スープも麺も具材もよく作り込まれた大変美味しい醤油ラーメンでランチ♪ : ぐりとんぼ

（６月訪問の旧店名時のログです。）

佐久市の佐久ＩＣ近くでの仕事の際のランチで利用したお店が、
「らーめん　ふじとんぼ」さん
でした。
こちらは自家製麺を使用した新潟の燕三条系の煮干しラーメンが好評のお店なんだそうです。
お店の場所は『佐久ＩＣ』から『県道９号線　旧中山道』を軽井沢方面に向かって６５０ｍ程行った所にありました。
お店の前の駐車場に車を止めて店内に入店した時間は開店時間直後の１１時０７分。
入店後、入口直ぐの左側に設置してあった券売機での食券購入から始まります。
券売機を見てみるとこちらのラーメンは湯浅醤油、白醤油、燕三条、岩のり燕三条、覇煮干しが有りました。これらのラーメンにオプションの佐渡産の甘海老を使用した自家製甘海老ペーストをスープの中に投入する事で海老好きには堪らん海老風味のスープにも出来るようです。また、本日のサービスとして通常のライスの価格ままで鶏炊き込みご飯に変更する事も出来るようでした。
と言う事で、この中からどれにするか暫し検討した結果、初来店でもあったのでまずは券売機の向かって左上のボタンをポチってみました。それが、
「湯浅醤油らーめん」￥９５０
でした。
燕三条系の煮干しラーメンが好評のお店なので、そちらにするかとも思ったのですが、一般的に券売機の向かって左上のボタンが最もお店の推しのラーメンって言うか基本となるラーメンって事が多いので、今回はそちらにしてみました。でも、他のお客さんの注文を見てみるとやっぱり燕三条系の煮干しラーメンをいただいている人が多かったですね。
って事で、今購入した食券をカウンターの上に置きつつ、キッチン前のカウンター席の一つに着席です。
こちらのお店の席数はそのキッチン前のカウンター席４席、一人テーブル２台、四～六人テーブル５台が有りました。
ちなみにこの時点での先客は開店時間間際と言う事あり、シングル客２名のみでしたが、この後にもランチタイムにはまだ早い時間なのに次々とお客さんは訪れておられました。流石に人気がありますねぇ。
で、ラーメンは着席後７分で着丼です。
では、届いたばかりの丼の中を俯瞰で眺めてみましょう。
具材はレア叉焼１枚、メンマ６本、岩海苔一盛り、刻みネギ一盛りって感じ。
スープは香味油が薄く層を作る、濃いめの醤油色に染まる綺麗な色合いの清湯スープ。
麺は少し太めの中細平打ちストレート麺ですね。
じゃ、まずはスープを一口。
動物系の出汁のベースは豚と鶏かな？魚介系の出汁は煮干しでしょうか？これらの出汁の効き強さは煮干し＞鶏＞豚の順番だったような気がします。ただ、全体の旨味は程好く、風味はフワッと煮干しが感じられる出汁加減でしたね。
香味油の量は多めな方でしたが、風味高くはなかったです。でも、油っぽい香ばしさは感じられました。香味油のコクの感じは出汁がアッサリだったのでこれくらいあった方が良い感じでしたね。
と言う感じの出汁や香味油だったのですが、このスープの中で一番目立っていたのは醤油ダレ。風味や旨味や塩気が特別高いって訳ではなかったのですが、スープ全体の味を纏めつつも不思議な存在感がある醤油ダレでしたね。
次に麺をいただいてみましょう。
グッとした少し硬めのコシを感じる噛み心地です。
加水率は高めな方で、鹹水の効きはそれなり。
麺の表面の滑らかさもそれなりに良くて、更に香味油がそれなりに麺に纏わり付いていたので舌触りと喉越しは良かったです。
麺の味としては仄かな塩気と甘味があり、小麦粉の風味も感じられる麺でした。
最後に具材達の事にも触れておきましょう。
レア叉焼は少し炙ってあるのかな？でも、焦げた香ばしさはそんなに感じられませんでした。これは炙ってあると感じたのは勘違いだったかもしれません。
味付けは適度。
肉身の旨味と脂身の甘味が高い美味しいレア叉焼でしたね。
メンマは柔らかながらもコリコリ感もある噛み心地です。
味付けは薄めで、メンマらしい良い意味での苦味もシッカリと感じられる私好みのメンマでした。
岩海苔の風味は高くはなかったのですが、礒っぽさが高い、海を感じられる岩海苔でしたね。
九条ネギの苦味・辛味は低め。でも、バランス的にこのラーメンにはこれくらいが丁度良い感じだったのではないでしょうか。
そんな感じにラーメン一杯全て完食です。
スープも麺も具材もよく作り込まれた大変美味しい醤油ラーメンでしたね。ランチにも呑んだ後とかにもピッタリきそうなアッサリした美味しさのあるラーメンでした。