プレミアムパスポート２軒目☆川崎のイベントの定番タイ料理店 : サバイタイタイ

※レビューの一部にクーポンによるメニューを含みますが、通常メニューも注文しているため、通常利用外の口コミとしていません。ご注意ください。

川崎駅前の飲食店街の仲見世通りにからちょっと脇に入った雑居ビルの４階にあるタイ料理店です。
飲食店よりも夜のお店が多いエリアなので、女性が行くのはハードルが高い場所にお店はあります。

以前はランチ営業をしていましたが、現在はやっていません。そのかわり翌朝５時まで営業するという長い営業時間になっています。

また、川崎駅周辺のイベントには必ず出店するので、アジアンフェスタや市民祭りなどのイベントで利用するお客さんも多いでしょう。また、バルイベントの仲見世ハシゴしナイトにも必ず参加する定番のお店です。

プレミアムパスポートは、読売新聞の関連会社が発行したクーポンブックです。ランチパスポートの業態をまねたものですね。ランチパスポートと異なる点は、ランチタイムに限らずに利用できる点です。
過去に浅草版・人形町版があったようです。第三弾として川崎駅東口が発行され、利用期間は２０１７年９月１５日～１２月１４日の３ヶ月間です。

いただいたのは、
■カレー風味炒め（蟹）（２，０００円→プレミアムパスポートで１，０００円）
このメニューがプレミアムパスポートにて割引です。
海老と蟹が選べ、前回、蟹をいただいたので今回は海老をお願いしたのですが、間違って蟹で調理されてしまいました。もったいないですし、こちらがおすすめなのでいただきました。
前回食べたときよりもセロリが多い印象です。香りの強い野菜ですが、あまり違和感はありませんね。タイ料理というとパクチーがクローズアップされがちですが、セロリの香りも刺激になっていい感じです。加熱してあるので生よりも風味がマイルドになっていて、ちょうどいい感じです。
辛さは、あまり強くなく、セロリの風味もあって、色んな味が複雑に混じり合っていい味に仕上がっていると思います。
蟹ですが、ソフトシェルクラブで殻ごとバリバリ食べられて美味しいです。

■Ａセット（１，０００円）
以下は、通常メニューです。
お得なセットメニューは１，０００円でドリンク１杯とおつまみです。ＡからＤまで４種類あります。
Ａは揚げ餃子、Ｂはナンガイ・トートと言われる鶏皮唐揚げ、Ｃは春雨サラダのヤウムンセン、Ｄは海老すり身のフライです。
グランドメニューにトムヤムクン餃子というものがあるので、これかと思いましたが、出てきたのは、ガパオ餃子という感じで既に炒められた味付きの挽肉が具になっています。
餃子は小ぶりなものが６個なので、これと生ビールで１，０００円は妥当という感じです。
食べてから気付きましたが、ハッピーアワーなら生ビールが４５０円なので、料理は単品注文のほうがお得かもしれません。

■Ｄセット（１，０００円）
１，０００円のセットには説明書きが無いのですが、写真はタイ風さつま揚げに見えます。しかし、出てきたものをいただくと海老のすり身ですね。
すり身はしっかりと均質になるまですりつぶしてあり、口の中で海老の旨みを感じることができますね。

■お通しのえびせんべい（無料）
お通しが無料なのが嬉しいですね。
えびせんべいですが、中華料理のえびせんべいよりも海老の味が濃厚なのが特徴です。


イベントには必ず参加してくるサバイタイタイですが、ふらりと入れる感じのお店ではないので、こういうイベントだと利用しやすいですね。
慣れてしまえばスナックを居抜きにしたお店も問題ないですし、早い時間ならお客さんもほとんどおらず静かなので、早い時間に食事での利用もおすすめです。

川崎アジアンフェスタでの利用につき通常利用外の口コミです。

川崎アジアンフェスタは、川崎駅周辺で毎年４月の後半の土日に開催される音楽と食のイベントです。
中華・タイ・ベトナム・インド料理店などが、割引のサービスや屋台での販売などで盛り上がっています。

川崎の本格タイ料理店として有名なお店も例年アジアンフェスタに出店していて、川崎信用金庫横の特設屋台村での販売をしています。
タイの女性たちが元気に販売しているので、ついついつられてビールを飲みたくなってしまいますね。

パカパオ（ガパオライス）（４００円）・グリーンカレー（４００円）・レッドカレー（４００円）・パッタイ（タイ焼きそば）（４００円）・カオマンガイ（５００円）・ポテトフライ（１００円）・タイのビール（４００円又は５００円）を販売しています。

