戦国時代から続く、水産仲卸会社が直営する海鮮食堂 : 小田原漁港 さじるし食堂

公式

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3.5

¥3,000~¥3,9991人
  • 料理・味3.5
  • サービス3.5
  • 雰囲気3.5
  • CP5.0
  • 酒・ドリンク-
2023/09訪問1回目

3.5

  • 料理・味3.5
  • サービス3.5
  • 雰囲気3.5
  • CP5.0
  • 酒・ドリンク-
¥3,000~¥3,9991人

戦国時代から続く、水産仲卸会社が直営する海鮮食堂

小田原は早川漁港で獲れた海鮮が食べられる飲食店が多く集まるエリアに在る“さじるし食堂”さんに行ってきました。
天正15年、創業430余年から続く、小田原の老舗、水産仲卸会社“鮑屋”さん直営の海鮮食堂です。
天正15年(1587年)とは江戸時代前の戦国時代です。
豊臣秀吉が九州に向けて出陣したとされる年、関ヶ原の戦いや朝鮮出兵以前なのです。
京都ならいざ知らず、関東でこれ程の長い歴史を持つ老舗は、殆ど見当たらないかと思います。
老舗出店のお店と言うことだけでは無く、最近はマスコミにもよく紹介されている行列の人気店だそうです。

お伺いしたのは9月初め、朝に用事があり、その関係から、電車での移動です。
到着したのは、10:30、店先には“ウェイティングボード”が置かれており、早速に記入、3番目です。
三々五々に人が集まり、開店時刻の11:00には11組、合計20人ほどの人数になっていました。
開店と同時に更に人が大勢集まり、私が店内で料理を待つ間には、50席ほどもある店内はイッパイ、外待ち客も出てきたようです。

11:00開店と同時に、順番に呼ばれ店内へと入っていきます。

  ”お店の利用の仕方”は、店先の立て看板に記されています。
   私が、実体験したことを以下に記しておきます。
     1)最初スタッフから席へと案内されます。
     2)席でメニューを確認し、何にするかを決めます。
     3)決めた料理の食券を、入口付近にある券売機で買い求めます。
     4)買い求めた食券は、券売機の横にある受取口にいるスタッフに手渡します。
     5)スタッフからはフードコートなどで使用されている“呼び出しベル”が手渡されます。
   私の場合、同時に無料の“アジの骨フライ”のお皿も同時にいただいています。
     6) “お絞り”、“お茶”、“お水”は受取口前のカウンターに用意されていますので、自由に利用
      できます。
     7) ブザーが鳴ったら、受取口までお料理を受取にいきます。
            ・
        ( 黙 食 中 ) 
            ・
     8) 食べ終わったら、空いたお皿等は、返却口まで持っていきます。

私は、事前に食べるメニューを決めていましたので、券売機に直接案内されます。
スタッフが、食券を買い終えたら、直ぐに席へ案内しようと、付きっきりです。
他のお客さんも待って居られ、お客さんへの案内、流れを乱してはいけないと思い、券売機の撮影は断念しています。
食券を受取口に預け、呼び出しベルと“アジの骨フライ”を受取り、“お絞り”、“お水”を取り、案内されたのはカウンター席です。

  購入した食券は
    1)“半生アジフライ御膳”  1,800円
    2)“お刺身三種盛”      1,000円
    3)“海老真丈の鯛皮包み揚げ”  650円
  の3品、それ以外にサービス、無料の
    4)“アジの骨フライ”      0円
  です。
  当初、“半生アジフライ”は20食限定と言うことで諦めており、“煮魚”も食べられる“さじるし御
  膳”と決めていたのですが、思いがけなく早くに到着し、そして3番目と言うことで、逆にこの限
  定の“半生アジフライ御膳”を頼まなければ、お店に申し訳ないのではと、急遽変更したものです。
  そして、やはり“お刺身”は必須、“海老真丈の鯛皮包み揚げ”は、“真丈”を“鯛の皮”で巻いた小田原
  らしくも変わり種のお料理として、訪問前から決めていた料理です。

