8月27日閉店！　何とまたしても名店が相模原から消えることに！ : 熱血らーめん 遊びじゃネェんだよ！

【2013.08.12再訪】
何とも残念なことですが、こちらの店も今月27日をもって閉店することになったそうです。店主の今後はまだ未定とのことですが、場合によっては企業と組んで何かを始める可能性もあるとか…大資本系ラーメン店の味には負けず、しかも価格的にもリーズナブルであり続けた店が無くなってしまうのは本当に寂しい限りですが、店主の今後の成功に期待したいです。陰ながら応援してます。

さてこの日ももの凄い暑さ。平日なのでそんなに混んではいないだろうとの予想とは真逆で、店内満席orz
しかもお客さんが一気に殺到したようでまだ誰も食べていません。しかし券売機で食券を買ってしまったので我慢して待ちます。
およそ20分後、やっと店内に入ることが出来ました。いや危なかった。下手したら熱中症になりますよこの暑さは！

今回も暑さしのぎで「季節限定 冷しらーめん(700円)」と「チャーハンセット(350円)」です。前回と全く同じになってしまいました。
相変わらず店主一人での営業。これで配膳と洗い物係り兼任の助手がいればだいぶ違うと思いますが、店主はついに最後まで自分一人だけの営業を貫きましたね。その鍋捌きは抜群でした。今回もチャーハンを炒める姿は素晴らしい動きでした。

そのチャーハンが先に出てきました。最後にスープで仕上げるしっとりチャーハン。ほぐしチャーシューが相当量入って良心的なものです。
量も多めで、これだけでも結構な食べ応え。味付けも正確です。さすが中華出身。

「冷しらーめん」もやはり美味しい。
前回食べたものと全く同じなので、詳細は割愛しますが、別のお客さんと店主との会話から、このスープは動物系出汁は使わず、鰹などの魚介系出汁だけで出来上がっているそうです。非常にさっぱりしたスープです。麺もザクッとした歯ごたえがあってこのスープに良く合っていました。
チャーシューは今回も別皿での提供。脂身がラード状に固まらないようにする配慮ですが、こうした気遣いも非常に細やかな店主です。

恐らくこれから閉店までの間は、名残惜しむファンによって混雑が予想されます。食べておきたい方はお早めに。


【2013.07.01再訪】
久しぶりに丸一日休みが取れたこの日、本当は釣りに出かけたかったけど、翌日からまた忙しくなるので自重。仕事部屋の整理などしてのんびり過ごします。
午後から買い物に出かけ、そのついでにこちらに寄ってきました。7月に入ったし、蒸し暑くなったので季節限定のあのメニューが始まっていないかな…始まっていました＾＾
屋外に設置された券売機の下段に「限定 冷しらーめん(700円)」の文字。ついでに「チャーハンセット(350円)」の食券も購入。店内に入り、店主に食券を渡してしばし待ちます。店主は相変わらず全てを一人でこなしています。混んでくると大変そうですが、実に要領よく調理をこなして行きます。チャーハンの中華鍋を煽る手つきは鮮やか。そのチャーハンが先に出てきました。最後にラーメンスープの出汁を注で仕上げるので少々しっとり。味付けも良いチャーハンで、結構な量なのでこの価格はお値打ちです。

さて今年の冷しラーメンは、昨年までのものと比べるとトッピングが変わっていました。丼中央の鮮やかに真っ白なものはオニオンスライスでした。水で晒してあるようで、嫌な辛さはありません。なのにシャキッとして非常に清涼感のあるものでした。そしてチャーシューが別皿で提供されました。

スープは冷蔵されています。なのでキンキンに冷えています。通常の豚骨ベースの出汁とは全く異なり、鰹中心の和風出汁。動物系出汁は裏方に回っています。なので非常にさっぱりしていますが、丼表面に香味油の油膜が張り、適度なこってり感も出しています。

麺は他のメニューと共通と思われます。麺のリニューアル以来、少々ザクッとした歯ごたえを感じる麺になりました。加水率もやや控えめになったと思います。それもあってか、この和風出汁のスープに合わせると日本蕎麦を食べているかのような錯覚を覚えます。でもスープを良く味わうとやはりラーメンなのですね＾＾

チャーシューを別皿で提供するのは、冷たいスープの中で脂身がラード状に変化してべたつくことを避けたのだと思います。いろいろな店で冷やしを食べましたが、冷たいスープに浸されたチャーシューは成功しているものに遭遇したことがありません。専用の脂身少な目のチャーシューを作ればよいのでしょうが、小さな個人店ではロスが多すぎると思います。無理せず別皿での提供は正解だと思います。

