ご主人はまだ40代という若さでもありますので、これから円熟味を増していく年代 : たかやま

この日は湘南ウォーキング。
　
やって来たのがこちらの寿司とあなご重のお店。

場所は、平塚市黒部丘というエリアの平塚伊勢原線沿い。

お店を切り盛りするのは地元平塚出身のご主人。
父親が寿司店を営んでいたことで自然と料理の世界に。
京都祇園のおまかせ割烹 井筒屋、和歌山・南紀白浜の幸鮨、
大磯の冨久寿司で割烹料理と寿司の研鑚を積み、2015年4月に独立オープン。

こちらのお店の前は数え切れないほどに歩いてきましたが、
その佇まいからしても美味しそうなオーラを感じていました。
食べログ的にも2023年11月現在、3.53ポイントとかなりの高評価(〃^▽^〃)

てなことで少々期待をして昼飲みでの参上です。

開店時間ジャストに暖簾が掲げられました。
白地の暖簾に「寿司・あなご重」の文字。

その暖簾をくぐり引戸を開けて店内へ。

すぐに女将さんに迎えられました。
店内は左右にテーブル席があり、左手前方に板場に沿ったカウンター5席。
テーブルでもカウンターでもどうぞとのことでしたが、やはり寿司を食うならばカウンター。
てなことでカウンターの右手に座ることにしました。

お店は、くだんのご主人と女将さん。そして女性の板さんの3名で切り盛りしています。

店内は寿司屋らしい雰囲気が有りますが、テーブル席はカジュアルな印象ですので、
ゆったりとしたい方はそちらがいいでしょうね。

BGMはジャズが流れています。

しばらく卓上のメニューを眺めます。
にぎり、ちらし、あなご重、お好みにぎり、一品料理、コース等々。
結構な種類が有りますので迷いますよ。
しかしながらこの日は贅沢な昼飲みをしようと目論んできましたので、

・おまかせコース　13000円
　　刺身盛合せ、焼物、小鉢、茶碗蒸し、にぎり寿司、青さのお味噌汁など

というものをベースに昼飲みを楽しむことにしました。

この日に頂いたものは以下になります。

・〆張鶴 純 1合　1000円　
　　新潟県村上市に蔵を構える、宮尾酒造の造る純米吟醸。
　　吟醸香というよりも米の旨みが印象的でした。

・刺身盛合せ
　　この日は、中トロ、スズキ、カワハギ肝巻、鰤、赤貝。
　　山葵はもちろん本山葵。
　　ネタはどれも美味しいですが、カワハギ肝巻は肝の濃厚な旨味がたまらん(〃^▽^〃)

・穴子の白焼き
　　塩を振った熱々の穴子の白焼きを一口大にカットして、胡瓜、山葵、レモンを添えています。
　　身のしっかりとした穴子の身は程よい弾力が有り、旨味も濃厚。

・香箱蟹
　　くふうっ・・・ 旬ですなあ(*￣∇￣*)b
　　こういうのが出るんだろうなあと思って一番高いコースにしたんです(〃^▽^〃)
　　甲羅の中には内子と蟹みそ。その上にびっしりと脚肉。外子は別添えで。
　　カニ酢も添えられますので外子はそちらも活用しながら頂きました。
　　濃厚な香箱蟹のそれぞれの部位の味わい。年末だけの贅沢な味わいですよ。

・三千盛 純米大吟醸 1合　1000円
　　岐阜県多治見市に蔵を構える、三千盛の造る純米大吟醸。
　　落ち着いた吟醸香で、爽やかな後味があります。
　　キレも抜群でこれは旨いなあ。食中酒としては最高ではと。
　　この日飲んだ中ではこれが一番好みでした(〃^▽^〃)

・鱈の白子焼き
　　これも冬の風物詩。
　　たれを塗ってさっと焼いた白子の濃厚な旨味が味わえます。

・あん肝ポン酢
　　くどく無いですね。スッキリとした味わいながらもあん肝の濃厚さも併せ持ちます。
　　あん肝自体の脂が良質なんだと思いますし、ご主人の技術もあるんでしょうね(〃^▽^〃)

・加賀鳶 純米大吟醸 1合　1400円
　　石川県金沢市に蔵を構える、福光屋の造る純米大吟醸。
　　ほんのりとした吟醸香に、穏やかな甘み。
　　これもスッキリしていて美味しいです。

・茶碗蒸し
　　もちろん熱々での提供。
　　無茶苦茶滑らかでほんのり甘い出汁の効いた美味しい茶碗蒸し。
　　なんと蟹肉も入っていました(*ﾟДﾟ*)

カウンター上の皿にガリが添えられます。ここから握りです。

・〆鯖
　　しっかりと〆た鯖。酢飯は出しゃばり過ぎない穏やかなタイプ。

・クエ
　　高級白身ですなあ。淡白ながらも旨味が乗っています。

・トロ
　　細やかな包丁を入れているので口当たりもいいです。
　　脂も程よく乗っていて美味しい(〃^▽^〃)

・小肌
　　〆鯖よりも身のしまった印象。

・赤イカ
　　ねっとりと熟成の旨みでしょうかね。塩で。

・雲丹
　　甘みと旨みが乗っています。

・中トロ鉄火巻と赤貝紐のかっぱ巻
　　これが旨いんだよなあ。どっちも。やっぱお値段を張っただけあるわ(〃^▽^〃)

・玉子焼き
　　しっとりと滑らかでジューシー。ほんのり甘みのある。

・煮穴子
　　あなご重が定番メニューになりますので、寿司もやはり煮穴子がオススメなんでしょうね。
　　白焼きとは違っていてふわふわトロトロの溶ける食感。

・青さの味噌汁
　　毬麩も浮かべて。寿司屋のお椀って出汁が効いていて旨いんだよなあ(〃^▽^〃)

・緑茶
　　贅沢な昼飲みもこれにて終了。ごっそさん！

これで〆て16400円。タッチレスのPayPayでのお支払いです。

テーブル客はそこそこ入ってきましたが、カウンターは終始私のみでしたので、
ご主人と女将さんとは一時は独占状態で話に花が咲きました(〃^▽^〃)
世代も似ているので話しが合うんですよね。

ご主人はまだ40代という若さでもありますので、これから円熟味を増していく年代。
これからも何十年と平塚の方の胃袋を満足させていくことでしょう(*￣∇￣*)b

ちなみに寿司とあなご重のお店にしたのは、生ものが苦手な方でも
利用出来るようなお店にしたかったからだそうです。なるほど。
割烹料理から修業をスタートしていますので、引き出しは多いんですよね。

ご馳走様です！（2023/12現在、3.53ポイント）