650円で3人前分。大衆価格が嬉しい街の蕎麦屋　『刀屋』　上田 : 刀屋

【2012年4月】

久しぶりに訪問することになったのは・・

刀屋

確認したら前ブログの頃が最後。

もう2年も経つんだなぁ。

開店ちょい前に到着すると、既に並びのお客。

初訪らしき学生達・・中学生かな？

もう新学期は始まってると思うんだけど・・（受験生か？）

なんらかのメディアで観たのだろうけど、10代半ばの少年少女が生蕎麦屋に来ているというのが、なんだか微笑ましく感じた。（俺はその歳の頃は蕎麦なんてカツ丼とセットじゃにゃきゃ嫌だったじょー）

そうこうしていると、11時ジャストで暖簾が出てきて、中の女性店員が人数を聞いていく。

並びの客の振り分けを設定しているんだな。

今日も以前と同じく、もりそばの普通を頼む。

蕎麦の量は普通の店と比べて・・

小＝並（1枚分）550円、中＝大盛（2枚分）600円、普通＝特盛（3枚分）650円・・大はもう知らん（笑）ちなみに800円。

注文を済ませると、すぐに薬味とつゆが出てくる。

ずいぶんと緑色だな、今日の大根おろしは。

続々とお客が入ってきて8分後。

蕎麦が到着する頃には、１階は満席になっていた。

しっかし。

相変わらずイイ盛りだなぁ。

初回訪問っぽい夫婦の奥さんは俺の盛りを見て、引いている。

さて・・

あれ？

蕎麦の画像の頂上に手が・・

きゃー！まさか心霊写真！？（真田の庄の落武者・・？）

って、目の前のお客が脇に手を挟んで、さらにグーってサインしてるのね。（なんの合図なんだろう？）

さて、蕎麦の話題に戻って。

太めで乱切りになったそばはちゃきっと〆られてコシがあり、実に俺好み。

お上品な蕎麦みたいに少しずつ啄ばんでたらキリが無いから、ワサッと手繰って吸い込むのがココでの醍醐味。

つゆは鰹出汁がほどほどで、塩分は少し強いかな？（東京のつゆに比べたらやっぱり甘めだと思うけど）

ネギ、わさび、後半はおろしを加えてずるっずる啜ってはガッシガシ噛む。

旨い。

最後の3口は卓上の一味をパパッと振って食べる。

これまた旨い。

そして満腹。

蕎麦湯もがっつりと飲みまして・・

大満足。

蕎麦の細かい良し悪しなんてわからんけど、刀屋はやっぱりいいね。

また上田に来たらくいませう。

ごっつぁんでした。


【2010年5月】

今日は久しぶりに長野は上田の刀屋。

開店の11時から5分、店に入ると客は7人。

初回の開店ジャストで行った時よりも空いている。（ラッキー）

着席するなり、もりそば普通盛（650円）をお願いする。

まずは蕎麦つゆ、薬味が到着。

蕎麦つゆは器に入れられたものに加えて、追加用の徳利が付く。

4分後、もりそば到着。

相変わらずヤバい盛りだ。

もりそばで考えると、小550円、中600円、普通650円・・大盛850円。

これは欲の皮が張った設定・・観光客向け値段上昇のリズムではなく、普通で十分ですよ。という店からの信号だと思う。

現に一見っぽいお客が来て、せっかくだからと大盛を頼む。

店のおばちゃんはすかさず「普通で十分だと思いますよ」と答える。

女性には小か中を勧める。

やっぱり食べきってもらってこそ飯屋にとっての醍醐味。

まぁ、商売的に考えると、食べきれないけど残せない・・・そんなんで後から後から続く客の妨げになるのも困るという考え方もある。

けど、正しい勧め方だと俺は思う。（適量で提供するのも店の裁量、味の一部である）

さてさて、店のことは良いとして蕎麦を食おう。

蕎麦に限らずそうだが、つけ麺など麺とつゆがセパレートで来る場合は個人的にまず麺だけで。

