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店名 |
閉店
グラディナータ・ノルド
|
---|---|
ジャンル | イタリアン、パスタ、ピザ |
住所 | |
交通手段 |
中ノ橋五条(バス) 西院駅(阪急)から881m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
¥4,000~¥4,999
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード不可 |
席数 |
18席 |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
可 (20人以下可) |
禁煙・喫煙 |
全席喫煙可 2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法)が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、スポーツ観戦可 |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり、カクテルあり、ワインにこだわる |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 隠れ家レストラン、一軒家レストラン |
サービス | お祝い・サプライズ可、ドリンク持込可、テイクアウト |
お子様連れ |
子供可 |
ホームページ | |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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巨大な商業施設は小売を圧迫しているのだろうか。同じ品揃えだとある意味厳しいところはあるのだろうが、料理店は少し違うだろう。
このイタリアンはイオンモール・ハナに隣接する立地であり、幾つものの食事のできる店がそこには入っている。しかし、作り手が確実に違うのだから、当然同じものが出さることはなく、その違いを皿の中で見せ付けなければならないだろう。
1800円のランチを頂く。長細い店には、主婦の方々、カップル、勤め人となかなかにテーブルは埋まっている。
まずは、本日のサラダオードブル。
ペッパーポークハムのシューはさみとサラダ。
少し食べ方に困惑するほど、シュー生地にはハム、玉葱、キュウリ、レタス、チーズが挟まりかさ高い。せっかくなので大口で放り込む。味わいは悪くない。ポークハムと胡椒が味の中心をなし、チーズが塩分を補う。ただ、野菜から出た水分なのか、サラダの上に置かれていたからなのか、シュー生地がしなっている。これでは、特徴が失われてしまう。
それに、全体に広がるサラダの味付けも不明だ。塩も半端であり、ビネガーの酸味もない。 創意がうまく具現化されていないような気がした。
プリモはコーンと小海老の冷製クリームソースのパスタ。
実は、冷房が効き過ぎていて、この冷製には少しとまどった。
甘味を含んだコーンのクリームスープをベースとした味わいは、決して悪くはない。ほんのりした甘味のなかでの微妙な塩加減が求められ、なかなか難しいところだろうが、そこは上手く整えられている。ただ、しっかりと冷やされた状態では、人肌になるまでコーンの香りや味わいは実感出来ず、後手に回る感が否めない。小海老も食感としてあるだけで、ソースへの貢献もないのも少し淋しい気がした。
セコンドは鱸のアーモンドと香草焼。
肉厚な鱸はなかなかその味がしっかりとしている。おそらく、今朝の新鮮なところなのだろう。
さて、その香草焼なのだが、身の上にふんわりと載っているもので、シェフに尋ねると、無塩バターをアーモンド、香草とミキシングしてオーブンで焼いているとのこと。なかなか食感は面白いと思う。ただ、その味わいは香草もアーモンドも力不足。存在は確認出来るものの、テーマとして主張するほどではない。香草の他には青菜も入っているようで、尚更浅薄となっていた。
ドルチェは紫芋のシャーベット、豆乳のプリン、ティラミス、ガトーショコラの盛り合わせ。
ティラミスとガトーショコラがしっかりとしているだけに、豆乳プリンは何だか淡泊すぎるし、紫芋に至っては甘味が薄く、ドルチェとしては疑問が残った。食材としてはどちらも面白いのだが、美味しさとしては完成までのもう一歩が必要な気がした。
全体としては、用いる食材やそのと取り合せなど、その創意と工夫は面白いと思う。ただ、本当に美味しいものになっているかと言うと、多少の疑問は残る。塩加減や温度、食材の特徴という、基本的なところへの心遣いがもう少し欲しい気がする。
しかしながら、萎縮することなく、果敢に工夫する姿勢は保ち続けてもらいたいと思う。それが、大型ショッピング内のレストランとの根本的な違いであるはずなのだから。