ラーメン彷徨記⑭・牙城…【無謀な挑戦はヤメましょう②〜'18.夏〜】 : 豚星。

【'18.6月末・地元めし】

なぜ？夏に行くんだろう？
もう無理だ、もう無理だ、そう思い続けて時間が
経つとまた行きたくなる、
今や地元、二郎インスパイア系の超有名店となった
「豚星。」さん…
梅雨明けのある日、ツレが突然、

「豚星。に行きたい！」

そう言い出した

「え"え"ぇっ〜！？マジで？」
（アナタにはムリだよ、食べ残して店のお兄さんに
　白い目で見られるのがオチだ！）

でも言い出したらキカナイ人なので…σ(^_^;)
この日は暑かった…

店に入ると意外にも空席がある…
（当然ですがこの後、並びが出来始めましたケド…）
悩みに悩んで

小ラーメン（僕）
台湾まぜそば（ツレ）

をポチする
指示があるまで一瞬待つが、なにも言われないので
勝手に並びで腰かける、この辺の匙加減がこの店は
怖い（笑）
僕らは何度か訪問しているが、この店の独特のルール
と言いますか？治外法権的法律（笑）？には
一向に慣れない σ(^_^;)

食券を渡す、身のほどをわきまえた僕（笑）小にする
が、ツレの頼んだ台湾まぜそばに関しては謎に
包まれている（小…ではないんだよな〜怖…）
お兄さんから

「まぜそばはかなり量が多いですよ」

そう言われるが、どの程度かも分からず、

「僕がヘルプしますんで…」

と答えてしまう…まず、コレが間違いの元、
悪く言うとココの接客は上から目線（笑）
コレについては常連のお客さんもそうです、なので
Mな人（笑）にはイイのかな？σ(^_^;)
ルールを誰も教えてはくれない、自分で勉強するしか
ない、イケズ（笑）です
で…今回、学んだ事

・麺量を減らす時は食券を渡す時に言いましょう
・小やミニでもかなり多いので婦女子は少なめで！
　半分で！とこの時に予め言っておきましょう
・言っておけば適量を美味しく頂けます。
　（この日もそう言ってたフリークの女性が
　　おりましたね）
・油、辛み、野菜などの多め、少なめは聞かれるまで
　絶対、言ってはイケません、
　必ず聞いてくれますから…ひたすらwait

ツレのまぜ麺が先に上がり↑を聞かれたのですが、
ついでに！と思い、せっかちに僕の分も言おうと
したら…怒られました…σ(^_^;)

「上がった時に聞きますんで！」

と…ルールは守りましょう（笑）

台湾まぜそば
　全て普通で
　マヨあり、花椒塩（ホワジャオ）あり
　着丼の瞬間、コレはツレには無理、絶対！
　そう思いました、一体？ココの普通って麺量、何g
　なのだろう…そう思う、どっかに書いてくれれば
　良いのに…なんだか試されてるみたいな

　ニラ、ネギ、刻み海苔、肉味噌、魚粉も入ってた
　かな…花椒塩…真ん中に卵黄身、それからマヨ、
　麺が全く見えません σ(^_^;)
　まぜそば、ですから当然、混ぜなきゃなのですが、
　具を返せない、混ぜられない、女性にはムリ、
　ツレは指がつった…そう言っておりました σ(^_^;)

　混ぜ混ぜをヘルプしつつ、ひと口啜る、アレ？
　ウマい！ウマいじゃん、このジャンク感、
　堪りません、花椒塩の痺れ、辛さであっ！と
　言う間に汗が吹き出る
　麺量は推定ですが、500gはあるのでは？
　ウマいの他に言い方があるとすれば、すごい！
　かな？σ(^_^;)

小ラーメン
　全て普通で…ですが
　こりゃまた、すごい！コレで小、だったっけ？
　（冷汗）
　厨房からカウンター越しに手渡しされるが
　注意しないと野菜やスープをこぼしてしまう
　（まぁ、こぼすんですケドね）

　不器用ゆえいわゆる天地返し（二郎用語）が
　出来ない為、しばらくはもやしとキャベツの山と
　格闘し続けなくてはなりません…
　これだけで腹いっぱい、暫し…
　ようやく太"っ〜とい麺が現れます、しかし
　コレがモッチリしてウマいんです、小麦粉感…

　そののち、今度は叉焼が現れます、二枚…
　ではなく二塊（笑）、コレもまたウマいんです、
　トロットロッで柔らかく…
　箸で切れます、叉焼は販売しているので
　いつもブロックで買って帰りたい衝動に駆られます

