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店名 |
掲載保留
第一旭 大久保店
|
---|---|
ジャンル | ラーメン、餃子 |
住所 | |
交通手段 |
近鉄京都線の大久保駅東口から徒歩3分位 大久保駅から187m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
~¥999
|
支払い方法 |
カード不可 |
席数 |
12席 (カウンターのみ) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席喫煙可
2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法)が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
駐車場 |
無 大久保駅前にコインパーキング有 |
空間・設備 | カウンター席あり |
ドリンク | 日本酒あり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
備考 |
ティッシュ有り |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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第一旭たかばし本店は京都を代表する人気ラーメン店として知られるが、私にとって第一旭といえば宇治市大久保のこの店が真っ先に浮かぶ。いつ頃からやっているのか知らないが、京都市内から引っ越してきた43年前には、すでにここで店を構えていた。地元の高校生が下校時に立ち寄るような店で、メニューに学割ラーメンというのがあった。部活を終えて腹を空かせた生徒たちが、この店一番のお得意様だったのだろう。
「学割ラーメンって、生徒手帳を見せるんか?」
「そんなもん、いらんいらん。顔パスや!」
悪友たちと、そんな会話を交わした覚えがある。確かに、どこから見てもガキでしかなかっただろう。
そのラーメンを一度だけ食べに出掛けた。昭和50年の初冬、中学3年生だった。当初は、この街に餃子の王将が新規オープンするので、放課後に行ってみようと仲間の誰かが言いだしたのだ。開店記念でラーメンの格安セールをやっているらしい。勇んで店に出向くと、物珍しさもあって中高生や主婦たちが長蛇の列をなしていた。さすがにそれを見たら気持ちが萎えた。先生にでも見つかったら、何を言われるか分かったもんじゃない。
「あかんなあ、止めとこか」
誰かがそう言って、皆すぐに同意した。だが、気分はラーメンでいっぱいになっている。
「あっち、行こか」
王将の二軒ほど先に第一旭がある。顔パスの学割ラーメンのことも思い出した。
「なんで、わざわざここでラーメン食うねん」
そんなことを言いながらも、ぞろぞろと店に入る。夕方、早い時間だったので、こちらはがらがらだった。王将開店のあおりを食っていたのかもしれない。注文はもちろん学割ラーメンだ。どんな味だったかは覚えていないが、スープが脂っぽく塩辛いのが印象的だった。
その後、第一旭たかばし本店は、連日長い行列のできる人気店になった。だが、こちらはあいかわらず、うらぶれた場末のラーメン店のままだ。この雰囲気が気になって40年振りに訪ねてみた。午後1時を少し回った頃、先客はふた組。続いてもう一人の客が訪れる。見掛けによらず客の入りは良い。固定客をしっかり掴んでいるのか、長く続けているだけのことはある。壁一面に貼ってあるメニューから、この店の基本の「スペシャル」を注文した。学割ラーメンを探してみたが、現在のシステムでは通常メニューから100円引きになるようだ。対象は小学生から大学生までで、スペシャル650円(税込)なら550円になる。これは嬉しいサービスだ。もっとも、かつてのお得意様だった近所の府立高校は、何年か前に廃校になってしまったのだが。
スペシャルが提供されると豚がふっと匂うが、しばらくすると気にならなくなった。山盛りの九条ねぎや薄切チャーシューのルックスは本店と同じ。背脂が浮いているのも昔と変わらない。スープをひと口すくうと、背脂の甘さとやや塩気の強い醤油味。どこか懐かしさを感じる。麺は中細のストレートで加水率の低いタイプ。初めは少し固めだったが、どんどんスープを吸っていく。チャーシューは肉の食感がしっかり残るもので、薄切でも噛み応えがある。昔ながらの中華そばなのだが、ただ、シンプルなだけではない。この店の個性をしっかり備え、他にはない味を出している。このあたりが、この店が長年続いている理由なのだろう。かつては感じなかったこの店の味わいが、少しわかったような気がした。