10分ほどで、呼び出しベルが鳴り、受取口へと向かいます。
お盆が2ツでしたので、スタッフが手伝い、カウンターへ置いてくれました。

  “半生アジフライ御膳”は“半生アジフライ”、“小鉢”、“お新香”、“味噌汁”と“ご飯”です。

   “半生アジフライ”には、“味噌”と“ポン酢”の2種類の“タレ”、そして“薬味”として“針ショ
     ウガ”、“刻みネギ、”大葉“が付いています。
     “半生アジフライ”は、”お刺身”に薄く衣を付け、熱めの揚げ油の中をサッと潜らせている
     ようです。
     衣の色はコンガリ、中の“アジ”は“血合いの部分”は赤みがかり、“身の部分”は白い、瑞々し
     くもシットリとし、輝いています。
     外の衣は、サクッと、中は柔らかくもレア状態、新鮮な“アジ”を使用しているようで、臭
     みは全くありません。
     “タレ”も付けて、食べてみましたが、何も付けずにいただいた方が、新鮮でレアな美味し
     さが良く判ります。
     また、後で食べた分は、熱が廻って来るのか?やはり、揚げたて、最初の一切れが一番美
     味しかったように思います。
     ”揚げ物”を食べるということは、一種、時間との勝負なのです。

   “小鉢”“お刺身の漬け”が、4枚入っていました。
     “まぐろ”と“鯛”は判ったのですが、後2枚は判りません。
     “海鮮丼”と同様に、色々な種類の“お刺身”をまとめて食べる、これも美味しい食べ方の
     一つです。

   “お新香”“柴漬け”です。

   “味噌汁”に具は“海苔”と“小ネギ”です。
     “海苔”が少なめなのが残念、順番が早かったので、上の方の汁だったかも知れません。

  “お刺身三種盛”は“カツオ”、“金目鯛”、“尾長鯛”の3種類です。
    スタッフが、調理場で聞いてきてくれました。

   “カツオ”は背の方、皮目を少し、炙っています。
     生臭さは無く、程よい脂のノリで、柔らかく味の良い“カツオ”の刺身です。

   “金目鯛”、判別が付かない程度に炙っているようです。
     皮の内側に脂が集まっています。
     旬では無いと思いますが、柔らかめで、クセが無く、上品な味わいです。

   “尾長鯛”、初めて食べるのかも知れません。
     皮を微妙に残し、その様子からも脂ノリが良いことが判ります。
     しかし、意外に淡泊で上品な味わいです。

  “海老真丈の鯛皮包み揚げ”、“魚のすり身”に“海老”も“すり身”にして、混ぜ、調理されただけの
    ものと思っていましたが、“魚のすり身”にも入っているかも知れませんが、カット面から
    は“海老の個体”そのものが見えるのです。
    “魚のすり身”に“エビ”を入れ、“鱗のついた鯛の皮”で包んで揚げたものです。
    “海老”の風味が豊で、“鯛の皮”からは香ばしさが伝わります。
    塩味と“海老の旨味”が、マッチングしている美味しい逸品です。
    日本酒に合いそうです。

“御膳”に単品も2品いただき満足です。
ご馳走様でした。

帰り、表に出てみると多くの人が屯しています。
数えてみると10数人、“ウェイティングボード”に名前を書いているので、安心して他を見学されている方もいると思います。
改めて、大変な人気があるお店であることを思い知った次第です。

  • 小田原漁港 さじるし食堂 - 本日いただいたお料理の勢揃い。”アジの骨フライ”、“半生アジフライ御膳”、“お刺身三種盛”、“海老真丈の鯛皮包み揚げ”の4品です。

