夜は紹介が必要な祇園北側のおでん♪ : おいと

2021年12月19日11:59の訪問。ちょうど6年11か月ぶり3回目。

京都でおでんと言えば、真っ先に名前の上がるお店の1つ。南座に近く、祇園北側の切通し沿い。夜は一見さんお断りだが、昼は万人に門戸を開く。歌舞伎役者や祇園の芸舞妓様がご贔屓されるお店だとか。一見にもやさしく、敷居は高くない。

基本は付きだし+好きなおでん5品+食事で3,850円。おでんと考えるとなかなかのお値段。ただ、この季節に頂くおでんは格別。雰囲気は抜群だし、全てのお客さんに丁寧で居心地良好。京都の観光地価格のお店で食事をされるくらいならば、お値打ち感あり。

12時～13時の1回転。カウンター9席のみで、かつ予約はできないので、遠方からだと訪問しにくいが、冬場なら、一度は覗いてみることをお勧めしたい。

■頂いた品・味
1.付きだし
・白和え
・モロコの南蛮漬
・栗きんとん

2.おでん5品
おでんは、1回2品の注文が基本
提供の都度、お皿を変えてくれる
おでんは追加可能(今回は追加せず)
豆腐、湯葉が売切れだったのはチト残念

（1回目の注文）牛すじ、海老芋
黒っぽくなるまで、ひたすらに煮込まれた牛すじ。味濃い目。大根と合わせた方がより楽しめたかも。海老芋は味が染みているが煮崩れしておらず、絶妙の味わいと食感！

（2回目の注文）大根、キクラゲ天
大根はしゅんでいて非常に美味。キクラゲ天は塩気控え目でサラっとした口当たり。タネ自体が上品で美味なうえに出汁が染みていて口福♪

（3回目の注文）黒玉子
黒光りする玉子。八角のようなスパイス感あり

どの品もよかったが敢えて順位付けするなら
海老芋＞大根＞キクラゲ天＞牛すじ＞黒玉子

3.食事
・炊き込みご飯+香の物
・炊き込みご飯の具材は
　大根、金時人参、牛蒡
　出汁がきいているが過剰感はなし
・香の物は茄子、たくあん、胡瓜
会計3,850円

＜訪問記録＞
■日時・待ちの状況
・2021年12月19日11:59
・ちょうど6年11か月ぶり3回目の訪問
・12:03入店。やや遅れて開店
・12時～13時の1回転
・キャパ9名で先客7名。滑り込みセーフ！
　後客はなし
・先客は4人組+3人組
・話しぶりから、全員関東遠征組

■場所
・祇園北側の切通し沿い。四条から上がりすぐ
・但し切通しは車は南側への一方通行
　四条通からは車では入れないので注意！
・権兵衛さんの南隣

■お店の状況
・入口で検温、手指消毒の上、着席
・消毒液はドーバーパストリーゼ77
・L字カウンター9席のみ
・カウンター間に仕切あり
・おしぼりは布。マスク入れあり
・dysonの温風器あり

■トイレ
・突き当り奥。男女兼用
・洋式。TOTO製
・手洗い用石鹸、ペーパータオルを用意

(2021年12月26日)
レビュー61件。3.70
マイレビュアー様10件。3.87

【再訪】2014年1月19日12:00過ぎの訪問。恐ろしく寒い日だった。最近は、肉を頂くことが多く、胃が疲れ気味。しかも、あまりの寒さに温かいものが頂きたい気分。ふと当店のおでんのことが頭に浮かび、そうなるといても立ってもいられず突撃。約9ヶ月ぶり。

さすがに、この時期になると京都に観光でという方もやや減るらしく、四条通も休日の割りには比較的歩きやすい。お店も先客2名様、後客も2名様と割りに落ち着いている。

■頂いた品・味
基本的に、先付（鯖のお寿司等）+好きなおでん5品+ご飯と香の物で3,150円。おでんの追加でここに加算されていくのだが、今回追加はしなかった。（ご飯は、きのこ、ニンジン、牛蒡等の炊き込みご飯）

おでんは、1回の注文で2品づつを頂く。

（1回目の注文）大根、海老芋
肉で胃が疲れているなあと思い最初の2品は海老芋と大根。特に大根が出汁がよくしみこんでいて、非常に美味。

（2回目の注文）牛すじ、豆腐
結局、肉系にいってしまう（笑）おでん屋風肉豆腐という感じ。やや黒っぽくなるまで、ひたすらに煮込まれたすじと豆腐の相性は最高。この注文の組合せは、今後も定番にしたいと思う。

