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【とっておき!!】 海鮮堂 (海鮮料理・宮城東松島野蒜)
こちらの口コミはブログからの投稿です。?
記事URL:http://totteoki.no.coocan.jp/blog/2012/10/post-470.html
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みんみん(♂)
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店名 |
掲載保留
海鮮堂
|
---|---|
ジャンル | 海鮮、食堂 |
住所 | |
交通手段 |
JR仙石線(松島海岸から乗り換え)代行バス野蒜駅下車松島側に戻り7分 東名駅から871m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード不可 |
席数 |
30席 |
---|---|
駐車場 |
有 |
空間・設備 | 座敷あり |
料理 | 魚料理にこだわる |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
お子様連れ |
子供可 |
ホームページ | |
オープン日 |
2011年 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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上の写真は、一日三食限定「カニ汁定食」です。
ゆでたワタリガニ1匹に、半身が入ったカニ汁つき。
さて、いくらでしょうか。
正解は、800円。
さすが海の近くとはいえ、この安さには驚きます。
カニの大きさは甲羅の幅が20cm弱。
身もしっかり入っていてお得感はたっぷりです。
ゆで加減はレアっぽく、刺身を食べているかのよう。
最初ちょっと心配ではありましたが、産地ならではの
ゆで加減なのでしょう。味噌汁もまたカニのうま味が
しっかりと溶け込み、いい味を出しています。
その他は充填式の豆腐とたくあんが付くだけで
味噌や米がとりたてていいわけではないようなのです
が、カニがうまければすべてうまい、といった感じで
満足感溢れるメニューとなっています。
この店があるのは宮城県東松島市野蒜(のびる)地区。
東日本大震災による10mを超す津波で数百人の
犠牲者を出し、ほとんどの家屋が流されるという
壊滅的な被害を受けた地区です。
南に突き出た半島状のこの地区に、津波は東の
太平洋から押し寄せます。名所と謳われた松林と
家々をすべて押し流しながら津波は西の松島湾へ。
野蒜はほとんど何もない状態になってしまいました。
一方、野蒜の西にある観光地・松島海岸は、津波の
高さが約1mで、しかもひたひたと水が増えていく
浸水だったために大きな被害はありませんでしたが、
それは津波がこの野蒜を経由し減衰させられたため。
松島海岸の被害が軽微だったことについて、よく
「松島の島々が守ってくれた」と言う人がいますが
実際は野蒜の多大な犠牲の上に守られたことを
思うと複雑な気分になります。
その震災からもう1年半。
野蒜の、いまや一面の原っぱとなった被災地に
ぽつんと建つのが「カニ汁定食」を出す「海鮮堂」。
オープンしたのは震災のちょっと前で、そのころは
野蒜の隣の宮戸島で養殖した牡蠣を焼いて食わせる
牡蠣小屋だったとか。
しかし津波で建物はかろうじて残ったものの
リフォームに1年かかり今年4月にようやく再開。
「海鮮」の名を冠するものの、いまはまだラーメンや
カレーなどの軽食や喫茶が主体で、現在はまだ一日
三食限定の「カニ汁定食」が唯一の海のもの主体の
メニューとのこと。
しかし、この11月からはまた牡蠣を食べられるように
したいとのことですので、機会があったらぜひ皆さんも
行ってみてください。
被災地観光でもいいのです。
被災した地域の人々におカネがちゃんと回っていく
ことが、本当の被災地支援になるのですから。
この文章は「渋谷とっておき!!」からのものです。
メニューや地図など詳しい情報はリンクからどうぞ。
http://www.totteoki.jp/shibuya/