さらに美味しくなっていた朝食 : THE HIRAMATSU HOTELS&RESORTS 賢島

　朝食は一番早い7：30からをチェックイン時に選ばせていただきました。本当に美味しく高品質なお料理とワインは翌朝に全く響かないもので、お腹13分目になった前夜のディナーは今回もスカッと消化されて空腹に。その日の朝食は、

　牛乳（orオレンジジュース）、スープ：伊勢えびのビスク（orカボチャのポタージュ）、サラダ盛り合わせ、卵料理：お相手はエッグベネディクト、私はオムレツ（or半熟のゆで卵）、パン、フルーツ入りプレーンヨーグルト。食後のドリンク（3種類からの選択）など。

　朝食も三重県産の食材がいっぱいです。そして全てが美味しい。朝からモリモリいただけます。

　特に、サラダは生野菜だけでなくトマトのバルサミコマリネ、粒マスタードのポテサラ、アボカド・ブロッコリー・鶏のサラダ、タコとキュウリの海藻サラダなどに加え、自家製生ハムが添えられています。この生ハムは脂身がちょうどいい加減で絶品。サラダを構成するひとつひとつが美味しい上に、少し混ぜていただいても味変でまた美味し。いくらでも食べられそうでした。

　そして卵料理。オムレツは希望を聞いてくださったとおりの完璧な焼き加減。驚いたことに美味しい黒トリュフのソースがかかっていてフレンチ感満開。添えられていた自家製ベーコンも本当に美味。カリカリではなくこのベーコンに一番適していると思われるふんわりとした焼き加減。全く脂っこくないですが上質な脂の美味しさも堪能できました。

　また、ヒラマツ仙石原スタッフの方からの情報とのことでサプライズにハーブティは大好きなものを提供くださいました。さすがヒラマツさん、素敵な連携をしてくださって大感激。

　食事処は前夜とは違う個室。１年半前もお世話くださった素晴らしい女性スタッフの方が「覚えてらっしゃいますか？」と静かに扉を開けてご案内くださったのは１年半前にディナーをいただいたお部屋。夜とは景色も違いますし懐かしくて嬉しくなりました。

　さて、今回の１泊２日の滞在。ウエルカムドリンクの濃厚フルーツジュースをいただいてから客室での美味しいハーブティと小菓子。冷蔵庫には三重県産も含めた様々なドリンクが相変わらずびっしり（アルコール以外は無料）。
　今回泊めていただいた客室は本館ツイン。前回の別棟にはあったお部屋温泉はな無くてこぢんまりしている分、1万円強お安い。それでも私にとっては非常にお高いのですが、お値段以上の１泊２日を過ごさせてくださいました。
　前回よりも更に進化した美食、スタッフの方々の素晴らしいサービス。またいつかお邪魔させていただきたいです。

　昨年6月のこちらが忘れられず奮発してお邪魔しました。せっかくなので時季をガラッと変えて12月に。今回も素晴らしいお料理と一時を過ごさせていただきました。その日のディナーは、

・アミューズ：自家製カラスミ、クリームチーズ

　黄金のようにキラキラ輝くカラスミはしなやか
　で塩味も適切。塊でいただくのに最高の状態。
　カラスミが優しい分、クリームチーズは胡椒で
　キリッと。2つのバランスがよく、期待値の
　あがるスタートでした

・冷前菜：黒鮑と野菜のマリネ

　焼き茄子のピューレの上に黒鮑のマリネや
　三杯酢のトマト。最初は酸味が強く感じました
　が、ピューレも合わせていただくとちょうど
　いい酸味と甘み。後味が非常に良かったです

・温前菜：ロワイヤル

　銀杏、クルトンに見立てたフォアグラ、
　やがら、イカが適確な調理法で美味しく、
　優しいロワイヤルの上に鎮座していました

・魚料理１：貝や茸をヴァンジョーヌソースで

　アサリの泡の下にはミル貝、サザエ、牡蠣、
　そして今回もいただけましたバタ貝。貝
　それぞれの食感や甘みの違いが楽しめる逸品。
　こちらのヴァンジョーヌソース、美味しいです

