新百合ヶ丘周辺では貴重な「リストランテ」 : イル・カンピエッロ 新百合ヶ丘店

再訪。今度はランチにて。
あまりにも目立たないお店だし、味も取り立てて凄いわけじゃないし、価格はそれなりにするので、
内心いつまで続くのかと心配していたのだが、どうやら取り越し苦労。
この日、休日のランチで利用したが、店内ほぼ満席。新百合マダム、恐るべし・・・。

1800円のランチコースを頂いた。
前菜、パスタ、デザート、飲み物、という構成。

前菜には白身魚のカルパッチョを選択。見た目は綺麗。^^
パスタは、菜の花のタリアテッレを選択。麺は生麺。
ただ、ちょっと工業的な麺で、魅力には乏しい。
デザートは、この日はパンナコッタ。エスプレッソ用のカップに入って出てきたので、
最初、なんか面白いエスプレッソだなぁと思っていたら、表面にカラメルが張られていて
エスプレッソに見えているだけだった。(苦笑)

総じて、味に比して高いなぁ、という印象。

■2007年8月-----
新百合ヶ丘の昭和音楽大学構内にある、リストランテ。
大学構内にあるが、一般の人も全く問題なく利用可能。
新百合ヶ丘周辺にはリストランテに相当するイタリア料理店は皆無なので貴重な存在だ。
ただ、料理の内容に比して価格は高め。
雰囲気を重視する食事には適していると思う。

以下詳細。

新百合ヶ丘駅から徒歩５分。意外と近い。
昭和音楽大学構内にあるが、駅からの入口近くにあるので建物はすぐに見つかるはず。
２階には「カフェ　カンピエッロ」がある。１階は、落ち着いた雰囲気のこのお店。
土日しか覗いたことがないのだが、カフェもリストランテも昼も夜もいつもお客さんは少なく、
閑散としている。場所が場所なだけに、全く目立たないためか。
そもそも、ネットにあまり情報がないことも原因の一つ。
このレビューが、何かの参考になれば幸い。

店内は、こじんまりとした感じだが、リストランテの雰囲気はたっぷり。
内装の色は、茶とベージュが基調で落ち着いた雰囲気。
ここにワイン色と白色のクロスが明るく映える。音楽大学のイメージに相通じるものがある。
席は、２人掛けテーブルを２つくっ付けた４人掛けテーブル７卓、６人掛け１卓。
さらにテーブルをくっつければ、１０人位での利用も可能だ。

利用したのは夜。
夜のメニューは、コースが3800円、4800円、5800円、7800円。
勿論単品での注文も可能。しかし単品の価格はかなり高いので、
ざっとみた感じで一番お得に見えた4800円のコースを頂いた。

さて、この4800円のコースは、小皿の前菜、前菜、プリモピアット、セコンドピアット、
デザート盛り合わせ、コーヒーor紅茶、という構成。前菜、プリモピアット、セコンドピアットは、
メニューのうち●印がついている幾つかの中から選べる。
●印は半数ぐらいについているのでとても選びやすい。

料理とその感想はこんな感じ。
・小皿の前菜：「イチジクと生ハム」。生ハムはパルマ産のプロシュート。美味しいが、量が少ない。
・前菜：「穴子のフリット　ライスサラダとパルミジャーノのガレット添え」。穴子に惹かれて
これを選んでしまった。フリットがいまひとつ。ライスとパルミジャーノガレットとの組み合わせも
いまひとつ。
・プリモピアット：「タリアテッレ 自家製ボロネ－ゼ」。生タリアテッレが独特の食感。
今まで頂いたことのある生タリアテッレの中でも、このお店のものは柔らかくモチッとしている。
好みが分かれるかもしれない。私は茹で加減はアルデンテで硬めの食感の方が好き。
自家製ボロネーゼは、まずまず。ただ、量が少ない。
・セコンドピアット：「長崎五島列島の鮮魚のオリーブ、ケッパーの香草パン粉ロースト
サフランソース」。まとう鯛と赤イサキのいずれかを選択でき、私はまとう鯛を選択。
パン粉がソースをたっぷりと吸い、面白いと言えば面白い食感。ただ、まとう鯛の味わいは乏しく、
もっと力強いイサキの方を選択した方が良かったかもしれない。
・デザート盛り合わせ：ティラミス、焼きりんご、パッションフルーツソースのパンナコッタ。
ティラミスが美味しい。
・コーヒーor紅茶：エスプレッソを選択。苦味たっぷりだが酸味もあり。クレマは厚く、味はまずまず。

全体的に、かなり薄い味付け。ただ肝心の素材はあまり高級なものではなく、
味に深みを感じない。また、量も少なく、物足りなかった。決して美味しくないわけではない。
単に、価格に比してどうか、という物足りなさ。これが3000円程度なら満足だけど
4800円では不満を感じてしまう。

店員は、物腰が柔らかく丁寧な接客をされる。

ところで駐車場に関してだが、大学の正門(駅とは反対側)を入ったところにある。
ただし、事前にお店に電話して車で訪問する旨を伝えておく必要がある。
お店側で、正門の守衛さんに連絡が行くらしいので、正門に着いたら守衛さんに言えば
入れてくれる。お店への電話は、来店直前でも良いらしい。