第2回日本の真ん中あたり一周うまいもの旅行⑳　～ＫＵＭＡＯ　南国土佐を後にする　feat.ペギー葉山～ : 明神丸 ひろめ市場店

旅行4日目、桂浜を訪れて亡き相方を思ってだな。
観光にはナイスなMY遊バス1日券を活用し、とさでん交通バス桂浜線で高知市中心部へ戻るだよ。
でだな、途中の南はりまや橋バス停で下車して・・・やっぱり一応アレは見ておこうとね。
はりまや橋ね、なるほどね、なるほどねなのであってだな。

この辺りは路面電車やバスの乗り換え拠点でもあり、大きなアーケードも多く賑やかで。
時刻は14時前、あまりお腹が減っていないけれど、やっぱり諦めきれないと。
　※　桂浜で鰹タタキ丼を11時半ごろ食べたばかり
ＫＵＭＡＯは帯屋町商店街を西へ進むのだ、そうなのだ「ひろめ市場」へ再挑戦なのだ。
昨夜はその賑わい様に圧倒され、色々と買いこんでホテルの部屋で食べたけれどもだな。
やっぱりその場で賑わいを感じつつ食べてみたいってね。
三重からすると高知は遠い、折角来たのだからコレは押さえておきたいと。

ひろめ市場は60件ほどの飲食・物販の店が集まる商業施設でね。
各所にテーブル席があり、フードコートのような形式で美味しいのが食べられる高知の食の殿堂。
半屋外の「よさこい広場」側から、ビニールのカーテンをめくって中へ。
「お城下広場」というズラリとテーブル席が並ぶトコに面して、コチラのお店があっただよ。
愛媛・香川・岡山・東京にも店舗展開している会社のお店のひとつ。
市場内は平日の昼下がりだけれど、酔ってイイ感じの仕上がり具合な方もいて8割ほど混雑。
お店に向って右側からオーダー→揚物→カツオ受取→総菜→ご飯・味噌汁→会計と。
トレーを持って左方向へ移動して購入する、社食のようなシステムのお店でだな。
途中の透明なカバーで覆われた部分で藁焼き実演もあるようだけど、この時はやって無かったよ。
この日の朝ホテルのビュッフェで食べた「塩たたき」が美味しかったのでソレ狙いで出陣じゃ。
誰も並んでないオーダー窓口で、お姉さんに塩たたき丼を頼むも売り切れと言われてしまい。
で、ＫＵＭＡＯは　明神丸のたたき定食　塩（たたき7切）　1050円　をオーダー。
たたき定食は塩かタレかを選べ、追加料金でご飯大盛りも対応可能なようでした。
ご飯は自動盛り付け機を使っていたけれど、若干メカの調子が悪い感じでモタモタと。
しかし場所柄から観光客も多いのだろうし、不慣れな人間への案内も優しく好感持てる接客でね。

受取って、左側の通路のテーブルがいくつか空いていたのでそちらへ。
トレーにご飯と味噌汁、そしてメインの皿に肉厚に切られたカツオの塩たたきが7ピース。
傍らには大根のつま、タマネギ、にんにくスライス、ネギ、そして柚子酢が添えられて。
カツオの上には黒潮町産の荒い天日塩がパラパラと掛けられておるだよ。
コチラのお店が元祖との話の藁焼きカツオ塩たたき、いざ着手でござる。
1切れが大きく肉厚で、モチモチした食感で藁焼きの風味が凄く強くて物凄く美味しい。
偶にジャリっとくる塩の歯触りと塩気、ソレによって増したカツオの旨味が口中に拡がってだな。
そのままでも美味しいけれど、薬味や柚子酢を付けるとこれまたサッパリ美味い。
柚子酢は酸味は少ないのだけれど、塩気や薬味の風味と上手く合うのだね。
たまらん・・・もう「ビール飲みたいホルモンの分泌」が著しいＫＵＭＡＯ。
お隣のテーブルの高知マダム（話し言葉から推定）お2人、周囲のテーブルのみなさんも。
みなさん何がしかのアルコールでハッピーな状態なので、一層飲みたくなるじゃないか。
しかしこれから高知→高松の移動を控えているので、ここは我慢のしどころだったのだよ。
ご飯は・・・器がスーパーで使うようなスチロール製のヤツで、あまり美味しく無かったや。
器の洗浄が追い付かないから丼は売り切れだったのかな、カツオはあるのにね。
隣のテーブルのマダム2人が「奥様ここは私が、いえ私が」みたいなやり取りをする中。
食べ終わって席を後にするだよ、食器類は放置のままで良くて回収係さんがいるのだよ。
活気のある中で美味しいのを食べられて、この場ならではでとても満足できたＫＵＭＡＯ。

再び帯屋町商店街を進み、途中でニンニク臭が自分でも気になってガムを買い激しく噛みもし。
折角なので路面電車に乗って高知駅前へ移動、預けていた荷物を受け取ってだな。
岡山行きの特急南風20号に乗り込むだよ、さらば高知よ、また来るからねと。
香川県の宇多津駅で快速に乗換えて、17時半ごろ高松駅に着いたＫＵＭＡＯなのでした。