先述のオニオンスライスはじめ、メンマや九条葱は実に清涼感あふれる具です。夏の食欲がなくなるシーズンにはこういう冷たい料理はありがたいものです。
今回も美味しくいただきました。


【2013.05.20再訪】
気付けばこの店を訪問するのも昨年の12月以来となってしまいました。新しい店が次々にオープンするので、お気に入りの店でもなかなか訪問するチャンスがありません。
風の噂で以前は限定メニューだった“超濃厚”がレギュラーに昇格したようなのでこの日はそれを食べに。

13：15頃店到着。相変わらず変な時間になってしまいましたが、店内にはまだ5人のお客さんが食べていて、私の後からも3人入ってきました。すっかり人気店になりましたね。
店の外の券売機で予定通り「超濃厚A級豚骨(700円)」と「チャーハンセット(350円)」の食券を購入。どうでもよいことですが、以前は“セットチャーハン”だったのに、いつの間にか名前が変わっていました。

相変わらず店主一人での営業で非常に忙しそうですが、その鍋捌きは鮮やかです。一連の動作に無駄がないですね。
このラーメンのスープは別の寸胴で作られているようで、冷蔵庫から取り出していました。

さて出てきましたラーメン。以前限定で食べた時と同じように灰褐色のスープ。レンゲで掬うと驚くほどの粘度が感じられます。見た目同様その飲み口も濃厚。超濃厚に偽りはありません。
恐らく豚骨を、骨が崩れるほどに強火で炊いているものと思われます。なので骨粉のような少々ざらりとした舌触り。しかし以前限定で提供されていた頃のものよりも改善されていて、非常にきめが細かくなっています。以前より美味しくなっています。

麺は他のメニューと共通のものと思われます。ストレートの細麺。加水率が比較的低めの麺である上、スープが超濃厚なので否応なしに麺にまとわりつくことになります。麺のザクッとした食感にスープの自然な苦みを伴った甘みが加わって美味しい。

この店のチャーシューも安定しています。厚さ、大きさ、味付け。全てハイレベル。中華出身の店主らしい、しっかりとしたチャーシュー。脂身バランスも非常に良いものです。

ちなみにチャーハンも相変わらずの美味しさ。私はこの店では必ずこのチャーハンを注文することにしていますが、今回ばかりはスープの濃厚さを中和する白飯の方が良かったと思います。

*水曜日は餃子専門店として営業していたはずで、一度食べてみようと楽しみにしていたのですが、先日訪問したところ定休になっていました。流石に休みなしは辛いのでしょう＾＾；


【2012.12.08再訪】
実は前回の書き込みから何回か通っているのですが、メニューが被っているので書きませんでした。
今回は久しぶりに店の定番メニューを食べましたのでアップします。

もしも前回食べた坦々麺がまだメニューに残っていたら食べてみようと思いましたが、残念ながら終了していました。そこで先述の通り「熱血醤油(650円)」と「セットチャーハン(350円)」の食券を購入します。チャーハンは定番になってきました＾＾

開店当初のこのメニューは、もう少し豚骨を強火で炊いて、白濁するギリギリのところでバランスを取っていたような気がしますが、徐々に変化してきました。一度大きな変化があった時、カエシがくっきりとして、豚骨出汁がマイルドになりました。より京都ラーメンに近い味わいに変わったと思います。私にとっては好みの方向へ変化してくれて嬉しい。
マイルドになったとは言え、出汁濃度は相変わらずしっかりしています。スープ作りの際に自然発生したと思われる背脂もスープにコクを与えていて美味しい。

麺もリニューアルされてしばらく経ちましたが、加水率低めでちょっとザクッとした歯ごたえのある麺で、スープに良く合っています。麺は外注しているようですが、恐らく細かいであろう店主の注文に、製麺所も良く応えていると思います。

チャーシューは相変わらず素晴らしい！
厚みがあり大きく、味付けがしっかりしていながらスープの味を壊さないもの。これを2枚入れてくれるとは…店主のサービス精神を感じます。
このチャーシューはバラ肉ですが、流行のトロトロではなくて適度な歯ごたえを残し、噛みしめると肉の旨味がジワッと感じられます。