・魚料理２：天然鰆（トロサワラ）の炙り？

　ソースがなければ高級割烹のような完璧和食。
　ソースも豆乳とお豆腐、木の芽という食材
　ながらお味はしっかりフレンチ。
　添えられた蕪も美味でした

・コンソメスープ：松阪牛で濃い（笑）。でも上品でした

・肉料理：松阪牛と野菜のグリエ

　感嘆ものの火入れのロース肉、ジュワッと
　脂も美味しいミンチとセップ茸のコンフィは
　ライスペーパー？で包まれ、滋味深い
　大黒シメジ・金時人参・なばななど地場野菜
　が添えられていました。白トリュフまで
　掛けてくださった幸せ溢れる一皿

・スペシャル料理：伊勢海老の炭火焼き　ブールブランソース

　松阪牛の後は伊勢海老。この伊勢海老の
　火入れも抜群で柔らかく、甘さを最大限に
　引き出されていました。
　濃厚な（アメリケーヌ？）ソースの手打ち
　タヤリンも、それに添えられた美しいセロリ
　も絶品でした

・まさかの食事：もずくごはん

　大葉・みょうが・しらすの混ぜご飯に
　イクラともずくが乗った最高の〆。
　お味だけでなく食感も、過去最高に美味しい
　混ぜご飯。食べられそうな量を聞いて
　くださって、満腹でしたが私は普通、
　お相手は少なめと言ったことをふたりとも
　後悔。美味しすぎたのでいくらでも入りそう
　でした（笑）

・口直し：シャーベット

・デセール：栗のケーキ

　焼き立てのケーキをカットすると、
　フォンダンショコラのように中からソースが
　溢れました。ほんのり優しい甘さとコクで
　静かにコースを締めくくる秀逸デセールでした

・食後：小菓子３種、お相手はカフェオレ、私はハーブティ

　素敵なコースの余韻を際立たせる丁寧に
　作られた小菓子。やっぱりこちらに来て
　良かった、と感無量でした

　上記にパン2種類付き。私は1つだけいただいてお腹13分目になりました。

　前回も最高に美味しいと思いましたが、一品一品が思いやりに溢れているような優しい美味しさながら一皿ずつ確実に盛り上がっていくようなコースの流れになっていたことに感激。1.5年の歳月は大きいのでしょうか、更に素晴らしくなっていました。

　いただいたペアリングワインは前回と同じ6種類（＠12,000円）。5種類（＠10,000円）、4種類（＠8,500円）もあります。
　前回と違う方がサーブしてくださいましたが、今回も好みを気にして下ったり、量を調節くださったりして楽しませてくださいました。相変わらず普通ならグラス売りしていただけない、ボトルとしても滅多にお目にかかれない銘品があり、やはり1杯あたり2,000円というのは驚愕の高コスパでした。

　今回のディナーの個室は前回とは違うお部屋。景色も絵画も違ってまた新鮮。でも不思議なことにお化粧室は前回も今回も階段を上ってすぐ。建物の設計者の方もすごい・・・。

　部屋着で最高のディナーがいただけるこちら、また貯金をしてお邪魔したいです。

　前夜とは違う個室の食事処（よって、前夜とは違うアート作品を堪能）で、
静かな英虞湾を観ながら2名でいただきました。

　内容は、オレンジジュース（ｏｒ牛乳）、スープ（カボチャｏｒ伊勢えびのビスク）、
サラダ盛り合わせ、エッグベネディクト、パン、プレーンヨーグルト、
フルーツ（南張メロン、キウイ、パイン、オレンジ）、
食後のドリンク（3種類からの選択で、珈琲とハーブティを選択）。

　前夜とはうってかわってシンプル、そして健康的です。
　パンは小ぶりながら6種類ほどあり、トースト以外で食べきれないものは
持ち帰りさせてくださいました。神戸の北野ホテル以来のご配慮に感激。

　今回の1泊2食付の滞在。ウエルカムドリンクの濃厚フルーツジュースは
美味でしたし、お部屋の冷蔵庫には様々なドリンクが2本ずつびっしり
・・・無料のドリンク（アルコール以外）には伊勢茶やフルーツジュース
等々たくさんあって、気兼ねなく美味しくいただけました。