    本日いただいたお料理の勢揃い。”アジの骨フライ”、“半生アジフライ御膳”、“お刺身三種盛”、“海老真丈の鯛皮包み揚げ”の4品です。

  • 小田原漁港 さじるし食堂 - “アジの骨フライ”、無料、サービス品です。

    “アジの骨フライ”、無料、サービス品です。

  • 小田原漁港 さじるし食堂 - “半生アジフライ御膳”  1,800円、構成は“半生アジフライ”、“小鉢”、“お新香”、“味噌汁”と“ご飯”です。

    “半生アジフライ御膳” 1,800円、構成は“半生アジフライ”、“小鉢”、“お新香”、“味噌汁”と“ご飯”です。

  • 小田原漁港 さじるし食堂 - “半生アジフライ”は、”お刺身”に薄く衣を付け、熱めの揚げ油の中をサッと潜らせているようです。

    “半生アジフライ”は、”お刺身”に薄く衣を付け、熱めの揚げ油の中をサッと潜らせているようです。

  • 小田原漁港 さじるし食堂 - ”半生アジフライ”、衣の色はコンガリ、中の“アジ”は“血合いの部分”は赤みがかり、“身の部分”は白い、瑞々しくもシットリとし、輝いています。

    ”半生アジフライ”、衣の色はコンガリ、中の“アジ”は“血合いの部分”は赤みがかり、“身の部分”は白い、瑞々しくもシットリとし、輝いています。

  • 小田原漁港 さじるし食堂 - “半生アジフライ”には、“味噌”と“ポン酢”の2種類の“タレ”、そして“薬味”として“針ショウガ”、“刻みネギ、”大葉“が付いています。

    “半生アジフライ”には、“味噌”と“ポン酢”の2種類の“タレ”、そして“薬味”として“針ショウガ”、“刻みネギ、”大葉“が付いています。

  • 小田原漁港 さじるし食堂 - “小鉢”には“お刺身の漬け”が、4枚入っていました。色々な種類の“お刺身”をまとめて食べる、これも美味しい食べ方の一つです。

    “小鉢”には“お刺身の漬け”が、4枚入っていました。色々な種類の“お刺身”をまとめて食べる、これも美味しい食べ方の一つです。

  • 小田原漁港 さじるし食堂 - “お新香”は“柴漬け”です。

    “お新香”は“柴漬け”です。

  • 小田原漁港 さじるし食堂 - “お刺身三種盛”は“カツオ”、“金目鯛”、“尾長鯛”の3種類です。

    “お刺身三種盛”は“カツオ”、“金目鯛”、“尾長鯛”の3種類です。

  • 小田原漁港 さじるし食堂 - 上から時計回りに”カツオ”、”金目鯛”、”尾長鯛”です。

    上から時計回りに”カツオ”、”金目鯛”、”尾長鯛”です。

  • 小田原漁港 さじるし食堂 - “海老真丈の鯛皮包み揚げ”、“魚のすり身”に“エビ”を入れ、“鱗のついた鯛の皮”で包んで揚げたものです。

    “海老真丈の鯛皮包み揚げ”、“魚のすり身”に“エビ”を入れ、“鱗のついた鯛の皮”で包んで揚げたものです。

  • 小田原漁港 さじるし食堂 - “海老真丈の鯛皮包み揚げ”、“海老”の風味が豊で、“鯛の皮”からは香ばしさが伝わり、塩味と“海老の旨味”が、マッチングしている美味しい逸品です。