この日は九条葱がちょっと水分が飛んでいて残念でしたが、これもたっぷりと入れてくれます。このスープに良く合いますね。

ちなみにチャーハンも何回か作り方を変えていましたが、最近は決まって来たみたいです。
最後にスープ用の出汁を寸胴から取り上げて中華鍋に少しだけ注ぎます。なのでしっとりチャーハンになります。この出来栄えも見事で美味しい。

チェーンのラーメン店が爆発的に勢力を強めていますが、それと同じ価格でこれだけの内容のものが食べることが出来ます。
その味、具の内容など、絶対にチェーン店には負けないものです。

なお、この店は本来水曜日は定休日でしたが、水曜日は餃子専門店として営業しているようです。(11：30～14：30)
他にもチャーハンや中華系の丼メニュー、セットメニューなどもあるようで、そちらにも興味がありますｗ


【2012.10.09再訪】
今年の夏も限定で“冷やし”を提供していました。肝心な真夏の暑い盛りはバタバタしていたので食べることが出来ませんでしたが、前回訪問時にはまだ提供されていたので、まだやっているかな？と期待を込めて再び訪問です。
前にも同じメニューを食べていますので、今回は簡単に。

レギュラーメニューでは濃厚な豚骨出汁が堪能できるこちらの店ですが、「冷やしらーめん(700円)」は全く違います。鰹節が中心の魚介出汁がベースになった醤油味。スープは予め冷蔵庫でキンキンに冷やされています。一口飲んだ瞬間は蕎麦つゆを連想しますが、何か分かりませんが節以外の旨味も感じられ、確かにラーメンのスープに仕上がっています。まだ暑かったこの日には甘みが控えられてさっぱりし、良く冷えたスープはありがたい。

麺はレギュラーメニューとは変えているのでしょうか？ザクッとした歯ごたえを感じさせるもので、やはり日本蕎麦のような食感。かん水が控えめなのでしょうか。このスープとの組み合わせは絶妙です。

以前食べた時には、冷やしメニューの宿命…チャーシューの脂がラード状になってべとついた記憶がありますが、この日のチャーシューはそれが改善されていました。一見何も変わっていないようでしたが非常に不思議。当然美味しくいただけます。

店主は研究熱心ですね。いつもたった一人で切り盛りしていますが、客を待たせることなく鮮やかに仕事をこなして行きます。
基本ラーメンが美味しく、なおかつ限定にハズレがない貴重な店だと思います。


【2012.09.18再訪】
前回訪問して「超濃厚豚骨」を食べた時に、他にも限定ラーメンが券売機にありました。この日はその中から「限定　坦々麺(750円)」を選びます。
12：20頃に店訪問。この日は私としてはまともな時間に昼飯を食べました。しかし当然お客さんも多い。店主はちょうど前のお客さんの分を調理中だったので、ちょっと待たされました。
しかし店主は調理の手際が良い！セットチャーハンを炒めつつ、いくつものメニューをいっぺんにこなして行きます。

今回の坦々麺は、ベースとなる出汁は熱血醤油と同じものだと思います。そこに唐辛子ペーストなど幾種類かの調味料が合わされて辛みがつけられています。
具になる挽肉と青梗菜、白菜などの野菜類は一度中華鍋で炒められ、そこに先ほどの出汁が注がれて、中華鍋の中でスープを完成させるやり方でした。炒めた野菜と挽肉の旨味成分を余すことなく取り込んだスープは奥行きが出て非常に美味しいです。辛さも私には適度なもの。

麺は基本ラーメンの麺に比べると少々太目に感じられました。恐らく専用の麺を使っているものと思われます。もっちりしていて、濃厚なスープを良く持ち上げてくれます。スープとの組み合わせが良いですねｗ

チャーシューはほかのメニューと同じものが一枚入っています。挽肉炒めが入っているのでチャーシューは入らないだろうと思っていたら、しっかり入っていました。これは嬉しい。相変わらず柔らかく、適度に歯ごたえを持って美味しい。

具の青梗菜や白菜などの野菜もスープに良く馴染んでいて旨い。
中華系の店で食べる本格的な坦々麺とは別物で、この店の店主の解釈で作られた坦々麺ですが、完成度は非常に高いです。

