鉄鍋でいただく“元祖ラーメン”と“おじや”･･･熱々で、美味しいです。 : ラーメンおじ屋 ひさし

“丼”の代わりに“熱々の鉄鍋”で提供される“ラーメン”と、その“スープ”を使った“おじや”で〆るという珍しいラーメン屋さんが、秦野にあり、訪問した時の報告です。

お店は小田急小田原線秦野駅南口から、歩いて５分ほどのところに在ります。
開店時間丁度に到着、先客は１名です。
お店は３＋７席のL型カウンターのみ、席毎にタブレットが置かれ、パネルにタッチして注文、会計は出口に大きな画面のタッチパネルがあり、会計はSelf-Checkout、お客さんがバーコードをかざし、清算します。
早速に店内へと、苦手なタッチパネル式でしたので、一番奥の席に座りました。

　　やはり、店主の力を借りながら操作、お願いできたのは、
　　　　１）元祖ラーメン 並
　　　　　ラーメン用のトッピングとして
　　　　　　２）黄金しょうが/ジンジャー　15g
　　　　　　３）青森ガーリック
　　　　４）ラーメン後の〆のおじや
　　　　　おじや用のトッピングとして
　　　　　　５）溶き卵
　　　　　　６）店長こだわりのチーズ
　　です。
　　“おじ屋ひさし”さんは、トッピングは色々と用意されていますが、ラ“ーメン”は“元祖
　　ラーメン”のみ、タッチパネルの画面には大・並・小の３種類があるのみ、ご飯物は“お
　　じや”のみです。

カウンターの上には最初から鍋敷きが置かれています。

暫くすると、取り皿用としての呑水（とんすい）と鍋敷きが提供されます。
鍋敷きが２枚になったのですが、“おじや”をお願いするときにお鍋をカウンターの上に乗せるためようとのことです。

　　“元祖ラーメン“が、10分程で、店主がフック状の吊り金具を使い、熱々の鉄鍋をカウ
　　　　ンター越しに置いてくれます。
　　　　“ラーメン”というより、鍋料理のようです。
　　　　湯気の合間から見えるのは、“チャーシュー”、“小ネギ”、“細切りキクラゲ”、
　　　　“もみじおろし”、“秦野産の青梗菜”がトッピングされています。
　　　　トッピングで表面は覆い尽くされていますが。僅かに見えた”スープ”は“白湯”、
　　　　“麺”は“細麺”のようです。

　　　“麺”、名水百選にも選ばれている秦野の湧き水、“弘法の清水”を使って打つ”自家製
　　　　　麺”とのこと。
　　　　　鉄鍋で“スープ”が中々、冷めないので、“麺”を先に小皿に取り分けていただき
　　　　　ます。
　　　　　ストレートの“細麺”で、加水率は低めのようです。
　　　　　コシはあまり無く、グニュっとした食感、それでも熱々の“スープ”の中でも、
　　　　　最後までメゲルコトも無く、美味しくいただける“麺”です。

　　　　　“白ごま”が、折角、卓上にあるので、“麺”を呑水に取り分け、タップリとかけて
　　　　　いただきます。
　　　　　優しい“白ごま”の香ばしさと甘みが、感じられます。
　　　　　“白ごま”の風味は淡泊なので、“麺”の美味しさが更に引き出されます。

　　　“スープ”も秦野の名水“弘法の清水”を使用しているとのこと。
　　　　　土鍋の中の、未だ冷めやらぬ白濁した熱々の“スープ”を恐る恐る飲んでみます。
　　　　　“鶏白湯”、アッサリ系ですが、上品な味わい、程よい“塩味”です。
　　　　　未だ熱いのを我慢すれば、“鶏ガラの旨味”と“豚骨の円やかさ”が重なり合い、
　　　　　コクのある美味しい“スープ”です。

　　　“チャーシュー”は、“豚バラ”ですが、二日間も煮込んであるとのこと、更に、熱い
　　　　　“スープ”の中でホロホロ、“脂身”も程良い状態に落ちてくれています。
　　　　　厚みがあり、柔らかく、口の中で蕩けるような美味しさです。

　　　“細切りキクラゲ”は厚めのものを使用しており、歯応えがシッカリと感じます。
　　　　　コリコリと弾力もある美味しさです。

　　　“青梗菜”、大きくカットされたままですが、茎の部分までも柔らかいのです。
　　　　　シャキシャキした食感も残されており、ほのかな甘みがあり、淡泊ですが、美
　　　　　味しいです。

　　“おじや”は“スープ”を半分ほど残した状態で、カウンター台の鍋敷きの上に鉄鍋を置
　　　　き、お願いします。
　　　　調理され戻ってきた鉄鍋、再度の調理で加熱されているため、またもや熱々です。
　　　　“溶き卵”と“チーズ”が浮かび、“おじや”というよりもお洒落な“リゾット”です。
　　　　パラッと“黒胡椒”がふりかけられています。
　　　　フウフウしながらいただくと、“チーズ”と“溶き卵”とで、クリーミーです。
　　　　そして、サラリとしていた“スープ”が、“ご飯”と“チーズ”とでトロミが付き、
　　　　更に美味しくいただくことができました。

“おじ屋ひさし”さんでは、“鉄鍋ラーメン”に“おじや”と、お客さんの食べる進み具合に合せた二度手間で、商品を提供しています。
お店にとっては負担になりますが、熱々（過ぎることも？）の美味しい状態での提供、是非続けていただきたいと思います。

ご馳走様でした。