    “海老真丈の鯛皮包み揚げ”、“海老”の風味が豊で、“鯛の皮”からは香ばしさが伝わり、塩味と“海老の旨味”が、マッチングしている美味しい逸品です。

  • 小田原漁港 さじるし食堂 - “海老真丈の鯛皮包み揚げ”、カット面からは“海老の個体”そのものが見えます。

    “海老真丈の鯛皮包み揚げ”、カット面からは“海老の個体”そのものが見えます。

  • 小田原漁港 さじるし食堂 - 御膳と単品3品、美味しく食べ尽くしました。

    御膳と単品3品、美味しく食べ尽くしました。

  • 小田原漁港 さじるし食堂 - お店の正面、開店前から暖簾は下がっていました。

    お店の正面、開店前から暖簾は下がっていました。

  • 小田原漁港 さじるし食堂 - 暖簾の陰に隠れているお店の看板

    暖簾の陰に隠れているお店の看板

  • 小田原漁港 さじるし食堂 - 店先の幟

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  • 小田原漁港 さじるし食堂 - 小田原地産食材への想い

    小田原地産食材への想い

  • 小田原漁港 さじるし食堂 - 地産食材へのこだわりの、"お米”、”味噌”、”卵”、”茶”の紹介です。

    地産食材へのこだわりの、"お米”、”味噌”、”卵”、”茶”の紹介です。

  • 小田原漁港 さじるし食堂 - 商品Pick up

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  • 小田原漁港 さじるし食堂 - お店の前のメニュー等、待つ間、これを読んでいれば飽きることがありません。

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  • 小田原漁港 さじるし食堂 - 本日の・・・各種

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  • 小田原漁港 さじるし食堂 - さじるし海鮮丼の”本日のお魚”

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  • 小田原漁港 さじるし食堂 - 当店のご案内(利用方法)

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  • 小田原漁港 さじるし食堂 - 営業時間の告知

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  • 小田原漁港 さじるし食堂 - ”フードコート”のような呼び出しベルを受取口で渡されます。

    ”フードコート”のような呼び出しベルを受取口で渡されます。

  • 小田原漁港 さじるし食堂 - 立て看板メニュー、”特選さじるし海鮮丼”

    立て看板メニュー、”特選さじるし海鮮丼”

  • 小田原漁港 さじるし食堂 - 立て看板メニュー、”名物半生アジフライ”

    立て看板メニュー、”名物半生アジフライ”

  • 小田原漁港 さじるし食堂 - 立て看板メニュー、”各種”

    立て看板メニュー、”各種”

  • 小田原漁港 さじるし食堂 - 夏季限定の”地魚なめろうの冷汁御膳”

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  • 小田原漁港 さじるし食堂 - 本日のおすすめ!

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  • 小田原漁港 さじるし食堂 - 漁港傍の”鮑屋”さんの前にあった看板

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店舗情報(詳細)

店舗基本情報

店名
小田原漁港 さじるし食堂
ジャンル 海鮮
お問い合わせ

0465-20-7977

予約可否

予約不可

住所

神奈川県小田原市早川1-4-10

交通手段

電車、車

早川駅から441m

営業時間
    • 11:00 - 16:00

      L.O. 15:30

  • ■ 定休日
    不定休
予算

¥1,000~¥1,999

予算(口コミ集計)
¥1,000~¥1,999 ¥2,000~¥2,999

利用金額分布を見る

支払い方法

カード不可

電子マネー不可

席・設備

席数

50席

個室

貸切

不可

禁煙・喫煙

全席禁煙

駐車場

空間・設備

落ち着いた空間

メニュー

ドリンク

日本酒あり

料理

魚料理にこだわる

特徴・関連情報

利用シーン

家族・子供と

こんな時によく使われます。

お子様連れ

子供可、お子様メニューあり

ホームページ

https://www.sajirushishokudo.com/

公式アカウント
オープン日

2020年7月23日

お店のPR

創業430年の小田原魚商の味

​天正15年 水産仲卸として創業した“鮑屋”は、430年に渡り小田原の地域に根付き、
鮮魚を地元はもちろん、日本各地へお届けして参りました。
歴史に裏付けされた確かな目利きと知識を活かし、魚商ならではの海の幸を厳選し、
小田原の地物と併せてご提供させていただきます。​
ぜひ全身で小田原をお楽しみただければ幸いです。

初投稿者

rooney48rooney48(0)

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