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身も心もまる焦げな、身も蓋もない話
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みどろ沼に舞い降りた鷺のような純白のなると。
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ミニチャーシュー飯
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自力「焦がし味噌(普通)と、ミニチャーシュー丼セット」
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純白の鷺はやがて、みどろ沼に染まる
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チャーシュー飯も、タダ(無料)のふりかけご飯に染まる
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だぉん
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店舗情報（詳細）
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店舗基本情報
| 店名 |
なると家
|
|---|---|
| ジャンル | ラーメン |
| お問い合わせ |
022-383-7610 |
| 予約可否 |
予約不可 |
| 住所 | |
| 交通手段 |
名取駅から徒歩１０分程。国道４号線と名取駅方面に向かう交差点から更に南に向かい 杜せきのした駅から637m |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算 |
～￥999 ～￥999 |
| 予算（口コミ集計） |
～￥999
￥1,000～￥1,999
|
| 支払い方法 |
カード可 （VISA、Master） 電子マネー可 （交通系電子マネー（Suicaなど）、楽天Edy、nanaco、WAON、iD） QRコード決済可 （PayPay） |
席・設備
| 席数 |
20席 （ﾃｰﾌﾞﾙ12席 ｶｳﾝﾀｰ8席） |
|---|---|
| 個室 |
無 |
| 貸切 |
不可 |
| 禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
| 駐車場 |
有 指定場所9台 満車の場合はｽﾀｯﾌが誘導します。 |
| 空間・設備 | 落ち着いた空間、カウンター席あり |
特徴・関連情報
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| お子様連れ |
子供可 テーブル席に装着するタイプのお子様用の椅子１台 ハイチェアタイプの椅子１台あり |
| 公式アカウント | |
| 備考 |
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社用車のAルトは、猛暑でエアコンも効かない。
隣で信号待ちをする涼しげなプリUス横目に、
常温通り越し赤ちゃんの飲む湯冷ましみたいになって
しまった「おいしい水」をぐびりと煽り、
意識高い系女子を装ってみる。
言ったら負けだ、言ったら負けなんだ と思いつつ、
朝から何度「あっっついぃ～！」と呟いたことだろう。
ガキの頃は30℃超える日などひと夏に幾日もなかった。
空調設備も現代とは比べものにならず、一般庶民的
家庭では、せいぜい扇風機か、酒屋か米屋が配達の時
持ってくる店名入りのうちわだけが頼りだった。
扇風機は、「ひと晩体に風を当てたまま寝るとシヌ」
とまで言われた畏怖と敬意が錯綜する神器だったのだ。
アセモだらけのコ汚いガキどもは、学校が終わると
プールの授業で使ったままの濡れた水着やバスタオルが
入った巾着袋を持ち、川までチャリをカッ飛ばす。
プールの塩素臭くてぬるい水とは比べものにならない
冷たい清流に飛び込み、ハヤやオイカワを追いかけ回し、
葛の蔦を引っ張ってきて、結び付けたビーサンや水泳帽
を流す変な遊びに夢中になった。
流れがカーブして木の影になった暗く濁った澱みには
たまに、真っ白い大きな鳥がボ～っと佇んでいることが
あって、ガキどもはそれを鶴と呼んでいたが、今思えば
あれは鶴ではなく、鷺だったと思う。
子供心にもそれはとても美しく神々しく見え、
襲ってくるような鳥でも無かったので、
石を投げつけ追い払うような悪ガキもいなかった。
やがて歯がガチガチして唇がむらさき色になると、
冷えた体は大岩の上で温める。
焼けた石や乾いた苔の、少し生臭いにおい。
ミンミン過剰で、もうジャワジャワとしか聞こえない
蝉の声。
気の利いた誰かのお母さんが時々差し入れてくれる
アイスやスイカや茹でトウモロコシを食べながら、
このまま秋までココで暮らしたい と何度思ったことか。
やや炙りが過ぎ、熱いマフラーに垂れたwako'sのオイル
のようなニオイがする焦げ臭いチャーシューを食べ、
みどろ沼のようなまっ黒いスープを飲み、
眼に沁みる純白のなるとを見ていたら
そんなことを思い出した、仙台の真夏日9日め。