フレンチトーストは比類ない美味さ。まさに極上！ : Teppan Dining L’ajitto

二条柳馬場にあるこちらのステーキハウスは、今も私のお気に入りのお店のひとつ。
ちょっと贅沢な気分で食事を楽しみたい時に、お手頃な価格で満足させていただける貴重なお店です。
大きな鉄板の前でシェフの仕事っぷりを見ながら食事ができるのも
このタイプのお店のいいところですね。
いつも話ばかり聞かせている家内と娘からのリクエストもあり、３人でランチをいただきに訪れました。

この時いただいたのは「手まり寿司と宮崎牛ステーキのセット」。
ステーキは40gでイチボ、サーロイン、上フィレから選べますが、
私たちは一番リーズナブルなイチボを焼いていただくことにして、お肉は60gに増量。
それでお値段は3,600円（税込）で提供していただけます。

席に着いて、コロナ予防の消毒をし、お冷やとおしぼりをいただくと、
早速目の前でシェフの調理が始まります。
いつもながら力の抜けた動作は穏やかな気分で見ていられます。
そんな中で最初に出てくるのは、宮崎牛切り落としのしぐれ煮の小鉢。
異なった部位のお肉はそれぞれ歯ごたえの残したものであったり、
やわらかく煮込まれたものであったりといい塩梅に混在しているのがいいですね。
しっかりと味付けされているので、早くも白ご飯がほしくなる小鉢でした。

目の前のイチボステーキと野菜が焼き上がるとメインのプレートと手まり寿司が揃います。
今回はシェフのお心遣いで、炙ったウニが添えられたサーロインを１口分をサービスしてくだり、
家族でのランチ会に花を添えてくださいました。
その脂の乗ったサーロインからいただきましたが、サシがしっかり入った濃厚な味わいに
トロトロのウニが口の中で合わさり、贅沢この上ない味わいです。
またこれほどの濃厚な味のお肉は１口分だからこをいいでしょうね。
どんなに美味しいものでもtoo muchだとその感動は薄れていくものですから。
そう感じたのはイチボのステーキを食べ始めてみてからです。
ぎっしりと味が詰まった赤身肉で脂分は少な目ながら、そのやわらかさは抜群。
カリッと香ばしく焼き上げた表面との対比も見事で、
私は山葵と塩とガーリックチップであっさりといただきましたが、
これなら美味しいまま一定の量も食べれますね。
焼き野菜はカボチャ、レンコン、アスパラ、ブロッコリー。
うっすら塩味で調理されており、素材の美味さを感じながらいただけます。
これも濃厚な肉に添える野菜としてバランスのいい仕上げ方なんだろうなと思いました。

手まり寿司は８貫の盛り合わせです。
宮崎牛のサーロイン、ランプ肉、ラディッシュと梅肉、玉子、サーモン、帆立等が
美しくそして華やかに並んでおり、インスタ映えすること間違いなしと娘も絶賛でした。
シャリの酢は控えめにされており、一口一口の味と食感の変化を
明確に感じ取れる工夫なんだろうなと思いました。

メインの食事を終えると、デザートとコーヒーがついてきます。
このデザートがフレンチトーストのバニラアイス添えなんですが、ものすごく美味い。
シェフにお聞きしたところ、バケットを３～４日卵と牛乳の駅に漬け込み、
それを目の前の鉄板で型崩れさせることなくバターで焼いていかれます。
仕上げには蜂蜜とパウダーシュガーを振りかけ、見た目にもじつに美しい。
それをナイフとフォークで口に運ぶと、想像以上のふわふわとろとろ感と上品な甘みが広がります。
まさに他店では得られない感動の味を体感できます。
私はこのフレンチトーストをいただくのは２回目でしたが、
家内と娘も驚愕ものだと大満足してくれました。
絶対に家では真似のできないフレンチトーストなんだろうなと家族の意見も一致しました。

ディナーも上質かつリーズナブルですが、ランチのお得感と満足度はその上をいくと思います。
シェフの穏やかな所作と笑顔、そしてさりげない会話に包まれて、
記憶に残る家族との時間を過ごすことができました。
場所は穴場っぽいところにありますが、イチ押しでオススメしたいお店です。

ごちそうさまでした。

柳馬場二条の南西角にある鉄板焼きレストラン。
宮崎牛を使用されているステーキハウスですが、ランチはいろんなメニューがそろっています。
以前利用したときは鉄板の上で作る親子丼をいただき、
その発想とクオリティに感服したのを記憶しています。
今回は同じ卵料理で、ふわとろ卵のオムライス1,200円(税別)をいただくことにしました。

私が席に着いたのは８つあるカウンター席。
目の前の鉄板で手際よく調理される様を見るのは、鉄板焼きレストランの醍醐味です。
まずは、チキンライスを作るところから拝見。
細かく刻んだベーコンと玉ねぎを具にバターで炒め、白ご飯を投入。
小気味よい小手さばきで水分を飛ばし、ケチャップを加えてしっとりと仕上がります。
卵は３個使用。
塩コショウで下味をつけて、鉄板の上で溶かしたバターに流し込み、手早く半熟に仕上げます。
これらを大きな四角い器に盛りつけて出来上がり。

早速いただきましたが、半熟加減、ふわとろ加減が抜群です。
仕上げにトッピングされたケチャップも軽い爽やかさと甘みが添えられていい効果です。
チキンライスはしっとりとしていながら、米粒がシャキッとしているので美味しいです。
味付けも控えめなので、そこそこ量がありましたが、サクッと食べてしまいました。
洋食屋さんのオムライスとはちょっと違った味わいですね。
このオムライスにはミニサラダとカップ味噌汁がついてきます。

場所が少々不便なところにあるので、今回が３回目の利用でしたが、
いつのときも満席になることはありませんでした。
そこのところは利用する側には好都合なのですが、ランチでも予約を入れることができるそうです。
穴場の鉄板焼きレストランですね。

ちなみに、食事をしながら調理人の方が気さくに話しかけてくださるのも、
こういうステーキハウスならではのスタイルですね。
目の前に仁王立ちされて食事をする様を見られていると、
ちょっと威圧感があるように感じますが、こちらでは自然な感じで会話を楽しめます。
こういったことも距離感や間合いが大切ですね。

美味しいオムライスでした。
ごちそうさまでした。