~¥19,999 |
予算(口コミ集計) |
¥20,000~¥29,999
¥20,000~¥29,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、AMEX、Diners、JCB) 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
サービス料・ チャージ |
サービス料10% |
席数 |
4席 (カウンター 4席 ) |
---|---|
最大予約可能人数 |
着席時 4人 |
個室 |
無 |
貸切 |
可 (20人以下可) |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
有 6台 |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、席が広い、カウンター席あり |
ドリンク | 日本酒あり、ワインあり、日本酒にこだわる、ワインにこだわる |
---|---|
料理 | 野菜料理にこだわる |
利用シーン |
|
---|---|
ロケーション | 景色がきれい、隠れ家レストラン、一軒家レストラン |
サービス | ドリンク持込可 |
ホームページ | |
公式アカウント | |
オープン日 |
2008年10月1日 |
初投稿者 |
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私は以前この店の存在を知りませんでした。
大好きな東日本のフレンチのマダムと、これも大好きな京都にある日本料理の店主の2人に推薦され、興味を持ったのは今から1年ほど前でした。
食に携わるプロ中のプロが2人も薦めるのだから近いうちにぜひ行きたいと考えていたのです。
それが信州・茅野にあるこの「無名」です。
当時食べログの点数は低く、それこそ知る人ぞ知るお店だったのでしょう。店主の唐木 正文氏は東京・目白にあった料亭で研鑽を積み、2008年現在の場所に「和食から木」をオープン。
さらに2021年には「和食」というジャンルにとらわれず、店名も「無名」に改名されました。ちょうどその頃私はこの店の存在を知りました。
2022年の夏、信州食べ歩きの旅でようやく「無名」の訪問が実現。この頃にはいつの間にか食通たちにも周知される人気店になっていたのでした。
「無名」という名前からして、何か特別な場所にあるような印象で辺鄙なお店かなあと思い込んでいたところ、実は特急あずさも停車するJR中央本線の茅野駅から徒歩2分。地方都市の市街地という当たり前のロケーションでした。
しかし地元の料亭だった立派な建物は風格を感じます。とても広いカウンターには6席のみ。しかも運良く私達だけの貸し切りでした。18時30分入店。照明は落とされ隠れ家的な雰囲気を醸し出しています。
まず白とうもろこしのスープです。フレンチで夏によく出るようなクリーミーなとうもろこしスープと勝手に連想して口に含むと、あ、これは日本料理だったと思い出しました。素材そのまのの味しかない。まっすぐな美味しさとでもいうべきなのでしょうか?
ここで店主は松茸を一盛り見せてくれます。希望なら追加料金でお出ししますと見せられると、ここまで来たら普通オーダーしてしまいます。(値段とか聞くのも野暮だし、黙ってました)。焼き松茸と炊き込みご飯にしてもらいます。
花びら茸は幻のきのこと呼ばれています。ひらひらした形の白いキノコ。クセがなくてコリコリ食感は天ぷらに最適です。
完熟トマトとスッポンのジュレは完熟トマトにスッポンのスープを煮こごりにしてジュレにしたものです。すっぽんの身は苦手だけれど、スープは美味しく感じます。
島根の黒鮑、京都のシロカジキ(なめろう風)、飯田の鮎の炭火焼き(そうめんと共に)、佐久市の鯉の魚介類が4品続きます。どれも逸品と呼ぶべき品々です。
店主は一人ですべて切り盛りします。ワインにも詳しく、いろいろな話をしてくれました。
白丸ナスは大好きな一品でした。皮を剥いて素揚げ&炭火焼きにしてあります。その上にウニとカツオブシの荒削りが載せてあります。すべてをさっぱり仕上げるのではなく、美味しくするためにこうして油で揚げたりするのも好みです。
ここで焼き松茸登場。目の前で炭火で炙って蒸し焼きに。ジューシーなのにビックリです。
斬新な料理はお口直しにも及びます。長野シャインマスカットを豆腐とチーズで和えた一品。日本料理というよりイノベーティブな料理。ワインとよく合います。
メインは信州プレミア牛と4種のキノコのお鍋です。キノコと昆布出汁が最高です。シンプルながらメインにふさわしい料理です。お代わりをしたかったけれど、次があるので我慢します。
店主も食べ歩きが好きなようです。信州だけでなく、近県のお店の情報にも詳しく説得力があります。早速オススメの店のリストをゲットします。
メインの後、柚子をたっぷり乗せた蕎麦の後は松茸ご飯の登場です。炊きたての白ごはんに薄く刻んだ松茸を投入し、蒸らして最後に塩をパラパラかけて完成です。
これが驚愕の料理です。ご飯より松茸の方が多い!メインはご飯ではなく、松茸なのです。松茸の存在感が大きすぎます。今までの人生で食べてきたはずの松茸ご飯とは全くの別物です。
お腹いっぱいなのにお代わりをしましたが、それでも残りはたくさんあったのでお弁当にしてくれました。
デザートも出て全部食べ終わったのが22時でした。3時間半もこのお店にいたことになります。そんな長くいたとは、全く気付きませんでした。
食べて、店主とおしゃべりをして、店主の料理の手さばきを見て、ワインを飲んで、そして食べて・・の繰り返し。料理を待たされた感もありません。
あっという間に過ぎたような不思議な時間の感覚。まさに浦島太郎状態。本当に充実した夢見心地の時間でした。