バー・シオン
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カレーのトッピングは京都ならではのもの
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老眼の梟
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店舗基本情報
| 店名 |
バー・シオン（BAR SION）
|
|---|---|
| ジャンル | バー、カレー |
|
予約・ お問い合わせ |
075-222-0025 |
| 予約可否 | |
| 住所 | |
| 交通手段 |
地下鉄「京都市役所前」駅から徒歩３分 京都市役所前駅から213m |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算（口コミ集計） |
～￥999
|
席・設備
| 席数 |
16席 |
|---|
特徴・関連情報
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
|
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冬の終わり、京都市役所裏のかなり年季の入ったビルの前に立ち、あきらかに飲食店とはほど遠い構えに入るべきか入らざるべきか迷った。
その店の開店を示す幻カレーと書かれたボードが「おいでやす」と言っているのだが。
様子を伺うようにビルの中に入ると、内部も外観と同じくらいに年季が入っている。
狭い階段を上っていると、ふと松田優作の「探偵物語」を思いだした。
探偵の事務所が入っていたら、さぞかし似合うに違いない。
３階につくと目指す店のウェルカムボードが置いてあった。
これまた飲食店とはほど遠い鉄製のドアを開けて店内に入るといきなりの壁！？
覗き込むように首を突き出して薄暗い廊下の奥を見ると、雑誌やマンガ本が無造作に突っ込まれた本棚の向こうに酒ビンが並んだカウンターが見えた。
歩いていくとカウンターの奥に厨房があり、そこに女性マスターがいた。
カウンターの反対側には畳の間？があって丸テーブルが置いてある。
なんとも不思議な空間だ。
大泉洋の「探偵はＢｅｒにいる」のバーはここの方が似合っている気がした。
カウンター席に座ると厨房のガスレンジ台の上に火にかけられたふたつの鍋があり、色が違うカレーが湯気をあげているのが見えた。
ひとつは幻カレーで、もうひとつが幻のまぼろしカレーのようだ。
いったい幻カレーとは誰が名付けたのか？
辛さと甘さとスパイシーさの塩梅がよくて美味しい。
ご飯は中盛というのに大盛並だ。
そして何より驚いたのは京都ならではのお漬け物のトッピング。
10種類近い美味しいお漬け物が選び放題、食べ放題とは。
カレーをかけないでご飯だけ下さいと頼みたいくらいだ。
マスターには甘えっ子でお客にはえらく無愛想な看板猫くんの見送りを受けて店を出た。