これは予想以上の美味しさだったので、実は後日にもう一度食べました。

基本ラーメンがしっかりしているし、こうした限定ラーメンがことごとく美味しいです。
今回、評価を上方修正しました。また食べに行きますｗ


【2012.08.20再訪】
気付けば久しぶりの訪問でした。何しろ次々に新しい店が開店するので、お気に入りの店でもなかなか出向く機会がありません。更にこの頃は超繁忙期…
実は今回食べた「超濃厚豚骨(700円)」については、限定メニューとして提供されている噂は聞いていました。定期的に提供してくれる限定メニューがことごとく美味しいこちらの店。是非一度食べて見ようと、外出のついでに食べてきました。

店到着は12：45頃。何と駐車場が満車！色々なメディアに取り上げられ、ネット上の口コミ情報でも評価の高いこの店は、すっかり人気店になってしまいました。どうしようかと困っていたところ、ちょうど食べ終わったお客さんが戻ってきました。ラッキーｗ
店先の券売機ではもちろん上記メニューんお食券を購入します。ついでに「セットミニチャーハン(250円)」も。お客さんが多いので少々待ちます。それにしてもこの店、人気店になってお客さんが増えてきたけど、相変わらず店主一人で全てをこなしています。その仕事振りは迅速で鮮やか。

限定メニュー含め、この時期はスープを全て冷蔵保存しているようです。一度暑さでスープを傷めてしまった事がありましたが、それ以来だろうと思います。でっかい寸胴で炊き出したスープを分割して冷蔵するのは手間が掛かって大変そうですね。注文の度に雪平鍋にスープを取り分けて温めています。

先にセットミニチャーハンが出てきました。通常のセットチャーハンでは多すぎるかな？と思ってミニにしましたが、これだとかなり少ない＾＾；
せっかくならノーマルサイズで食べた方が良さそう。でも相変わらずしっとりした食感が美味しいチャーハンです。最後にほんの少しだけラーメンスープを注いでいたかな？

さて問題の超濃厚が出てきました！
通常メニューの熱血豚骨のスープが真っ白であるのに対して、このスープは少々灰褐色です。見るからに粘度があって、確かに濃厚そう！早速スープを一口いただいて見ます。
熱血豚骨がかなり甘いスープだったので、これも甘めのスープだろうという予想は覆されました。甘みはほぼ排除されています。しかし驚くべき粘度。天下一品に負けてません。これだけの粘度を獲得しようと思うと、芋などの野菜に頼るのが一般的だと思うけど、それにしては甘みが抑えられています。
代わりに骨髄まで徹底的に炊き出し、豚骨そのものが崩れて出来上がったと思しき骨粉が感じられます。少々ざらつきがあり、同時にほんのり苦味を感じます。ちょっとこの辺が好みを分けそうですね。私は基本の熱血醤油の方が好みですね。

麺は基本メニューと恐らくは同じもの。スープが凄い粘度なので、麺を持ち上げるとトロリと持ち上がります。いやおう無しに麺とスープが口に入ります。う～ん超濃厚ｗ

チャーシューはバラ肉が2枚。厚切りで味付け良く、食べ応えあります。
メンマや海苔、そして九条葱など脇役達は相変わらず美味しいです。店主の真面目さが伺えますね。

凄まじく濃厚で独特なラーメンでした。私は基本メニューの方が好みではありましたが、この手のラーメンを好む方は一食の価値があります。
この時、他にも限定メニューがあって別の日に食べています。そのレビューはまた後日。


【2011.11.13再訪】
ここのところ定期的に期間限定メニューを提供してくれるこちらの店です。
9月時点で期間限定の“みそ”味を提供しているとの情報を得ていましたが、忙しすぎて訪問する事が出来ませんでした。念願かなってやっと訪問ですw

12：45頃店訪問。日曜日のこの日、店内は既に6人が座っていました。その後も入れ替わり立ち代わりお客さんが現れ、客足は途絶えません。安定した人気を獲得しています。店の外には期間限定で“みそらーめん”を提供している旨が表示されていました。良かった。間に合ったようです。券売機で「限定(750円)」と、この店ではすっかり定番になってしまった「セットチャーハン(350円)」の食券を購入。店主に食券を渡すと、直前のお客さんとメニューが同じだったらしく、一緒に作り始めてくれました。ラッキーw

待つこと5分少々で先にセットチャーハンが出てきました。
チャーハンは今までに何度か作り方に変化が見られましたが、概ね安定してきたようです。ある程度下ごしらえの済んだタネを中華鍋を使って強火で炒めます。以前はラーメンの出汁を仕上に注いでいましたが、今回はやっていませんでした。
ちょっとしっとりしているがご飯はくっつかない。以外に具も多いお得なチャーハンです。これを食べただけでも結構なボリューム。

