いろんな意味で好みが分かれそうなお店 : スリランカセンター

岩沼バイパスを走っていて、前々から気になっていた「スリランカセンター」なる看板。
興味津々がMAXに達した本日、遂にご訪問する事と致しました。
大分複雑な道のりに不安を覚えながら「センター」を探します。

センター・・・センターはどこだ・・・
ちょっとした農道じゃないか…本当にセンターはあるのか…？
道端を歩いていたおばぁがキョロキョロ運転してる自分を立ち止まって何者かと見ている。
貴女に用は無い、センターに用があるのだ。

ふっと出てきた砂利の敷地入り口に「スリランカセンターＰ」の文字。でもセンターらしきセンターは見当たらない。

Ｐに車を停めて、看板に従って「店」と書かれている方へ歩いてみる…
ボロボロの謎なテニスコートの隣、一軒家に「営業中」の札・・？

あ？ここ？？センター？？

入り口に手指用アルコールが設置してある…中に人影らしきモノも見える。どうやらココで間違いなさそうだ。

ちょっと入りづらい雰囲気を感じながら扉を開ける。
身体がスパイスの芳しい香りに包まれたのが分かった。

なんて良い香りなんだ。これがスリランカの香りなのか。
こんな香りに日々包まれているスリランカ人って体臭なんかもこんな感じ・・・男子も女子も？
こんな香りのする女子って・・

そんな事をもやもや考えながら着席。
間もなくメニュー表をお持ち頂き、いざっ！と確認。
メニューは1カレーと1セットとドリンクメニューのみ。
あ、まぁ。そーですよね。店の雰囲気とメニューの感じに特に驚きは無く、「スリランカカリーセット \1320」をオーダー。

BGMはエイトビートのスリランカミュージック(？)がひたすら鳴り続けています。
スリランカのカラオケはこんな感じの歌を歌うんだろーなー、と、またどうでも良い事をもやもや考えている内にセットサラダの到着。
生ピーマン入りのサラダはフレンチドレッシング仕立て。結構好き♪
食べている間にサフランライス、カレーが並んでいきます。

ここでふとした事に気付きました。
飲食店によくある「お待たせしましたぁ」とか「どうぞごゆっくり」なんて言葉は無く、スッ、スッ、と提供がされていく。
お冷やも気付くと足されている。
言葉は発しないのに成されていく。下手な店よりお客をしっかり見ていて、気が利く店なのか？
はたまたこれもスリランカ風のもてなしなのか？
見方や感じ方によっては「感じ悪い」と捉えられるかもしれないけど、変にマニュアル通りの接客をタラタラとされるよりも、煩わしさや気苦しさが無い。
お邪魔せずに済ましてくれる感じに最早慣れてしまっていた。

サフランライスへカレーを少量乗せ、食べてみます。
おぉぅっ？これは…これは難しい。表現が難しいカレー。初めて味わうカレー。
甘味、塩味、コク云々という表現が出来ない・・・油脂分も穏やかな上に辛味は一段と強い。
今は亡き、秋葉原ジャイヒンドで油脂たっぷり＆スパイスのパンチ＆激辛なチキンバターマサラに初めて出会った以来のカレーサプライズ。

可能な限り分析してみる。
あえて感じる酸味はトマト、ヨーグルト？、そいで玉ねぎ、にんにく、生姜、しっかり炒めてある唐辛子・・・
はい、もう分かんない。
ホロホロに煮込まれたポークの旨味も混じってるんでしょうが、それ以上にスパイスの仕事がガッチリ。

カレー好きの方であっても好き嫌い分かれるカレーである事は間違い無さそうです。
私は。好きですコレ！辛味はどこか爽やかで味も良く意味分かんないけど美味ぇよコレ！って感じです。

じわっと汗も滲んできたくらいでカレー完食☆
次いでまたもやスッ、と出て来たバニラアイス。
あぁ、ちょうど今欲しかったくらいの甘さ、冷たさ、固さ♪
アイスを食べ終わるくらいにスッ、と出てくる紅茶。
ちょっとマジで・・ベストなタイミングで次々と・・・
ずっと見て頂いてたんですか？ってくらいの間。変なことしてなくて良かった^^;

この最後の締めの紅茶に感動。
最近は安っぽくて香りも味もそっけない紅茶ばかり飲んでいたので、色も濃くて香り強め、これ以上出したら渋みが強くなるよ〜っていう一歩前くらいで淹れられたこの紅茶は久々のHIT！

最後に、飾られていたスリランカシェフ？のお写真にご馳走様を告げましたが、そいえばスタッフはおば様二人でスリランカ人はおらんかったな。。

またふと、不思議なカレーと美味しい紅茶を求めて、来たくなる予感が既にしています。