老舗のタレを受け継いだ、新生旨やきとり店。　『鳥富』　松本ナワテ通り : 鳥富

ちょっと前の訪問ですが、観光向けのナワテ通りにありつつ、ネットにあまり露出してないので、松本焼鳥純情編に乗せまして・・

レビュー載せます。

ってな感じの半年前。

さっぶ！

って感じの12月の松本。

さっさと酒場に入らないと凍え死んじまうぞ！

ってことで・・

鳥富

今までなぜか休業日ばかりに当たっていて、一回も入ったことがなかった店。

おっと？

満席？？

外でおばちゃんが一人待ち・・？

と、思ったらお会計の客が出てくるのを待ってたのね。

てか・・

まだ18時過ぎなんですけどね。

開店から30分くらいで出てくるんスか？？

まぁいいか・・

てか満員？？

うーん。

あ。

空いてるか。

予想以上に狭い店内である。

一番奥では婆さんがらーめんを啜ってる。

どういうことですか？？

焼鳥も3本ほど食ってるみたいだね。

酒は飲んでない。

そんなのアリなんだね？？

とりあえずね、ドリンクは瓶ビールにします。

最近は瓶ビールをけっこう飲むんですよ。

一軒目でサワーがない場合に、絶対に失敗しないのでね。

腹にたまるので、一軒目限定ですけど。

銘柄はサッポロ黒ラベルとあったけど、キリンもあるとのこと。

俺はラガー派だから、もちろんキリン。

500円は安いッスね？

お上品なグラスにコポコポと。

わんこそばか？ってくらいのテンションで飲みます。

お通しなのか？

大根おろしが出てきますね。

これは・・

たまに見かけるけど、どんなシステムなんでしょ？（たまに鶉の卵落としてあったり）

よくわからんけど、これをアテにビールを飲みます。

焼物はシンプル。

こういう店って間違いない気がするよね。

焼物は180円均一で、1本から頼める。

１．白身（胸肉のとりわさ風味仕立て）

２．つくね（軟骨入り肉団子）

３．砂肝（筋胃という胃袋）

４．ハツ（心臓）

５．小肉（首の肉）

６．相がも（ネギにもも肉を挟んだ串）

７.皮

８．ぶつ（もも肉の串）

９．レバー（肝臓）

１０．なんこつ

１１．手羽先

すんげぇ・・潔い。

他にメニューがねぇのよ？

あ。

ケツに・・・

中華そば600円があるね。

恐らく鶏がらスープのあっさり系だろう。

これだけしかメニュー無いのに、混んでるなんて・・

あれ？

並びの夫婦・・貝食ってない？

さざえかね？？

ああ。

そういや、入口にホワイトボードもあったね。

普通に魚もやってましたね。

横のお婆が食ってるのがそうだし。

ちょうど食後だったみたいでね。

店のことを思ってだろうね。

カウンターから届かないから、隣の俺にスライドさせて下げてくれとお願いしてくるんだが。

それはちょっと筋違いな気がしましたけどね。

店に対して礼儀を尽くすなら、自分が出来る範囲でするべきでしょう。（カウンターのみの狭い店内ながらも、ホール兼の女性がいるわけだから）

「お兄さん、すみませんねぇ・・」としつこいので、さらっと対応すると面倒なことに話しかけてくるので、流しておきました。

んで。

10分ちょい待ちましたね。

出てきましたよ。

白身はわさび付き。

鶏の胸肉・・

軟らかい。

火の通し加減も絶妙。

淡白ながらも味があり・・

旨いねぇ・・。

わさびはけっこうな強烈辛味で、後半は鼻に来ます。

つくねは軟骨入り。

これは・・？

微妙かな？

肉肉しい感じがないのに、粒の小さい軟骨が歯にギシギシ当たる。

新富町某店の鳥ハンバーグみたいだね。

そんで・・

なぜかこのタイミングでキャベツが来ますね。

お通し何品も出てくるの？

しかも、生キャベツはあんまり・・（しかも辛味噌無しだからね）

さて、ビールが空きましたのでね。

次は・・

中々（450円）にしましょう。

麦焼酎は比較的好きなんですよね。

昔好きだったんだけど、飲まなくなって・・

前割り焼酎で再び飲んで、たまに飲むようになった感じか。

大衆酒場にはサワーがいいけど、小奇麗な店はこっちのほうが良いかもね。

んだが・・

残りが少ないみたいでね。

1杯分取れないようで。

なんか300円に割引してくれましたね。

そんなもん、薄めで作ればばれないのに。

正直な店ですわ。

そんでもって、十分濃いからウケました（笑

さてさて、続いて到着はレバー。

む？

むむむ？

見るからに・・

旨そう。

それはもうトロトロでした。

これが200円切りなら十分満足。

あら？

もう1本が来ませんね。

相がも。

確認すると他所に行ってしまっているようですのでね。

折角ですから追加して、タレにチェンジしてもらいましょう。

こちらの店は、2004年に店主の体調不良を原因に閉店した鳥富（創業35年の老舗）から、店名とタレを受け継いで開店したんですよね。

オーナーは元・常連客で、十割そば処CCubeのオーナーっちゅうことで。

店のカードにもそば処と並列で並んでますね。（某グルメサイトにもこの内容で載せておきましたけど）

そんで、待ち時間がちょっとかかるとのことで、サービスで漬物を出してくれましたね。

食ったらササッと出ようと思ったんだけど・・

む。

この漬物旨いな。

よし、もう一杯行こう。

ってことで、干支焼酎（500円）なるものを水割りで。

うむ。

なみなみと入ってきますね。

そんで焼物も到着ですね。

狭いカウンター席に、なぜか焼きあがるごとに皿を出してきます。

都度、カウンターの上に下げていかないと、スペースがないですね。

到着した相がも・・

旨し！

肉はぶりんぶりんで、長ネギは香ばし甘ぁ～です。

そんで、このタレがかなりいい。

これはたしかに、数年やって出来るようなもんじゃないね。

続いて到着は小肉。

鶏の首肉ですから、せせりっていったほうが解りやすいね。

これはもう、適度に弾力がありつつ、旨みもたっぷし。

タレとの相性もグッドです。

レバタレも食べたいなぁ・・

なんて思いつつ、店内も混み合ってきましたのでね。

さらに、炭火なので・・煙も凄いことになってます。

ということでそろそろ退散します。

3杯5本で2400円。

サービスの漬物は除いて、大根おろしとキャベツのお通しだったが、たったの200円か。

焼鳥の単価180円で高めの店に感じてしまうかもしれないが、良心的な価格の店である。

どうもごちそうさま。