さて肝心の「みそらーめん」です。作りを見ていたら、しっかり野菜を炒めていました。そしてその際に挽肉も投入。最後は出汁を直接炒め野菜の中華鍋に注いで仕上ています。札幌方式ですね。炒め野菜の旨味成分を余すところなく取り出しているスープ！期待できそうです。
茶濁したスープは定番メニューと同じく豚骨出汁がベースと思われます。マー油がかかっていて香ばしい香りが食欲をそそります。
チャーシュー2枚に九条葱と糸唐辛子の彩りも美しく、値段に比べて内容が豪華です。早速スープを一口。

見た目の勝手な予想では、「熱血豚骨」のように甘みが強いスープをイメージしていたのですが、全く逆。強めに味噌ダレが効いて甘みは控えめ。予想以上にガツンとパンチの強い味です。この店特有の豚骨出汁のマイルドさが陰に隠れ、味噌の強さが引き立てられています。ちょっと意外だったけれどとても旨い。マー油も全面に出てくるわけではなく、適度に香ばしさを感じさせる使い方で私好みw

麺はみそらーめん専用なのでしょうか？いつもの麺よりも太いような…
加水率高めでモッチリしたこの麺は、熱々スープに負けずに伸びにくく、最後まで美味しくいただきました。スープとの相性も良いです。このスープに合わせるなら、どうせならもっと強い麺でも良さそうな気もしますが、十分美味しいです。

チャーシューは分厚く、脂身と赤身のバランス味付けともに良し。味噌ラーメンというと何故かチャーシューが入らないのが関東味噌ラーメンの定番になっていますが、この店は定番メニュー同様大きなものが2枚も入っています。これも美味しい。
そしてこの店の九条葱はいつでもシャキシャキ。瑞々しくて、それ自体が美味しい。スープに良く馴染ませるとスープも落ち着きます。
そして、メンマはカリカリ食感が残されたもので私好み。トータルでレベルが高いです。

味噌味については全く予想がつかなかったこの店ですが、さすがの一杯でした。
店主の接客は相変わらず物腰柔らかく好印象です。全てを一人でこなす手際の良さも見物です。


【2011.08.23再訪】
久しぶりに夜の部訪問です。今回の目的はスープが変わったという定番ラーメンを食べることです。店の外に設置された券売機で「熱血醤油(650円)」と「セットチャーハン(350円)」を注文します。この店ではセットチャーハンを注文するのはもはや定番となりつつあります。
時間はちょうど18：00頃。一番乗りでした。食券を店主に渡すと早速取り掛かってくれます。

先に提供されたのはセットチャーハンの方でした。手際よく薬味とご飯が中華鍋で煽られ、最後にラーメンスープの出汁を投入して仕上ます。なのでご飯はしっとりしていますが、これが美味しいw
作り方は何度か変更しているようですが、毎回美味しくいただいています。

そして肝心な「熱血醤油」です。
確かに変っていました。豚骨が中心と思しき動物系出汁から摂られているスープである事は変っていませんが、より醤油の風味が立った味にシフトしました。一味唐辛子の辛味は控えめ。私が知っている京都ラーメンにより近くなったように思えます。特に『新福菜館』に近いテイストを感じます。変化しても美味しいですね。しかしオリジナリティーという側面から見ると、ちょっと特徴が乏しくなったかも知れません。もう一捻りすると劇的に良くなりそうな予感があります。

麺は前回冷しで食べたものと同じであると思われます。今回は温麺なので前回ほど強いコシは感じませんが、こちらも製麺所が変わってよりスープに合う麺になっていると思います。コシに加えて粉の旨味もしっかり感じられる麺で私の好みです。

チャーシューが相変わらず豪快で美味しい。厚みがあり、脂身バランスよく味付けもしっかりし、それら三拍子揃った美味しいチャーシュー。2枚も入って太っ腹です。

薬味の九条葱もシャキシャキで美味しい。メンマや海苔などの脇役たちも、決して適当にされずにしっかりと味付けや材料選択がされている事が伺えます。

味をリニューアルしても相変わらずレベルの高いラーメンを提供するこちらの店。今後もきっと美味しく進化してくれることでしょう。


【2011.06.14再訪】
先日スープと麺が変わったと聞いたこちらの店を訪問しましたが、何と暑さでスープが傷んでしまったそうで、夜の部は営業できないとのことでした。それからおよそ2週間後の訪問となりました。今度は開いていましたw
13：00頃の訪問で先客は3名。後から2名。さすがに平日は昼時を越えてしまえば空いています。本当は定番の「熱血醤油」を食べてスープと麺の変化を確かめたかったのですが、別情報で限定が始まっている事を知り、急遽変更しました。店先の券売機で「限定らーめん(700円)」と「セットチャーハン(350円)」を注文します。セットチャーハンは小と大が加わっていました。なかなか細やかな対応が良いですねw