いただいたのは、
■グリーンカレー（４００円）
その場で食べる場合は、ご飯にカレーをかけたものを用意してくれますが、持ち帰りである旨を伝えると密閉できる容器で用意してくれました。完全な密閉ではないですが、軽い揺れならこぼれない優れものです。イベントに慣れていますね。
具は、鶏肉・ピーマン・ナスです。ご飯は、ジャポニカ米で普通に炊いてありますが、若干ですが、長い印象もあります。カレーに合うご飯を用意しているのかも？
なかなかの辛さが心地よく、飲み物は必須ではありませんが、ビールを飲みながら食べたら、より美味しくなりそうです。
なかなかの量もあり、お得なメニューでしょう。

■レッドカレー（４００円）
具は、鶏肉・ピーマン・たけのこです。
色合いが赤なのでグリーンカレーより辛く見えますが、食べてみると意外に辛くありません。どちらかと言えばグリーンカレーのほうが辛いですね。刻んだたけのこがたくさん入っていて、食感がいいです。


さすが、川崎に馴染んだタイ料理店という、コストパフォーマンスと味のバランスがいい仕上がりです。メニューは主食が主力なので、アジアンフェスタの屋台で楽しむならシメはこのお店に決まりですね。

川崎駅前の飲食店街の仲見世通りにからちょっと脇に入った雑居ビルの４階にあるタイ料理店です。
飲食店よりも夜のお店が多いエリアなので、女性が行くのはハードルが高い場所にお店はあります。

以前はランチ営業をしていましたが、現在はやっていません。そのかわり翌朝５時まで営業するという長い営業時間になっています。
支店を開業（現在はこちらは閉店しています）したり、ランチ営業を辞めたり、業態は試行錯誤を繰り返している感があります。
地元レビュアーの務めとして、定期的に訪問し、営業時間等は更新していきたいと思っています。

店内は、夜のお店を居抜きでタイ料理店にしたようで、ソファーやテーブルはそのものです。装飾品は、本場タイのものですね。
また、タイの音楽を流しているのは、カラオケ機材で、飲食だけでなくカラオケも可能です。

メニューを見ると本場の料理がずらりと並びます。タイ料理に詳しくはないですが、これだけのメニューが並ぶのですから、なかなかレベルは高いのでしょう。

いただいたのは、
■蟹のカレー風味炒め（２，０００円）２０１６年８月
お店のイチオシのメニューです。
海老と蟹が選べます。蟹がおすすめとのことです。蟹は渡り蟹で、しかもソフトシェルクラブですね。そのため、殻ごと食べられます。
味付けは、「カレー風味」とありますが、そんなに辛くなく、蟹の美味しさを味わえます。また、緑色のものは、ネギとセロリですね。
セロリが入るのは個性的ですが、味が引き締まる感じがします。

■Ｂセット（１，０００円）２０１６年８月
店内のメニューには無いのですが、お店の入り口に貼られているお得なセットメニューです。
ドリンク１杯・春雨サラダ（ヤウムンセン）・手羽先揚げのセットです。
手羽先ではなく、揚げ春巻きが付くAセットをお願いしたのですが、なぜかこれが出てきてしまいましたが、このぐらいは誤差の範囲内でしょう。こういう点を気にする人にはおすすめしません。
ドリンクは、生ビールとワインから選べます。生ビールにしましたが、アサヒスーパードライで、量はやや少なめでしょう。
ヤウムンセンは、見た目からは想像できない辛さです。辛くて食べられないほどではないですが、普通の春雨サラダめような外見とはまったく異なる強さがありますね。日常的に四川料理を食べている私ですが、四川料理を標準的な味付けにしたときよりも辛いです。原因は汁でしょう。唐辛子をそのまま食べてもたいして辛くないですが、油や水に成分が抽出されると強い辛みになります。この春雨を味付けしているものにしっかりと唐辛子の辛さが出ているようです。また、長ネギも入っていて、これも違う意味で結
構辛いです。パクチーに見える緑は、セロリで、茎の部分だけでなく、葉も入っています。いろんなものが効いていて、刺激的な味わいです。
手羽先は、立派なものが２個です。素揚げにしていて、タイのスイートチリソースでいただきます。この味が無ければ、タイ料理ではありませんが、ソースのおかげでタイ料理になっています。

●チャンビア（６００円）２０１６年８月
タイのビールといえば、シンハーしか知らなかったのですが、メニューに同じ価格でもう１種類あったので、こちらに挑戦です。象のマークのラベルでいかにもタイっぼいですね。
飲むと、薄くて軽い印象ですが、独特の風味というか苦味というか、何かケミカルな印象の味わいがあります。ですが、軽いのでゴクゴク飲めますね。
後日、ネットで調べてみると、味についてはあまりよい評価が書かれてなく、安さがウリのタイの労働者向けビールとのことです。
これが飲めたことで、タイ料理に関する知識がちょっと深まった気がします。

