京都を一望！贅沢な空間でいただく極上の鉄板焼き : 五山望

○気に入った点
・とても贅沢な気分になれます
●注意点
・景色に見とれないようにしましょう
○駐車場
有
○ルール
特になし

京都グランヴィアホテル15Fにある鉄板焼きのお店。
グランヴィアの最上階なので京都の街から山々まで一望できる。
今回はランチで訪問した。
ランチは11:30からと13:30からの2つの時間帯がある。
13:30からは限定のランチがあるので今回はこちらの時間帯で訪問した。
店内は高級感溢れる作り。
奥の方間では見えなかったが、最低でも3つの鉄板がある。
平日ランチなのだが店内はほぼ満席。
同じ鉄板でご一緒した方は、記念日の夫妻やマダムのランチのような使い方をしている方のようだ。
今回のメニューは以下

葵（6000円＋1000円）
・先付
・真鯛のカルパッチョ　季節野菜のマリネ　ゆずの香り
・野菜のポタージュ
・帆立貝柱
・国産牛フィレ肉の鉄板焼　山葵　ガーリックチップ
・焼野菜
・サラダ
・ご飯→ガーリックライス　味噌汁　香の物
・デザート
・コーヒー

ご飯は白米なのだが+1000円でガーリックライスに変更した。
13:30、ほぼ定刻からランチが始まった。
まず最初にこの日使う食材を見せてくれる。
焼野菜用の野菜、ホタテ貝、フィレ肉。
どれもとても美味しそうだ。
これらを目の前で調理してくれる。
順番に紹介する。

〇先付
先付は牛の煮こごり。
煮こごりの上にはグレイピーソースのようなものが乗っていて適度な酸っぱさと辛さを感じる。
煮こごりは牛の肉の繊維を感じられ、旨みがある。

〇真鯛のカルパッチョ
こちらは表面を炭火であぶった真鯛の風味が良い。
周りには季節の野菜がちりばめてあり見栄えも良い。
ソースは柚子風味でさらにカラスミが振りかけられておりコクがあって美味しい。

〇野菜のポタージュ
今回は紅はるかのポタージュ。
上品な甘みが膨らむ上質なポタージュだ。

〇帆立貝柱
こちらはとても大きな帆立の貝柱を鉄板で焼いたものに、サフランソースをかけたもの。
下にはネギを混ぜたマッシュポテトが敷いてある。
なんでサフランソース？
と思ったのがサフランのほんのりとした風味が案外合う。
帆立は肉厚で甘みがあり食べ応えがあった。

〇ステーキ
国産フィレ肉のステーキ。
目の前で熟練の技で焼き上げられたフィレ肉。
今回はミディアムで頂く。
まず肉だけで頂く。
肉の繊維を感じ、噛むほどに味が出てくる。
しっかりした旨みが口の中に広がる。
次にソースを試す。
ソースは案外豊富で、ポン酢、ガーリック醤油、辛み味噌の他に塩、ワサビがある。
いろいろ試してみたが、塩＋ワサビ、またはガーリック醤油＋ワサビが好みだった。
塩は丹後の塩でちょっと粗いがパリパリしていて食感が良い。
ワサビは静岡の本わさびで辛さはほどほどで風味がとても良い。
素材へのこだわりを感じられる。

〇焼野菜
しいたけ、じゃがいも、厚揚げ、葉野菜

〇サラダ
シャキシャキの野菜。
塩昆布が入っているのが面白かった。

〇ガーリックライス
+1000円で変更したライス。
追加で少量の肉を焼き、ライスに混ぜてくれる。
途中で米をヘラですりつぶし始めたので、何をしているのだろう？
と思ったのだが、おこげを作るためだった。
最後におこげを上にのせて提供された。
ガーリックぽさは思ったほど無かったのだが、肉の旨みをしっかり吸っており美味しい。
おこげは食感が良く、パリパリと食べられて面白かった。

〇デザート
デザートは入り口近くのスペースに移動してから提供された。
今回はイチゴのジェラートとブラマンジュ。
イチゴの風味がしっかりしたジェラートが甘くて美味しい。
土台にあるブラマンジュとの相性が良く見栄えも良いデザートだった。

一品一品は少量だが、思った以上に満腹になった。
味は非常に美味しいし、目の前で繰り広げられる鉄板料理はエンターテイメント性もあって楽しい。
窓の外には京都タワーや五山を望むことが出来る絶景。
非常に贅沢な気分になれる。
強いて気になった点を挙げるとすれば料理の提供ペース。
今回なら野菜のポタージュと帆立の貝柱の提供タイミングがほぼ被ったこと。
どちらも温かいうちに頂くべきものだったのでちょっと忙しかった。
これは鉄板を焼く方と裏で作られる料理のサーバーが別々に動いていたことによるコミュニケーションの問題だったのかな？
ちょっと忙しいと思うところがあったが、全体的にはとても美味しく楽しいランチを頂くことができとても満足できた。