店主に食券を渡すと私を覚えていてくれたようで、しきりに恐縮していました。まあ長いことやっていれば色々あるでしょう。
早速調理に取り掛かってくれます。
先ずは麺が茹でられ、冷水でしっかり締めた後に冷蔵庫に入れていました。冷蔵庫の中に冷水が用意されているようです！仕事が丁寧で驚き。
次にチャーハンを作り始めました。つくり方が前と変りましたね。最後に中華鍋に注いだのは恐らくラーメンのスープ(出汁)でしょう。強火で鮮やかに煽られて完成です。その後ラーメンを作り始めましたので、先にチャーハンをいただきます。
味は以前に食べたものと同じです。味付け適度。最後に注ぐスープによって飯がしっとりし、スープの旨味が行き渡っていて旨い。ラーメン丼に入って出てくるので見た目は少なそうに見えますが、食べてみると結構な量です。

冷蔵庫の中でキンキンに冷されたスープの中に先ほどの麺を入れ、更に具が載せられて「冷しらーめん」が完成しました。先ずスープを一口いただきます。
動物出汁は鶏が中心でしょうか？しかしやや控えめな印象を受けます。そこにほのかに魚介出汁効いているようです。昨年食べた冷しと同じく和風のスープに仕上がっていますね。しかし昨年よりも更に美味しくなっていると思います。昨年よりも動物系出汁が強めになったかな？
塩分濃度も適度で、この日のように暑い日にはうってつけです。とても美味しいw

麺はもの凄くコシの強いもの！歯応え良くノド越しも良いです。かなり加水率が高いですが、不思議とスープと良く絡んでくれます。スープが和風なせいか、麺も何故か蕎麦のような風味を感じるから不思議。この麺は好きなタイプです。旨い！

チャーシューは大きめなものが2枚。冷されているのに柔らかく、味付けも適度で旨い。脂身がラード化しないのが非常に不思議です。試しに冷えたスープにしばらく浸しておきましたが、それでも変る事はありません。冷しのチャーシューは何度も脂っこくなって残念な思いをしましたがこれはとても美味しくいただきました。部位なのか、作り方なのか…とても良く出来ています。

具の海苔は大判が2枚。昨年より増えていますw
半分乗っかった味玉は味付けがしっかりして黄身が甘くて美味しい。
メンマも太めで味付けはスープによく馴染むもので好印象でした。

そして九条葱と玉葱が私好みw
特に玉葱のみじん切りが冷たいスープに更に清涼感を与えていて美味しい。シャクシャクした食感も良くて好みです。

今回は麺とスープの変化については確認できませんでしたが、昨年より美味しくなった冷やしを食べることが出来て満足です。次回は定番の「熱血醤油」を食べてみたいと思います。


【2010.11.13再訪】
前回間違った食券を購入して食べる事が出来なかった(バカ)限定の「塩豚骨(650円)」を食べに行って来ました。
土曜日の昼の部終了ギリギリの時間。店先に券売機があるので、もしも売り切れていたら他の店も考えましたが幸い残ってたようでランプが通常通りの状態になっていました。ついでに「小ライス(50円)」の食券も購入。

15：00直前というヘンな時間にもかかわらず店内2組3名のお客さんがいました。
幸い2名と私の注文が同じだったようで、店主は手際よく同時に作ってくれました。

とても具沢山でスープが良く見えませんが、レンゲで掬ってみると真っ白なスープです。ngaさんご指摘の通り骨粉が混ざっているのが見て取れます。相当時間をかけて文字通り骨の髄まで溶け出しているのですね。少々粘度を感じるほどに濃厚な豚骨出汁ですが、全くくどさがありません。むしろサッパリしているくらい。ねっとりと絡みつくようなコテコテスープを想像していただけに拍子抜けでした。
このスープは「熱血豚骨」とは違い、野菜による甘みは付いていません。純粋に豚骨出汁だけであると思います。そこにスライスされた玉葱を炒めたものが投入されていて、香ばしさとコクを増しています。甘みが少ないのは私の好みです。なかなか旨いです。

