ここは京都のシチリアや～「リカータ」 : リカータ

14年オープンという事なのですが、既に非常な人気店のようです。が、なんとか当日電話で「13時からなら」ということで受け入れていただけました。ラッキーでした。

メニューは前菜盛り（7～8種）、パン、パスタ（選択）、ドルチェ、カフェで2,000円のパスタランチ、前菜が9～10種類にグレードアップしてメインが付き、ドルチェも盛りになった3,500円のメインランチ、そしてパスタはハーフながらメインまで付いたシェフおまかせランチが2,900円の3種類でした。
（別途、コペルト100円との事ですが、飲み物やワインを頼んだら割引あるようです）
二人でパスタランチとメインランチをひとつづつ注文いたしました。

前菜盛り（メインランチ）
甘エビのレモンオイル、ホタテとグレープフルーツ、真鯛のカルパッチョ、人参のソース、蛸とトマトとジャガイモのサラダ、オレンジのサラダ、茄子のカポナータ、ペペロナータ、ズッキーニのソテー、サンダニエーレの生ハムと水牛のモッツァレッラ、フリッタータ、カジキマグロのアグロドルチェと、なんと11種類もありました。
フリッタータはシラスが入っていたり、蛸がサラダ仕立てになってたり、アグロドルチェがカジキマグロを使ってたり、また全体的に柑橘が効いているあたり、とてもシチリアっぽさを感じさせられた前菜盛りでした。
※ちなみにパスタランチ分はモッツァレラとアグロドルチェ、そしてトマトがありませんでした。（写真4枚目）

グラスワインは白はグリッロ（フェウド・アランチョ？）とフラッパート（ヴァッレデラカーテ）を注文しました。やはりこういった魚介、柑橘にはグリッロが合いますね！


トラーパニ風鮪とトマト、ミント風味のブカティーニ
りりた♀がパレルモ風鰯のブカティーニと間違えて注文（笑）、結果的には大変美味しくって大正解。ミントの風味がとてもよくマグロとあっています。（写真の様に）取り分けた状態で供されましたが、一皿分でほとんど１人前、びっくりのボリュームです。


まぐろの生ハムとブロッコリーのブッコリ
ワインによく合う少し塩気の強いソースは、ガーリックを纏ったブロッコリーの風味に香ばしいパン粉の香り。マグロの生ハムもシチリアっぽいですが、味わい的には無くても良かったかも。こちらも取り分け後で、がっつり美味しい。

次のグラスワインはエトナロッソ、コッタネーラ。しっかり系のエトナロッソ。


奥丹波鶏もも肉の白ワイン煮込み　ブロンテ産ピスタッキオ風味
メインです。どか～んなジャガイモの上に鶏の塊、更にインパクトのある白ワインの煮込みソースがど～ん。これまたすごいボリュームです、嬉しい（笑）。しっとりと、とても柔らかく煮込まれた鶏モモ肉に、ピスタッキオがまたいい感じにエスニックさを醸し出してます。

ここでまた白ワイン。この料理に合うよ、とシェフお勧めのグラスワインを頂きました。フェウーディ・デル・ピショットのシャルドネ、しっかりとしながら果実の膨らみが感じられるワインで、このような白身肉＆濃厚なソースにとても合ってました。


ドルチェはカンノーロと焼きタルト盛りを選択。カンノーロはクリームあと詰めのようでサクッサクで、美味しかったです。折角なのでりりた♂はデザートワインを所望したところ、なんとベン・リエを出してくれました。美味しいよ～。お腹いっぱいで大満足なランチとなりました。


シチリアの民謡っぽい明るい音楽（ちょっと強いかな？）とマヨルカ焼のお皿、壁にはカルタジローネを思わせられるタイルを使ってたり、シチリアの雰囲気がぷんぷんします。
気さくなシェフと少しお話をさせていただいたところ、シチリアのリカータ（店名と同じ）にある二つ星ラ・マディアで修行されたとのこと。店名を知らなくて失礼をしましたが、話を聞いていると分解と再構築を得意としているお店とのこと。そんなシェフがド・ストライクに郷土的なシチリア料理を提供されているのが面白いですね。

これだけ二人でしっかり頂いて、グラスワインを５杯飲んで１万円とちょっと。コスパもとても良かったです、また来ます！


因みに、その日のパスタ選択枝。

トラーパニ風鮪とトマト、ミント風味のブカティーニ
カターニャ名物　米茄子とトマトソース、チーズ・バジリコのノルマ風スパゲッティーニ
シチリア風ラグーのマファルデ
マグロの生ハムとブロッコリーのブッコリ
浅利とムール貝のオイルベースのスパゲッティ
本日の魚と菜の花、チェリートマト、オリーヴのスパゲッティーニ

メイン選択枝。

大和豚、肩ロースのソテー、マルサラソース
奥丹波鶏もも肉の白ワイン煮込み、ブロンテ産ピスタッキオ風味
色々な魚介のスープ仕立て
本日の魚ソテー