（3回目の注文）ロールキャベツ
最後も結局肉系（苦笑）前回も頂いたのだが、今回の方がキャベツに、よりよく味が染みていて印象アップ。

■総評
祇園北側の切通し沿い。夜は一見お断りの店というと、とても敷居が高いように聞こえるかもしれない。

当店は昼ならば、予約はできないものの、広く門戸を開いている。

この季節に頂くおでんは格別で、おでんでこの値段はというと確かに高く感じるかもしれないが、京都の観光地価格のお店で食事をされるくらいならば、一度覗いてみることをお勧めしたいお店だ。

お店を出ると雪がちらついていた。この寒さがおでんをより美味しくしてくれたのかもしれない。
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2013年4月13日の訪問。開店は12:00だが、開店30分前の11:30に到着。

前日はとても楽しい飲み会があり、普段はあまりお酒を飲まない私にしては、かなりの量のお酒を頂いたので、何か胃腸への負担の少なそうなものが頂きたいなあとの気分になり、お邪魔したもの。

京都でおでんと言えば、真っ先に名前の上がるお店の1つ。夜は紹介が必要な所謂「一見さんお断り」のお店のため、12:00～13:00という一般にも門戸を開いてくださる昼の営業時間帯を目指しての訪問。

11:30に到着すると既に2人が待ちの状態。やはり行列はとても苦手だと思いつつ、そもそも待つ覚悟で、読みたい文庫本持参で来たため、そのまま並ぶ。待つこと約30分の12:00少し前に営業開始となり店内へ案内して頂く！

この時のお店の方の物腰がとても柔らかく、敷居が高いお店ではとの不安が、安心感に変わる。

■場所：切通し沿いで四条から上がって比較的すぐ。権兵衛さんのお隣！（切通しは車は南側への一方通行で、四条通からは入れないので、ご注意を！）

■頂いた品
昼のお決まりは、先付、好きなおでん5品、ご飯と香の物で3,150円。私はおでんを3品追加したので、お会計は4,515円。

（先付）鯛のお寿司と山菜の辛子酢味噌和え
（おでん）牛すじ、大根、ロールキャベツ、筍、じゃがいも、湯葉、玉子、ごぼ天のさつま揚の8品。
さらに、きのこ、ニンジン等を炊き込んだご飯と香の物が付く。

■味
・先付：極薄の昆布の乗った鯛の押し寿司で山椒がアクセント。山菜の辛子酢味噌は辛さも酸味も、カドがなくまろやかで柔らかい。

・1回の注文で2品づつの提供で都度、お皿を変えてくださる。

（1皿目）牛すじ、大根
味の染み込んだ大根の上によく煮込まれた牛すじがタップリかけられての提供。大根と牛すじを一緒に頂くと大根のやさしさと濃い目の味付けの牛すじの肉の主張がちょうどよく調和して、最高のご飯のお供になる。

（2皿目）ロールキャベツ、筍
筍はかなり若いうちに収穫されたものらしく、まだ少し柔らかい。エグみも少なく、ご飯との相性は抜群。これぞ文字通りの筍ご飯！
ロールキャベツは外側の緑の濃い部分まできちんと使われていて、たっぷりのキャベツと中の少し胡椒のきいた挽肉とのバランスもよくボリューム感も十分！

（3皿目）じゃがいも、湯葉
この日のお芋は新じゃがさん。ほっこりとした熱々を頬張る！湯葉もとても美味しい！

（4皿目）玉子、ごぼ天のさつま揚
しっかりと味の染み込んだ玉子は定番の品。さつま揚げはあまりの上品さに驚く。塩気も控えめでサラっとした口当たり。タネ自体が非常に美味いうえに出汁が染みていて、もう最高♪一番印象に残ったかも！

個人的には、牛すじ、大根、湯葉、ごぼう天のさつま揚げが特に印象に残る。

■総評
おでんと考えるとなかなかのお値段。ただ、だしが香る大人向けのおでんで、総じて塩分も強くなく、美味しかったので、個人的には、満足！

また、祇園の一見さんお断りのお店なので、かなりビクビクしていたが、一見にもやさしい。全てのお客さんに丁寧に接客されているのが印象的だった。

当店は南座に近い祇園のお店で、歌舞伎役者様や祇園の芸舞妓様等がご贔屓されるお店だとか。本来は、私のような「外」の一般人がお邪魔できるようなお店ではないのだと思うので、貴重な経験をさせて頂いた。

ご馳走様でした♪♪♪またお邪魔できたらと思います！