　また、貸切風呂も到着日と翌朝1回ずつ予約制で入らせてくださったので、
他のホテルで発生するような追加料金はありませんでした。

　そして特筆したいのは、有名な画家・アーティストの素敵な作品が食事処、
廊下、ロビー、そして客室にまで贅沢に飾られていたことです。
アートを喧伝している有名な高額ホテルがたまにありますが、こちらでは
全くアピールされてなかったので嬉しいサプライズでした。
　私が泊まった別棟は人気現代アーティスト作品、本棟は日本画の巨匠作品で、
お部屋によって作品がすべて違うそうです。

　私にとっては非常にお高いですが、その何十倍ものお値打ちを味わえる
素晴らしい美食のリゾートホテル。素晴らしすぎたので年1回と決めて
いながら、HIRAMATSU仙石原さん（また違うアーティストの作品が
あるそうです！）を夏に予約してしまいました。
　でもこちら、賢島さんにも、またいつかお邪魔して違う客室の作品と
美味しいお料理と素晴らしいワインを堪能させていただきたいです。

　年に1回は私にとって非常に贅沢なホテルに泊まりたく、今年は
憧れでしたHIRAMATSU賢島さんに宿泊させていただくことに。
　1泊2食付で本棟か別棟によってお値段が違うだけの分かりやすい価格設定で、
素晴らしいお料理と空間を体験させていただけました。

　さすがひらまつさんだけあって、提供される食事・ドリンクすべてが美味しい。
三重県の食材をふんだんに使われているというその日の夕食は、

　・フィンガーフード：伊勢えびのアメリケーヌソースのミニパイ

　・アミューズ：天豆

　　　茹で・焼き・ニョッキと、1粒ずつ丁寧にお料理された素敵なスタート。
　　　ニョッキ用にブルーチーズソースも添えられていました

　・冷前菜：海の幸のロワイヤル

　　　ウニ、ホラ貝、バタ貝などなど。優しい茶碗蒸し

　・温前菜：白ミル貝

　　　蕪やマッシュルーム、ほうれん草などお野菜もたっぷり。
　　　ヴァンジョーヌソースと合わせてくださったグラスワインの
　　　マリアージュが最高でした

　・魚料理１：金目鯛とホワイトアスパラ、フォアグラのポワレ

　　　軽く燻製にされた鯛にフォアグラなんて・・・最高でした

　・魚料理２：アワビ３種、ブール・ノワゼット

　　　アワビをひとり1つ！3種の調理法で。フレンチのアワビを楽しめました

　・肉料理：松坂牛　べアルネーズ

　　　うっとりするほど完璧な火入れ。松坂牛でも優しく、あっさり
　　　仕上げられた素晴らしい締めくくりでした

　・デセール：グリオット　ピスタチオ

　　　チョコドームにクレープ、大好物のピスタチオソース

　・食後：数種類から、お相手はカフェラテ、私はマサラチャイを選択

　　　カクテルグラスにたっぷりのデセールに加えて3種類の小菓子、チョコ2種も

　上記に生地が美味しく程よい堅さで食べやすいパンが2種類。
フランスから空輸したものをお店で焼かれているとのことでした。

　ドリンクはペアリングワインの6種類（＠12,000円）。5種類（＠10,000円）、
4種類（＠8,000円）もあります。お料理に合わせた素敵なカップリングである上に、
少しの会話で好みのワインに変えて下ったり、量やアルコール度数を調節
くださったりと、驚きの対応力。しかもほとんどが10年以上前の、グラスでは
滅多にお目にかかれない銘品ばかり、しかも1杯あたり2,000円！非常に高コスパです。

　後でワインリストを拝見しますと白・赤とも8,000円弱～置かれていて、
他店でいただいたことのあるボトルよりも良いヴィンテージのボトルが数千円は
お安い値付け。それもそのはず、ひらまつさんでは昔から購入されたワインを
大切に保管され、飲み頃を見極められて蔵出しされるとのこと。
その際にお値段をふっかけないという部分でも他店と差がつくのだと思います。

　部屋食はありませんが、食事処は朝も夜も個室で、気配はあるものの
他の宿泊客の方々にはお会いしませんでした。

　非常に幸せな半日を過ごせたホテルでした。