このホテルもCOVID19の影響でブッフェは中止。 : NADA LAMA

7月16日、17日とペナン事務所に出張。会議の為である。宿泊したのは事務所と同じビルのエクアトリアルホテル。
前日に久し振りにビールを沢山煽り、夜中に腹痛で何度もトイレに駆け込むことになったが、無論、自業自得。偏頭痛もするのでこりゃあ、明日はきついなと思いながら、何度も寝直して、朝にあると頭痛は綺麗さっぱり霧消していた。
朝食は抜いても構わないと思ったが、仕事に終えてクアラルンプールに再び国内便で帰ると夜10時前になるので、食べておいた方が良かろうとの元に、いつものレストランに。

このホテル、オフィス街にあるのではなく小高い丘の上に建てたリゾートホテルなので、その前週に利用したジョホールバルのそれよりも人が閑散としていた。平時はいつでも大挙する中国人を始めとして、色んな国からの観光客で賑わうのだが、今は流石に無理だろう。こうした折はホテルも安いので、クアランプールでも休日にそれなりのホテルの部屋を抑え、部屋でのんびり過ごすのも良いかも知れぬと思うが、どうあれ、ベッドとソファとバスルーム以外の他を求める訳にもいかず、諸般の事情で150㎡程の部屋に一人で住んでいるので、ホテルとなると精々35㎡程だから、然程、開放的な感じもなく、ベッドの上で読書をする程度しか出来ぬので、実現していない。

レストランに行くと、利用客は自分を含めてたったの7人。驚きである。当然に不特定多数の客の利用を当て込んだブッフェはここもやっておらず、アラカルトメニューの中から選ぶ様になっていた。エクアトリアルブレックファーストを頼んだが、ドリンクから順番に一つ一つ各内容を選べるのはありがたい。卵の料理方法はどうするかという様なことである。
斯くして写真の様な内容になったが、なかなか良かった。デニッシュを食べるのも久し振り。偶には甘いパンも良い。些か量が多かったが、前夜に部屋で体重計に乗ると、70kgを割り込んでいて、最高で77kg迄あったことを振り返るとかなりスキニーになった。でも、感じとしては今が丁度良い感じである。
出されたものは、余程のことが無ければ全部食す。綺麗に食べ終えた。ふむ、色々、迷うブッフェも楽しいが、こういう内容であれば、それも亦楽し。

出張で宿泊の際（国内のビジネスホテルの其れは除くが）でのホテルのブッフェスタイルの食事は、当然に、その後の仕事の内容によって大きく影響を受ける。その後に厄介ごとを抱えていれば、あまり悠長に何を取るか選んで楽しむ気にもならないし、反転、既に出張の目的を凡そ果たして、もうこれで安心という様な、例えば、最後の朝であれば、ゆったりと３０分程時間を掛けて、状況にもよるが外の景色が良い様な処であれば、のんびりとその空気に身体を絆す様に構えるのだが、そうした時間は好きである。

このレストランは、エクアトリアルホテル（ペナン）内の其れだが、事務所もこのホテルの地階（高台にあるのでそういう構造である）にあるので、便利なので利用するが、もう何度と利用しているので些か慣れて、気持ちの昂揚が無い。
実に贅沢な話で、それなりのリゾートホテルで日本からペナンに遊びに来た際に宿泊先として利用しても充分とも言える。

今、マレーシアはLOCKDOWNが三度延長され、５月１２日迄である。３月１８日～なので二か月近くとなると些か辟易もする。ラマダンが明けるのが５月２４日検討なので、恐らく再度安全の為に其処迄延びるのではないかとも思うが、いやはや。
日本が自粛をベースで、パチンコ店がどうだとかうだうだ右往左往しているのと違い、マレーシアは徹底しているので、鬱陶しいが迷いはなくて清々する。

そうした中で、このホテルのこの一番最近の利用も既に２か月程前になるのだが、そうなると、手前勝手なもので、鎮静化して穏やかになれば、無理矢理日帰りにせず、一泊して朝ゆったりと朝食を此処で取り、寛いだ上で、クアラルンプール迄国内機でゆったりと帰ろうとも思う。料理はまあ普通だが種類も多いし、ここでゆっくりと食事を取ること自体は、なかなか良い。

現在、クアランプール、ペナン、ジョホールバルと３拠点の仕事をしている（ベースはクアランプール）ので、結構、頻繁に残りの二つの事務所に出張する。ジョホールバルは未だ1度しかないが、ペナンは10日に一度程。
共にクアランプールの小さな地方空港であるセバン空港よりプロペラ機（76人定員だったか）で1時間少しのフライトなのだが、飛行機は出来れば乗りたくないし、又、この機体の席が小さくて閉口するのだが致し方が無い。搭乗手続きは極めて簡単で事前にパソコンでチェックインをしておけば、30分前に空港に着けば余裕で乗れるのだが、それでもいつも飛行機を降りる迄の全ての時間に於いて窮屈な感じがして血圧が上がるのが自分でも判る程である。

このホテルはペナンの事務所が地階に入る同じビル内のホテルである。大概は日帰りだがこれ迄に赴任後二度宿泊した。仕事での利用なので然程豪華なものを求める必要も無いし、スーペリアルームで何ら過不足無いのだが、早朝に事務所に入る際、このホテルに駐車をする為ファサードを見ながらメインエントランスへ向かうと、南国リゾート地のホテルの雰囲気がプンプンで、仕事の気勢が削がれる様である。

朝食は地下1階、こちらではLG1と表記するのだが、ブッフェそのものは極普通。勿論、数度訪れて漸くその全てを味わうことが出来る程の種類はある。コンチネンタル、中華、東南アジア料理がむら無く配置されているが、でも決して豪華な雰囲気の中で優雅にブレックファーストを楽しむという感じは無い。ホテルそのものが古いからかも知れぬ。味も特段何がどうと言うこともない。

でもまあ、日本円で1万円程で結構大きなクイーンサイズ程のダブルベッドで部屋も狭くないのだから、日本の囚人部屋の様なビジネスホテルと比較すれば、実に過ごしやすい。朝はフロアを降りるだけで事務所に行けるというのも利点。