　化学全開（笑）だけどシンプルで超旨味の詰まった
　スープも麺によく合う

満足、完食しましたが、やはり量が…
小でさえ…持て余し気味…σ(^_^;)
食べ終わり、ツレを見る。元来、少食の彼女
それでも2/3は食べ切っていた、店に悪いので
ヘルプするが4/5ほど食べたところで僕もgive up…
もう余力は残ってませんでした

帰りしな…

「ゴメンなさい、食べ切れませんでした」

そう謝って丼をカウンターに返したのだが
あとで聞くとお兄さんに無言で睨まれた、
ツレはそう申しておりました σ(^_^;)
と言う訳で今回も牙城は崩せず。でもまた多分、
行きたい、だって美味しいんですモノ

余談の余談…
　夜、家に帰って体重計に乗る…
　10時間近く経過していたにもかかわらず、
　2.3kg、体重が増えておりました…（笑）

【再訪・'16.1月末】
　急に食べたくなり、伺う…
　ヤバい、病に冒されかけているようだ…豚星病…

　この日も15席ほどのカウンターは満席
　後ろにはそれと同数、否、それ以上の待ち客…shadow peopleが
　着席後、食べ始め〜食べ終わるまで待ち客の数は一向に減らない
　一体、一日に何杯売れるんでしょう…
　やっぱココ凄いや！（汗;）

　身の程を弁え〝小〟にするが
　オヤジには〝ミニ〟でも充分…

　この日は接客の元気の良さ、爽やかさが目立ちました
　点数上方修正させて頂きました
　尚、今回写真はありません、ゴチソウサマ！


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【再訪（笑）・'15.6月末】
　身のほどを知るの巻

再訪って…（汗;）
実は先週末から始まった
「ラーメン大好き、小泉さん」を
ついつい観てしまった…
主役を演じる元・ももクロ、早見あかりの
今後の喰いっぷりも気になるが…
第一回OAが「ラーメン二郎（八王子野猿街道店）」
だったのである、
しばらくはイイ、そう思っていたのだが…
コレに苦手なはず？のツレが反応してしまい、
間を置かずに再訪と相成った次第…

いやはや、しかしココ、すごいや。
今日も席数と同じだけの人が後ろで待つ…
まるでshadow peopleの如し

今回は小700円、ミニ650円。
トッピングは決してしない事。
身のほどをわきまえ、お邪魔した。

入店から着丼まで40分弱。
小は叉焼が二枚となるがそれでも充分、
前回、野菜はキャベツ多めと書きましたが
撤回します、今回はモヤシが多かったです。
しかしながらココの麺と叉焼、やはり好きです。
ウマい、スープも完飲したくなるが、ヤメときます。

食べながらまた、余計な事を考える
大本家は三田、ココ「豚星。」さんは
実は日吉からも徒歩圏内…
事実、K大生と思しき客も多い、
跡目相続なんてモノはないのだろうが、
日吉に店舗を移転した事、立候補の意思表示？
なんて事を思ったり…

余談はさておき、意外だったのが
ミニを頼んだツレがほぼ1人で完食した事。
見た目は変わらぬ小とミニ。
多分、麺量なのであろうが…
叉焼を少しhelpしてあげたが、それ以外はペロリ、
ウチのツレ…ひょっとしたら
フードファイターなのかも知れない

こりゃまたお邪魔しそうだな…
帰りもまだまだ、食べてる人と同じだけの
shadow peopleが…waiting…
ごちそうさまでした、たびたび、ウマかったです。
しかし…腹に溜まるわぁ〜（笑）
以下は、初訪時のレビューです↓


☆　☆　☆　☆　☆　☆　☆　☆　☆　☆　


【地元めし】

分かっている、分かっているのだ
しかし時には男なるもの
チャレンジをしなければならんのである（笑）

初夏の某日、ツレが帰省して不在なのをイイ事に
地元のJインスパイア系の好評価店
「豚星。」さんにお邪魔した。
（どうやらこのJ系、ウチのカミさんは苦手のようである、
　イヤ、総じて女性率はかなり低いっすよね、男麺！・笑）

駅からは少し遠い、綱島街道へ出て日吉方面へ…
焼肉交差点（木月四丁目）にぶつかったら、
川崎方面へ左折、ちょっと歩いた左側。
駅からだと10分ちょっとは歩くかなぁ

僕と二郎…
二郎（&インスパイア系&亜流）には
強烈なフリーク、ジロリアンと呼ばれる方たちがいるが
僕はそうではない、かと言って全く知らない訳でもない…
過去に4軒ほどは行った事があるか…

ラーメン激戦区？になりつつある
モトスミにそのインスパイア系の中でも
割と？有名？な「豚星。」さんが殴り込み。
大盛況との噂である。

行く事を決め、何を食べるかも決めて行く、
さらに呪文…

「ニンニク少しに野菜、ニンニク少しに野菜、ニンニク少しに…
　逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃ…」

