平野屋
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ちょっとだけ長谷川平蔵になれるかも
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築400年越えの茅葺き家屋
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桜湯
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鮎茶漬け
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鮎の山椒煮とご飯
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鮎もご飯も抜群！
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筍木の芽和え
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ゼンマイと土筆
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漬け物
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桜餅
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店舗基本情報
| 店名 |
平野屋（ひらのや）
|
|---|---|
| ジャンル | 日本料理、甘味処 |
|
予約・ お問い合わせ |
075-861-0359 |
| 予約可否 |
予約可 |
| 住所 | |
| 交通手段 |
ＪＲ嵯峨野線 嵯峨嵐山駅、京福嵐山 線嵐山駅、又は阪急嵐山線嵐山駅下車。京都バス嵐山バス停、 又は京福嵐山駅前バス停からバスで約10分、鳥居本（とりもと） バス停で下車。徒歩5分 トロッコ嵐山駅から1,484m |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算（口コミ集計） |
￥20,000～￥29,999
￥10,000～￥14,999
|
| 支払い方法 |
カード可 （VISA、AMEX） 電子マネー不可 |
席・設備
| 個室 |
有 （2人可、4人可、6人可、8人可、10～20人可） 8室（2人部屋～20人部屋) |
|---|---|
| 貸切 |
可 |
| 禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
| 駐車場 |
有 ５台 |
| 空間・設備 | 落ち着いた空間、座敷あり、オープンテラスあり |
メニュー
| ドリンク | 日本酒あり |
|---|
特徴・関連情報
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| ロケーション | 一軒家レストラン |
| サービス | テイクアウト |
| お子様連れ |
子供可 |
| ホームページ | |
| オープン日 |
1716年 |
| 備考 | |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
|
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平野屋は池波正太郎氏お気に入りの店で、随筆にもここの鮎を絶賛した一文が見える(「散歩のとき何か食べたくなって」所収『京にある江戸』)。また小説の鬼平犯科帳「兇剣」には、骨休めに京都に来ている長谷川平蔵が木村忠吾を伴って愛宕へ参るエピソードがあり、参詣を終え山を下りた二人は[平野や]で昼をとると記されている。佳肴に舌鼓を打ちしたたか昼酒をのんだあとおかしらとうさ忠は春の嵯峨野で昼寝をするが、ここで凶盗から逃れてきた娘を拾うのであった。
ということで家族旅行の2日目のメインは、前々から行きたかった『平野屋』である。
いい天気なので嵯峨嵐山駅からゆっくり歩いて行く。3～40分ほど。
二股の分かれ道に立つ鳥居の向こうに築400年越えの平野屋が佇むのが見えた。
お昼の12時ちょうどに着く。凄い存在感だ。
予約を入れていることを告げると左奥の座敷に通された。
今回は『平野屋』を体験してみるということで、鮎茶漬け（2500円）を頼んだ。
炭のいい香りが座敷に漂ってくる。開け放たれた縁側から鶯の鳴き声が聞こえる。
これが『平野屋』なのだと全身でそれを感じとる。
しばらくして鮎茶漬けが運ばれてきた。
途中までご飯とおかずとして食べてからお茶漬けにしてくださいと説明される。
ご飯の上に載せられた鮎の山椒煮から口にする。鮎を箸で割るとほろほろに崩れる。
一口食べる。なんと柔らかな炊き加減。鮎の風味が濃厚だ。これは美味い。
鮎や岩魚、あまごの山椒煮や甘露煮を食べたことがあるが、今まで食べた中で1番美味いと感じた。
そして特筆するのがご飯だ。絶品の炊き加減と言うか私の好みにぴったり。ご飯が美味い。
お茶漬けだったのでお酒を頼まなかったので、ゆっくり味わうがすぐに半分まで食べ進む。
添えられた出汁をかけて残りをお茶漬けにする。優しい味の出汁に山椒煮の鮎のエキスが滲みだして一層の旨味が増す。美味しいお茶漬けを一気に食べてしまう。
筍の木の芽和えやぜんまいと土筆の小鉢も素朴でいいお味。
酒を頼まなかったことを後悔する。あとの志んこ餅と抹茶をゆっくりと楽しむ。自然のお味。
良かった良かった。満足の『平野屋』。
食べ終わって、妻と息子は即座にリピありと言う。
鮎が特に美味かったので、次は鮎のコース料理で昼酒といきたい。
ゆるりと歩く嵯峨嵐山までの帰り道、酒は飲まなかったが、少しだけ長谷川平蔵の気分に浸れたような気がする。