麺はいつもの麺に比べてやや太め。茹で加減はやや硬めでしたが、粉の旨みがしっかり感じられ、スープを良く掴む麺で私の好きなタイプです。しかし思いの外スープがアッサリしているので、ちょっと組み合わせが悪かったかな…もっと細い方がスープとの相性は良さそうに感じました。

チャーシューは肉厚で食べ応えのあるものが2枚。ご飯で美味しくいただけます。
海苔も2枚入っていて、ご飯と一緒に食べるのに嬉しい。最近豚骨ラーメンを食べる時は決まって海苔をヒタヒタにスープに浸し、ご飯に乗っけて食べます。とても旨いです。最近のお気に入りの食べ方w
葱とメンマはこのラーメンを単体で食べる分には不要だったかもしれません。しかしご飯と一緒なのでおかずになります。
最後はスープに残ったご飯を投入w
今回もスープ一滴も残さず完食ですw

【2010.10.25再訪】
本当は限定で提供されている「塩豚骨」を食べるつもりだったのですが…券売機のボタンを押し間違えていたみたい！
ラーメンが出てくるまで気付きませんでした(ﾉ∀｀)
なのでレギュラーメニューの「熱血醤油(650円)」です。ついでに「セットチャーハン(350円)」もw
繰り返しになりましたので今回は簡単にw

セットチャーハンは先に出てきました。つくりの手間を見ていると350円では申し訳ないほど丁寧なつくりです。
しっとりしているのに米がくっついていない！ちょっと味付け強めだけれども玉子もたっぷりで旨いですねw
量も結構ありますよ。

チャーハンを食べている間にラーメンが出てきました。
スープがちょっと変ったかな？相変わらず京都ラーメンの風情で、真っ黒なスープ細麺、九条葱。チャーシューはドカンとボリュームのあるもの。
スープに一味唐辛子がピリッと効いていてパンチが出ています。基本は豚骨だと思いますが、爆発的に拡大を続ける京都ラーメンチェーン店のスープとは、方向性は同じはずなのに一線を画しています。出汁の出方がはるかに強い。最初に食べた時よりも美味しく感じます。こちらの店主も研究熱心なので、少しずつ進化しているのでしょう。

麺はいつもの細ストレート麺。加水率低めでぽくぽくした食感で、スープとの相性も良いです。
チャーシューはバラ肉。今回はちょっと脂身が多かったけれど柔らかく味付けも適度で、何と言っても厚みがあるものが2枚入れてくれるのは嬉しいです。
九条葱がやはり良い仕事しています。葱増しが良いと聞いていましたが、確かにその通りでしょう。

チャーハン、スープまで完食したらお腹一杯w
デフォルトのラーメンがこの内容で650円！CPも良い店です。


【2010.07.09再訪】
裏メニューで「八王子系らーめん」と「チャーハン」を出していると言う噂を聞きました。更に「冷しらーめん」が季節限定で始まったとの情報を得て行って来ました。

券売機が外に置かれていますが、当然裏メニューは券売機には表示されていません。店主に八王子系があるかどうかの確認をしたところ、既に終了したとのことorz
ならば“冷し”にしようと外の券売機に戻ります。予定通り「冷しらーめん(700円)の食券を購入し、良く見たら「セットチャーハン(350円)」の食券があります！ついでに購入。

セットチャーハンは半炒飯と言うには量が多めです。中華鍋を油に馴染ませながら良く温め一気に煽りながら仕上ます。ご飯がパラパラで、卵、ほぐされたチャーシュー、ネギなどの野菜類が綺麗に絡んで非常に良い仕上がりです。味付けも適度でした。チャーハンは私が食べた350円のものと大(500円)がありますが、何れも麺とのセットでしか食べる事が出来ないようなので注意です。

「冷しらーめん」は店の他のメニューに比べて非常にアッサリしたもの。
スープは予め冷蔵庫でキンキンに冷されています。動物系ではなく魚介が全面に出たスープで、和風が強く出ています。
丼中央に盛られた刻み玉葱がシャキシャキと食感良く、その旨みがスープに奥行きを出しています。暑い日にはサッパリして最適ですね。

麺は他のメニューと同じだとは思うのですが、少々太く感じました。茹で加減適度で冷水で良く〆られています。スープはこんなにアッサリだけど、麺が良く持ち上げてくれます。