ふむふむ。

いやぁ、吸っても吸ってもなかなか減らない。

でも飽きない。

つゆがあっさり目だからかな？

薬味はネギ、ワサビ、大根おろし。

ちょこんと乗った大根おろしは後半に使ってやると、爽やかに味が変化して◎。

最後は蕎麦湯まで飲んで満足満足。

駐車場も広めにあるので、車で余所から来る人にも便利な蕎麦屋。

いやぁ、いい蕎麦屋だ。

次回は温かい蕎麦にも挑戦してみよう。

ごちそうさま。


【2010年8月】

正午過ぎのピーク時にわざわざメシを食うこともない。ちょっと早いですがお昼の時間です。(バッカス推奨のオフピークランチ)

普段は未開の地でも下調べなどせずに目に入った店に突っ込むか、飲食店の集まってるざっくりとしたエリアを調べる程度のワタクシですが、せっかくの長野県東信地区の上田市、ここは蕎麦屋に行きたいってことで簡単に調べてみたら気になったのがココ、刀屋。

なんでも、池波正太郎って人(作家？なんか聞いたことあるような…)が通った店らしく、とりあえず有名で地元の人気店兼観光スポットといった感じ。（※後で調べたら鬼平犯科帳書いた人だったんすね・・・恥）

開店待ちで数人のお客と一緒に入店し、頼んだのはもり普通(650円)。

予備知識が無ければ間違いなく大盛(850円)を頼んでしまうところだが、刀屋の普通は普通の蕎麦屋の大盛クラス、初っぱなからお残しをするような不届き者にならぬよう、まずは普通にしたのだ。

現に店のおばちゃんは女性客には普通の下である中、小を薦めていた。

蕎麦が出てくるまでの間、店内をキョロリと見回す。

価格設定はもりの小が550円、中600円、普通650円、大が850円。（ざるは各サイズ50円増し）

大だけが飛んで値段が高く、いったいどんな盛りなんだろう？と興味津々。

天ぷらそばは800円、味噌味の名物・真田そばは900円、くるみそばは1000円と良心的な価格だ。

そんでもって、ビール(700円)や酒(450円)などのアルコール類、鴨煮（750円）とつまみもある。

混み合っている店なので、飲むのであれば昼どきは外したほうが良さそう。

こんな調子で店をチェックしていると、自分のところにももりそばが運ばれてきた。

あ・・あれ？？これってほんとに普通なんすよね？？

えーっと、東京の蕎麦屋で換算すると、どー見ても特盛と言われる盛りにあたるはずなんですが。。。

まぁ、盛りは盛りとして、この蕎麦、手打ちの手切り感たっぷりのぶっとい乱暴な蕎麦で、ワタクシの好物系であります。

汁につけて、ズズッーーーー！っと啜ってやりますとこれが・・・

ウマイっすーー！

これ、完全に好きな味です。

美味い蕎麦でも量が少ないともったいない気がして、すこーしだけ遠慮して吸い込んじゃったりしたりすることもあるんだけれども、この量なら気が済むまでズズーーーーッといける。

薬味はねぎ、ワサビの他に、ちょこんと大根おろしがついてて、コレを汁にぶっこむと、これまた美味い。

出てきたときは量多すぎじゃないかな？と思ったけど、無問題で完食。

そして熱々で提供してくれる蕎麦湯。

多めに出してくれるつけ汁用の小瓶。すべて蕎麦湯割りで飲んでしまいました。

ごちそうさまー！で支払ったのは650円。

なんて安いんだ。

腹いっぱい美味い蕎麦が食えて650円。

店を出るとすでに外には待ちのお客が。（このとき午前11時20分）

そりゃ人気店になるよな。食べ終わって出たばっかりの俺がすでにまた来たいと思ってるわけだから。

店の向かいには10数台キャパの専用駐車場もございます。

上田に来たら記念にどーぞ。ってことで、ごちそうさま。