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「野菊の如き君なりき」のロケ地
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風景食人
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店名 |
そば処 よこ亭(よこてい)
|
---|---|
ジャンル | そば、郷土料理、天ぷら |
予約・ お問い合わせ |
050-5869-1018 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
お車でお越しの方 牟礼駅から3,895m |
営業時間 |
|
予算 |
~¥999 |
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
席数 |
72席 (畳敷24席 テーブル席48席) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
有 大型駐車場完備 30台 |
空間・設備 | 落ち着いた空間、席が広い、座敷あり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、焼酎にこだわる |
---|---|
料理 | 野菜料理にこだわる、健康・美容メニューあり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 景色がきれい、隠れ家レストラン、一軒家レストラン |
お子様連れ |
子供可 |
ホームページ | |
電話番号 |
026-253-8287 |
初投稿者 |
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この店のあたりは、木下恵介監督の名画「野菊の如き君なりき」のロケ地だったらしい。店の駐車場の端に、そのことを示す立て看板があり、主人公を演じた田中晋二(政夫)と有田紀子(民子)が並んで立っている写真と、木下監督以下の関係者の写真が掲載されている。そして、「美しい信州の自然を背景に身分の違いゆえにむなしく散った少年と年上の少女の清らかな恋の物語」と書かれている。
店は広く開けた小高い場所にあり、田畑が連なるはるか向こうに山並みが少し霞んで見えた。とりたてて美しいというほどではないが、日本の原風景ともいえる穏やかな景色が広がっていた。いい歳をして、少年と少女の恋物語の現場を見たくて、はるばるここまで車を飛ばして来た恥ずかしさを隠しながら、さりげなく店に入った。
昼食の時間には早かったが、かなり広い店内はほぼ満席に近かった。1つだけ空いていた4人テーブルに1人で座らされたが、相席を覚悟する間もなく、見知らぬ客人でテーブルは埋まった。注文した「ざるそば」はすぐ来たが、口に流し込むようにして食べ終わり、そそくさと席を立った。そばの出来具合を味わう余裕も雰囲気もなかったが、良くも悪くも、印象に残るものはなかった。地元自治体の公社が経営している店というから、味もサービスもそのレベルといえば、勘のいい人には分かってもらえるだろう。ところが、支払いを終えて店を出ようとすると、出入り口は席の空くのを待つ客で混雑していた。いやいや、なかなかの人気店のようだった。
再び駐車場に向かいながら、ここで映画のどのシーンが撮影されたのか、それを思い出そうとした。政夫と民子が一緒に畑作業をする場面がいくつかあったが、きっとそのひとつだろう。美しい自然を背景に、共に仕事をすることで互いの想いを確認し合った2人の姿が、眼に浮かぶようだった。
余談だが、ここに来る途中、上信越道の小布施PAで車を止め、近くの小布施町山王島の千曲川ふれあい公園まで足を伸ばした。そこが、政夫と民子の最後の別れになった船着場のシーンが撮影された場所だと聞いていたからだ。早朝の薄暗い雨の中、学校の寮に入るために家を出る政夫と、それを見送る民子が、船着場で無言の別れをする最も感動的なシーンだった。だが、あの詩情溢れる船着場の面影は今はなく、明るい太陽の下で車が激しく行き交うだけだった。