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店名 |
西陣魚新(にしじんうおしん)
|
---|---|
ジャンル | 日本料理、弁当 |
予約・ お問い合わせ |
075-441-0753 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
北野白梅町駅から1,286m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
¥10,000~¥14,999
¥3,000~¥3,999
|
支払い方法 |
カード可 (JCB、AMEX、Diners) 電子マネー可 |
席数 |
150席 |
---|---|
個室 |
有 (2人可) |
貸切 |
可 |
禁煙・喫煙 |
分煙 2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法)が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
駐車場 |
有 |
空間・設備 | 座敷あり、ライブ・生演奏あり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
サービス | ドリンク持込可 |
お子様連れ |
子供可 |
ホームページ | |
備考 | |
お店のPR |
創業安政2年の老舗、、伝統的な宮廷料理の味と雅
有職(ゆうそく)式包丁の流れを汲み、御所の大礼にお祝い料理を御用達した由緒ある料亭。敷地内には藤原定家がお茶に使ったといわれる名水井戸や、室町幕府の七松観で知られる松が残り、その長い歴史がうかがえる。庭に面した落ち着いた座敷でいただくのは、旬の京野菜と、海、山、川のものをバランスよく取り入れた会席料理。盛り付けや器にも趣向を凝らし、四季を映した料理の数々に心が華やぐ。会席の中に式膳の州浜台盛りを追加することもできるので、伝統的な宮廷料理の味と雅を気軽に味わいたい。 |
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最近の編集者 |
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京都を観光するとご飯に悩む、とよく書いている。それはお昼だけではない。夜もである。むしろ晩ご飯のほうが業が深いかもしれない。まさか京都に来て晩ご飯はインスタントラーメンで済ませても良いという人はいないだろう。できれば割烹に行きたい。おいしい京料理が食べたい。おばんざいのおいしいものが食べたい。(個人的には観光に来ておばんざいを食べるというのは避けるべきと思うが)そう思う人が普通だと思う。おいしそうな隠れ家フレンチやイタリアンもある。京都の中華料理はレベルが高い。洋食だっておいしい。おいしい牛肉が食べられるお店だってある。…ああ、どうしよう。
迷って迷って、人気の割烹に電話。『あまから手帖』や『婦人画報』でも紹介されてるし、『るるぶ』にも載ってるし…。あら、予約でいっぱい。じゃあ別のこのお店にしましょうか…。ここもいっぱい。じゃあちょっと遠いけど先斗町のおばんざい屋さんにしましょうか…。土曜日曜はお休みですって。どうしましょう…。なんてことになりかねない。というか、なる。年間何千万人という観光客が訪れる京都にあって、おいしいお店はもちろん観光客だけが行くわけではない。むしろ地元の方が行くからこそおいしいのだと思うし。そうなってくると、晩ご飯付きの観光ツアーでもなければ、一人や少人数のグループで、観光客が出せるお値段で、おいしいお店の予約をとる(おいしいお店を見つける)というのは、かなり困難だと思う。
こんな時でも強い味方が京都にはいる。それが「仕出し屋さんの折詰弁当」だ。強い味方、というか、むしろこちらのほうが貴重かもしれない。お客様をお迎えするときに仕出し屋さんからお料理をとる文化がある京都では、それぞれにごひいきのお店があり、仕出し屋さんもその歴史の中で腕を磨き、名声を高めてきた。お客様を自らお迎えする席を持たない、仕出し専門のお店もたくさんある。その最高峰が東山三条にある『辻留』さんだろう。観光客が仕出し屋さんのお料理を食べたいと思ったら、席を持っているお店に行くしかない。それとて、時間や予算を考えると難しいところがあるだろう。
だが、仕出し屋さんには最強の武器「折詰弁当」がある。南座の幕間、お花見、紅葉狩り、夕涼み、それぞれのシーンに合うように、仕出し屋さんが競い合って作った折詰弁当は、京料理のエッセンスのすべてが折りの中に詰め込まれている。見た目にももちろんきれいに整っているし、味は超一流の仕出し屋さんのそれなのだから、おいしいに決まっている。
ではその仕出し屋さんの折詰弁当をどこで入手するかといわれると、これまた頼りになるのがJR京都駅の伊勢丹の中に、仕出し屋さんの折詰弁当を予約注文できるコーナーがあるのだ。僕は京都観光に行くときは必ずこの折詰弁当の予約注文を使い、好きな折詰弁当と、たまに目に留まったデパ地下のおかずを買ってから、ホテルに帰ってゆっくり折詰弁当の晩ご飯を楽しむことにしている。普通だと味わえない『辻留』さんや『菱岩』さんの折詰弁当が、待つことも邪魔されることもなく、好きな場所で5000円で味わえる。考えようによってはこれ以上ない贅沢だ。
『辻留』さん、『菱岩』さん、『紫野和久傳』さん、『六盛』さん、『はり清』さんに『祇園にしかわ』さんなど、名だたる名店の折詰弁当が注文できるが、今回は初めて『西陣魚新』さんのお弁当を頼んでみた。お腹もすいていたし、非常に美味しかったので肝心の折詰弁当そのものの写真を撮るのを忘れる失態を犯してしまったが、お献立書きやしおりから、その調製の見事さ、豊かさは感じられると思う。その時期の京都のおいしいもの詰め合わせをお手軽に食べられる老舗の折詰弁当。京都旅行の際は必ず頭に入れておきたい、最強の晩ご飯候補である。