いつの間にか僕はシンジになっていた、
慣れてる人には何でもないのでしょうが、
僕ら初心者には厄介でドキドキなのだ。

汗をかきかき、店前に到着、
店には看板も何も出ていない…
が14.5席ほどのカウンターは満席、
しかもその後ろにはそれと同じだけの人が待っている。
まずは券売機で「小豚」をポチッと、
押してカウンター後ろに並ぶ。

面白いのはそのカウンター、
ホンモノのカウンターは半分ほどで
残りはテーブルを厨房側に
くっつけた急拵えのカウンターなのだ。
当然、そこには段差が生じる、
ホンモノに座れるのは王様、
一段低いトコに座るのは家来のよう（笑）

10分強待ってようやく着座、
運良く目前の端、2席が空いたので
その一番端に座ろうとすると
後ろに並んでいたお兄さんに

「僕ら二人なので…あっちに行ってもらえませんか？」

と言われる、見ると王様と家来の席のはざま、
家来席も一つ空いたのだ
（笑・ハイハイ分かりました、混んでますからね）
どうも二郎系って客側にも色んなルールがあるらしい（笑）
混んでる店でなるべく早く皆が食べられるように、
と客が気を利かしているのか？
丼をカウンター上に上げるとか、テーブルを拭いてから帰るとか…

オペレーションが良いのか？座って割とすぐに着丼、
直前にお兄さんに（この日は3人で回していた）

「ニンニク入れますか？」と聞かれる、昨夜から練習していた
「ニンニクは少し、あと野菜をお願いします」

とコール、このコールのタイミングが分からず、
着座して直ぐに言おうとする人がいたりして可笑しい。
そういう時はお兄さんが優しく

「あとで聞きますんで」

と指南してくれる。

カウンター上から丼を受け取るが
丼は熱くてさらに脂ギトギト（笑）
でもこんな事にゴチャゴチャ言ってるようでは
J系を食べる資格はないのである、
こぼさぬようそぉっと目の前に置く。

さぁ…ウヒョ～
このビジュアル。当たり前ですが、
野菜に隠れて麺はおろか、
叉焼、それにスープさえ見えない。

麺や叉焼、スープを捜索する為には
まず野菜の山を崩さなくちゃ、
なのだが、カキ氷とおんなじ、
下手くそな僕は野菜をボロボロと周りにこぼしてしまう

野菜
　うず高い野菜、茹でただけなので
　スープに浸したりしないと野菜の味しかしない。
　キャベツの割合が多いように感じる、
　もやし5にキャベツ5
　ひょっとたらキャベツの方が多かったかも？

スープ
　やっとの事で辿り着き、蓮華で掬い、ひと口。
　皆さん、コレにイカれちゃってる訳ね？（笑）
　J系スープ独特の甘みを感じるがキライではない。

麺
　コレも独特ですよね、
　うまく言えないがちゃんぽん麺より太く
　うどんより細い、ラーメンとしては超極太麺、
　モッチモッチである。
　自家製なのか？製麺所への発注なのか？
　は分かりませんが、コレも良いですね。

小豚の叉焼
　小豚ではない、決して…
　あとからあとから出て来る
　厚さ1cm強の分厚い煮豚、4枚、5枚、6枚…
　面倒臭くなり途中で数えるのをヤメた、
　コレひょっとしてブロックが丸々、
　丼に投入されているのではなかろうか？

　となるとWを頼むと2ブロック？
　ふひゃあ～いくら豚好きとは言え…
　しかしこれが柔らかくてウンマ～イ
　と来てるから始末に負えん（笑）
　出来得ればこの豚、持って帰って
　夜の酒の肴にしたいくらいだ。
　これだけの量だと三晩はイケる

なかなか減らない丼の中身…
中盤以降は格闘になってしまいましたが、
極力、水を飲まないようにした。
ひと息つくと食べ切れなくなってしまう…
そう思ったからだ。

格闘中、
（この麺、野菜、叉焼…コレって焼きそばにしたら、
　美味しくないかなぁ～スープとかえしで下味つけて…
　叉焼はもっと薄くスライスして刻み、
　太麺と野菜を豪快に炒めて…）
などという余計な事が頭をよぎったりして…

さて約10分、なんとか完食、フゥッ～
ウマい、ウマいんだが、やはり量が…
呪文が…野菜って言わなきゃ…
ミニを食べている男子もいたし…
小にしてもデフォルトがいかほどかが、分からない…
コレって直系、傍系、亜流…
店によっても違うのだろう…
と言う事は通わねばならない。
ケド、だけど…しばらくは（笑）

詳しくないので生意気な事は言えないが、
J系としてはかなり完成度の高い一品ではなかろうか。
それは店の評価、客足にも現れているような気がする、
ごちそうさまでした。