■海老のココナッツソース煮（１，４００円）２０１６年８月
メニューには、海老と魚が併記されていましたが、どうやら、どちらかを具として選択する方式のようで、海老のみで提供されました。
プリプリの海老の上には、謎の厚手の海苔か、薄手の昆布かと患われる細長くカットされた乾物があります。食べるとレモングラスですね。厚みのある葉っぱなので噛み切ることができません。風味を味わうものなのでしょう。
ちなみに赤い細いものはパプリカです。
海老はなかなか立派です。価格はやや高めですが、価格相応に立派な海老だと言えるでしょう。味付けは、レッドカレーに近い感じで、ココナッツの甘さと程よい辛さがあって、濃厚な印象です。
とてもレベルの高い印象の料理ですし、日本人にも安心して食べられる料理ですね。
困った点は、メニューの表示金額と請求金額が異なりました。ビールもそうですが、店内にあるメニューでも壁に貼られたポスターと冊子で価格が異なります。どちらの値段になるかわかりませんが、気になる人は事前に確認しましょう。この料理も１，０００円、１，２００円と異なる表記がありました。お店にお客さんがいなかったので、応援の意味も込めて一番高い金額で支払っています。

- - - 通常利用外の記述 - - -

飲み歩きイベントの『仲見世ハシゴしナイト』にて利用しました。そのため通常利用外の口コミです。

イベントでこのお店を選んだ理由は、外国人がやっているお店は、広告力が弱く秀逸であっても経営が困難であることが多いので、レビューを書くことにより、宣伝の一助になるからです。

いただいたのは、
●生ビール（料理１品とドリンク１杯で７５０円相当）２０１６年８月
以前は、タイのビールが選べましたが、今回は生ビールとなりました。
普段と同じ、ちょっと小さめのスーパードライです。

■海老とブロッコリー炒め（料理１品とドリンク１杯で７５０円相当）２０１６年８月
ブロッコリー・カリフラワー・ニンジンとともに海老を炒めたもので、甘さのある醤油系の炒めで広東料理のような味わいですね。

■パカパオ（料理１品とドリンク１杯で７５０円相当）２０１６年８月
今回は複数人で行ったので、もう１品あります。
ガパオの具のところですね。海老とブロッコリー炒めよりも濃い味付けです。
驚きなのが、赤いものは、パプリカではなくフレッシュ唐辛子です。食べると相当効きますね。普段は乾燥唐辛子しか食べないので驚きの味ですね。

●シンハービール（料理１品とドリンク１杯で７５０円相当）２０１５年２月
イベント１軒目ということでビールにしました。メニューだと７００円なので、お得です。
東南アジアのビールは、軽くのど越しがいいものが大半ですが、シンハービールは、ちょっと濃いめでいいですね。

■生春巻き
花も飾られて見た目はとても華やかです。
通常メニューに掲載されているものは、３本で１，１００円でタレも２種類ですね。
イベント用の料理なのか、海老は入らずタンパク質は玉子焼きです。
それに野菜がたっぷりと入ったヘルシーな生春巻きでした。量は１本分ですね。
本場なスイートチリソースでいただきます。
ビールとの相性を考えれば、もうちょっと辛い、塩味の濃い料理のほうがよさそうですが、日本人好みの東南アジア料理として生春巻きは知名度も高いですし、ボリュームとしてもイベントにはちょうどいいでしょう。
シンハービールを定価で飲んだと思えばこの料理が５０円なので、大満足でしょう。


接客は、日本語での意思の疎通にやや難がありますが、トラブルになるレベルではありません。
また、お店は入りにくい印象ですが、こういうイベントだと入りやすいのでお客さんでにぎわっていました。
仲見世ハシゴしナイトは、年に２回の開催で次回は２月なので、その際に試してみるのもおすすめです。

- - - 総評 - - -

早い時間帯はお客さんが少なく、お店周辺の歩きにくさを除けば、意外に利用しやすいお店でしょう。
近くに川崎のタイ料理店の名店、ムーハウもありますが、こちらのほうがメニューが豊富な印象です。
日本語の通じにくさも含めて、本場度が高く、ちょっとした冒険ができるお店でしょう。

川崎はアジア人が多く住み、アジアの料理店が豊富で、本場の味が楽しめるのも街の魅力のひとつです。タイ料理もその魅力の一角を担っているものでしょう。皆さんにも挑戦していただきたいお店です。