飲む人も、飲まない人も : 三ちゃん食堂

孤独のグルメ、酒場放浪記、他 多くのテレビで目にすることの多い昼から飲める食堂。
地元のみならず、東京や横浜から遠征する人も多い人気店。
私は平日の昼間に行くことばかりですが、土日などは開店前から行列ができることも珍しくありません。
また、フロンターレのサッカーの試合が近くの等々力競技場で開催されたあとも混みますし、平日でも夕方はやっぱり混みます。

ちょっと怖いのはコロナ対策…

こちらのお店、長～いテーブルが3列。
そこにたくさんの椅子がならんでおり、相席というかテーブル共用というか。
この席だけでなく小さなカウンター席、4人掛けテーブル席も少しながらあります。
店内は賑やかなのでついつい声が大きくなりがち。

この日も学生の団体かな？
教員だか、コーチだか、教授だかわかりませんが、20名ほどの団体がいましたね。
平日の昼下がり…賑やかです。
　
　
食堂の名の通り、食事メニューも充実。
もともとは中華食堂だったようですからラーメンやチャーハン、その他にも丼物や定食が豊富にあります。
ボリュームがありますからお腹をすかせていても満足できます。
ランチタイムは飲んでいる人と、お酒を飲まない人と半々といったところかな。

とにかくメニューが豊富！
飲み物も食べ物も豊富なメニューで中華以外のものもたくさんあります。
最初は何を頼んだらいいか迷うだろうなぁ…
　
　
入店して最初に頼んだのはビールとハムエッグ。
頻繁に利用しますが、最初の注文はいつもこれ。
ビールには小皿で白菜の漬物がお通しででてきます。

いつものように頼んだのは瓶ビール。
大瓶が嬉しいです♪
ビールでのどを潤しながら、小皿の白菜には七味をふりかけ醤油を垂らします。
これで十分なつまみになりました。

すぐに出てきましたハムエッグ。
二つの目玉焼きの下には箸でも食べやすいようにカットされたハム。
更にその下にキャベツの千切り。
箸で半熟の黄身に切れ目を入れ、そこに醤油を垂らします。
昔はソース派でしたが、今は目玉焼きには醤油派。
塩もいいけど、つまみにするなら醤油です。

醤油が混じった黄身を崩し、それをソースにするように白身とハムを付けながらいただきます。
醤油と黄身が流れ出て、目玉焼きの余熱でしんなりした千切りキャベツと混じります。
これがまた旨い！

店内の喧騒を気にせず、本を読みながらビールをもう一本おかわり。
目玉焼きを食べ終わる前に次のつまみを注文。
こちらのお店、実は日替わりで刺身がいろいろありまして、まあ大抵はマグロとかつぶ貝とかがあるのですが、これが美味しいんです。
中華食堂ながら刺身も美味しい…無双です。

この日はマグロを注文。
赤身のマグロ…うめぇぇぇ！
触感（弾力）、香り、色つやですぐにわかりますが新鮮です。
鮮度が良いというのは繁盛店ならではのことですね。
ちなみにマグロを食べるときはわさびを醤油に溶いたほうが美味しいですね。
よく、わさびをチョコンとつまんで刺身に乗せ、それを醤油につけるたべ方がありますが白身魚はそれでもいいと思う。
だけどマグロは絶対に溶いたほうが美味しい！
マグロ丼を食べるとき、醤油にわさびを溶いたやつをかけませんか？
その方が美味しいでしょ？
わさびを溶いて食べるのと、溶かないで食べるのを比べると面白いですよ。


マグロの他にも中華っぽいものを頼みましょう。
と言うことで頼んだのが肉団子。
いや、中華っぽくないですか？
たっぷり添えられた白髪ねぎが、ネギ好きの私には嬉しい。
甘酢あんがかかっており、美味しくいただきました。
　
　
さすがに大瓶3本だとビールはもういいかな…
と言うことでチューハイをお願いします。
ここのチューハイ、なんとなく薄いような気がするのは気のせいか？
いつもビールで出来上がってから頼むから、私自身が酔っててあてにならないのか？
ジョッキも気持ち小ぶりだし、氷が多いからあっさり飲めちゃうのよね。

一緒に頼んだのはウインナー。
中華屋さんらしく炒めたウインナーです。
安いウインナー（失礼）でも、焼いたりボイルしたりするのではなく炒めると本当に美味しくなりますね。
　
　
昼酒にしてはけっこうしっかり食べて飲みました。
ぼちぼちお勘定…と思ったら…
む？
うなぎのかば焼きがある！
これ、あるときと無い時があるんだけど、最近はいつもあるね。
定番メニューに昇格か？
それならば…

ウナギのかば焼きと日本酒をいただき、本日の〆とさせていただきました。
　
　
この日は本当に学生風の団体が煩かった。
長いテーブルでワイワイガヤガヤするのがこの店の良さでもあるわけだから、そこに文句を言うつもりもないのですが、平日の15時頃ってこの店でも比較的静かに飲める貴重な時間なんだよね。
実際に一人酒の客や、2人組などが多いし。
それにこのコロナの感染防止が求められる中、他のグループが会話に困るほど大声で20人もの集団で騒ぐことも無いかと。
泥酔してるやつもいるし、引率？のようなおじさんも一緒に大騒ぎしてるし。

賑やかなのと騒ぐのは違うんだよねぇ…
酒場の雰囲気に似合わない団体がいるだけで、店の雰囲気が悪くなる。
こちらの店の場合、となりに座った客と思わぬ会話で盛り上がったりする店なだけに、その日の客層で雰囲気が大きく変わります。

料理も安くて美味いんですが、例えばすべてが手作りってわけでもなくどう見ても業務用の冷凍だろうと思うものがあったり。
要は特別安いというわけでもなく、美味いものを食べられる店は他にあるのです。

でも、なんでか好きなんですよねぇ、この店。
なんか居心地がよくて。

この日は騒がしい若い団体がいたので雰囲気が悪かったけど、いつもはお酒を楽しむ社交場って雰囲気で…それは言い過ぎかな。。。
でも、初めて来た人は大抵はその大衆酒場然とした雰囲気が楽しいと感じるはず。

平日の昼間、おすすめです！