チャーシューも当然冷えています。冷しの宿命ですが、通常のサイズで出した場合、チャーシューの脂がラード状に固まってしまい、口の中がべた付くのは避けられません。細切りにするなどの改善があっても良いかもしれません。

味玉は半分が基本で入っています。味付けは優しくてなかなか旨いです。
メンマもシャキシャキで、どの具もスープに良く馴染んだ味で好印象でした。

人気がじわじわと上がっているのが分かります。とても丁寧なつくりで旨いです。
出来れば評判の良かった“八王子系”を定番メニューに加えて欲しいところですw

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店の名前から全く期待していなかったのですが、ネット上の評判が良かったので入ってみました。

初めて訪問した日は「熱血醤油(650円)」を食べてみました。
このラーメンは系統を説明するのが難しいです。
豚骨には違いないと思うのですが、いわゆる関東豚骨系とは一線を画すもの。背脂が多めに投入された、醤油味が立った味付けです。強いて分類すれば京都ラーメンに似ているかも。
背油は多めだが意外にくどさは無く、キリッとした醤油の味と、その背脂の甘みが良い具合に混ざり合った印象です。そこに唐辛子の辛味がやや強めに主張して来ます。
なかなか旨いですw
この系統が好きな人ははまると思いますw

麺は細めでやや縮れが入ったもの。
ちょっとポリポリ食感で、スープとの相性が良いですね。私には旭川ラーメンの麺に近いものを感じましたが、どうでしょう？

チャーシューも柔らかくて旨いw
小ぶりだが厚めに切られ、脂身とのバランスも良い巻きバラチャーシューw
味付けも適度ですw

メンマは太目のもので、味付けは塩によるものかな？カリカリ食感でなかなか良かったです。
そして多めに盛られたネギがスープに馴染むと、スープに深みが出ます。

店名に反し、店主は非常に低姿勢な方でした。
それにしても、この界隈もいよいよラーメン激戦区になってきました！
『潮中華 KAZE』『壱発ラーメン』『らぁめんしょっぷ庵庵』etc.人気ラーメン店がひしめいています！


後日「熱血豚骨」を食べています。
お腹が空いていたので大盛りにしました(800円)。
良く参考にさせてもらっているブロガー諸氏の報告や写真を見る限り、九州ラーメンのように白濁したスープで、しかももの凄い濃厚との事ですが…

確かに！
出てきたラーメンは見るからに濃厚そうなスープのビジュアル。予想外にやや茶濁していて、細かい泡が立っています。スープを飲もうとレンゲを掬うと…これはもの凄い粘度だ！！！今まで食ったラーメンスープの中でも最も粘度が高い部類！！！
流行のベジポタなのでしょうか？動物系の脂の甘みと、炭水化物的な甘みが同時に押し寄せます。インパクト大！！！なかなか旨いですw

麺は箱の文字によれば大橋製麺製。九州ラーメンほどの極細ではなく、一般的な細麺に近い太さです。スープが超濃厚なので、麺には問題なく絡みつきます。絡みすぎるくらい！！！
ちょっとスープの凄さに麺が負けている気がしなくも無いですが、組み合わせは悪くないと思います。

チャーシューはバラで、良く煮込まれ強めに味付けがされている。他の方も指摘していましたが、供する前に再度たれに絡ませるのか、その味がかなりスープに溶け出します。ちょっとスープバランスが崩れてしまうのが残念。
チャーシュー単体では柔らかく味も良いので今後改善されると嬉しいな。

味玉が半分乗っかり、九条葱(？)が沢山入っているのは嬉しいです。
そして特徴的なのはベニショウガのペーストでしょう。自分でかき回してなじませないとスープに溶け込まないほどのスープ粘度なので、苦手な人は横に避けておくことが出来そうです。
私の場合はすこしづつ溶かして行き、最後は全て混ぜ合わせました。

写真では大した量に見えないと思いますが、大盛は丼がかなりでかいです。しかも下膨れなので容量が大きい。食い応えありました。
しかし、私はやっぱり甘みの強い食べ物がダメなのだな…
終盤からスープの甘みに飽きが来てしまい、最後はちょっと苦痛になりました。

好みの違いはありますが、レベルの高い一杯を提供するお店だと思います。
この手が好きな人はきっとはまるでしょう。実際固定客らしきお客さんが何組かいらして、店主と談笑されていました。
お店の名前とは対照的に、人柄の優しそうな店主が印象的です。