京都四条烏丸近く｜本場シチリアでも磨かれた技が光る料理と心地よい空間☆ : リカータ

阪急烏丸駅から徒歩7分ほど。
京都では貴重なシチリア料理の専門店へ。
初めて訪れたのは2014年の真夏。
シェフはシチリアの星付きレストランや
国内のイタリアンでも腕を磨かれたそうで
郷土色のある料理と異国感漂う空間が魅力。
シチリアへの思いあふれる小さなトラットリアです。

今回は2017年6月。四条烏丸近くで夜になり
独り訪ねたところウェルカムな出迎え。
禁煙の店内はカウンターとテーブルがあり
地中海系の伝統的BGMやタイムスリップ感が特徴的。
ディナーメニューは5300円(税別)のコースに
多彩なアラカルトが充実しています。

■□最初にシチリアのスパークリング
サラパルータ ブリュット(900円)から
コルヴォ グリチネ ビアンコ(白グラス640円)
セグレタビアンコ(白グラス700円)
コルヴォ グリチネ ロッソ(赤グラス640円)
フラッパート(赤グラス850円)をペアリング。

いただいのは下記のアラカルトです。
■□前菜盛り合わせ (1名分1500円)
サンダニエーレ産生ハムと水牛モッツァレラ
オレンジ、帆立とグレープフルーツ、ペペロナータ
甘エビのカルパッチョ マディア風
茄子のカポナータ、フリッタータ他。

前菜盛り合わせは、画像の通り視覚的にも美しく
食べてみると、以前にもまして素晴らしい味わい。
一品ひとしなのハーモニーとコントラストが楽しく
ワインとの多彩なマリアージュを実現。
オーダー必至の見事な前菜盛り合わせです。

■□カターニア名物 茄子とトマトソース
チーズのノルマ風スパゲッティ (1600円)
麺とソース、具材とのバランスよくワインが進みます。

■□奥丹波鶏もも肉の白ワイン煮込み
ブロンテ産ピスタチオ風味（ハーフで1300円前後）
やわらかい鶏肉に、ほっくりのジャガイモ。
世界でも最良と言われるブロンテ産ピスタチオが合わさり
重すぎず豊かな風味が広がります。

■□この日はシェフ1人で調理から接客まで担当。
テーブルフロア、カウンターにも来客がある中
調理の合間に声をかけてくれたり
現地シチリアの写真本を見せてくれたり
以前に来た時よりスムーズに感じた2017年6月の夜。
パスタや白ワイン煮込みは更によくなる要素も感じながら
エスプレッソ、伝統菓子カンノーロを含めて満腹満足☆
カウンター席で楽しいディナーになりました。

京都にありながらシチリアの風土と響き合う｢リカータ｣。
ランチは数種類のセット、ディナーは上記の通り。
入り口側を改装していて少し席が増えるとのこと。
シチリアや国内で磨かれた本格的な料理を楽しみたい時
気軽に立ち寄れる良心的なシチリア料理店です。

【2015.3月／夜 再訪問】

市営地下鉄｢四条駅｣or阪急｢烏丸駅｣から約7分程。
拝観自由の佛光寺、｢茶寮 翠泉｣のすぐ近くで同じ並び、
本場での経験も豊富なシェフによるシチリア料理専門店です。
京都で知人とディナーとなり、前回良かったので訪問。

店内に入るとシチリア伝統音楽の軽快な調べ。
テーブル3卓とカウンターからなる小さな空間には
夜ならではの照明効果による光と影、
どこか懐かしい欧風レトロな趣に包まれます。

テーブル席に案内していただき、
今回もシェフ１人で対応されてて大変そう。
ワインリストはシチリアの辛口がほとんど、
種類豊富な料理はすべてシチリア料理でアラカルト中心。
最初にボトルワインと数品をオーダー。
自家製のシチリアぱんが付いてきます。

■□カジキマグロのアグロドルチェ(前菜) 900円
■□シチリア風ラグーのマファルデ(パスタ) 1600円
■□ブロンテ産ピスタチオのリゾット 2000円
■□牛ランプ肉のパレルモ風ビステッカ(ぱん粉焼き)3000円

カジキマグロ揚げ、赤玉ねぎのアグロドルチェから風味豊か。
ギザギザ麺のマファルデはラグーのコクが丁度良く、
ピスタチオのリゾットは上質なピスタチオの風味、
ベースの旨味&チーズのコクが重なり合い一口で豊潤かつ濃厚。
並外れた満足感に包まれます。
パレルモ風ビスティッカは一から肉を叩いてパン粉をまぶしグリル。
肉質は少しパサっとしながら、カリっとした食感良く味付けは良好。
付け合わせのポテトが風味豊かで絶妙でした。

合わせたワインは
■□マンドラロッサ グレカニコ 2013(3420円)
シチリア南部メンフィのセッテソリ社の辛口、料理に良く合います。

■□雰囲気・サービスは
シェフ１人なので少しばたばたしてたけど、
どのゲストに対しても提供時間がかかる事など、
丁寧に説明してくれます。
目一杯って感じの中、懸命に対応されてて、
パスタやリゾットはハーフに分けて2皿でサーブ。
全席禁煙なのもあり気持ち良く快適です。

▼△帰る際には笑顔で送り出してくれて心地良い空気感。
店前にはスタッフ募集の貼紙が見られたので、
人が入れば、より快適に過ごせると思います。

本場仕込みの料理と欧州レトロな空間に十分満足。
京都でも希少なシチリア料理のお店です。

----------------------------------

【2014.7月／昼】(7/16日の投稿)

高辻通り高倉通東にオープンしてたシチリア料理のトラットリアです。

店頭にはお祝い花が飾られ、チラシには、
｢リカータとは修行のため1年間過ごしたシチリアの町名で、
こちらのシチリア料理の原点です。｣との案内。

店内へ入ると、感じの良いシェフが迎えてくれて
パラソルのあるテーブル席数卓、奥にカウンターの小さな空間。

地中海の伝統トラッドのようなインスト曲が流れ
石タイルの床、風合のある壁、欧風レトロな建具や照明など、
どこか懐かしいアンティークな趣が広がっています。

ランチは2種。Aパスタランチ、Bメインランチ(3240円)よりAを注文☆

＊＊＊《 パスタランチ 》2160円(税込)＊＊＊
■□前菜盛り合わせ、パン
【こちカルパッチョ/茄子インボルティーニ/フリッタータ/生ハム他】
■□パスタ、鰯のトマトソース・シチリア風ブガティーニ
■□デザート、プラムのコンフォートとバニラアイス
■□エスプレッソorコーヒー

前菜から素材感たっぷりで味わい豊か。
シチリアらしい味わいを盛り込んだ内容とのこと。
サーブ毎に丁寧に説明してくれます。

5種から選べるパスタは、一番シチリアっぽいってことで鰯のトマトソース。
鰯のクセはなく、トマトソースとのバランスが良好。
ベースの旨味やコクもしっかりしてて、十分な満足感が広がります。
ブガティーニという太めのパスタは、中が空洞でモチっとした食感。
イワシとともにシチリアでは良く使われるんだそう。
デザート、illyのエスプレッソも付いてお腹いっぱいです。

■□雰囲気・サービス
1人で回されるシェフは気配りのある優しい対応。
小さな店内は禁煙なのもあって快適☆

▼△帰る際も丁寧な挨拶があり、心地良く過ごせました。
6月にオープンして間もない本場シチリア料理のトラットリア。
夜も行ってみたいと思うのに十分なランチでした。