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店名 |
にっぽん料理 野々菜(nonona)
|
---|---|
ジャンル | 日本料理 |
予約・ お問い合わせ |
0463-23-7601 |
予約可否 |
予約可 ランチは予約のみ メールは見ないこともあるのでTELで |
住所 | |
交通手段 |
JR東海道本線「平塚駅」南口から徒歩3分 平塚駅から286m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
¥10,000~¥14,999
|
支払い方法 |
カード可 (JCB、AMEX、Diners) 電子マネー不可 |
席数 |
12席 (カウンター6席、テーブル6席) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
有 JAの駐車場を使えば、料金を払っていただけます |
空間・設備 | 落ち着いた空間、カウンター席あり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ホームページ | |
公式アカウント | |
備考 | |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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湘南国際マラソンで大磯付近に逗留。
マラソンを明日に控えての勝負飯はどうしよう?
やっぱ鰻かなー。
などと思ってたところ、夫が食べログでこちらのお店を発見。
よくよく見て見るといつも参考にさせていただいているレビュアーお二人ほどが高評価、ということ、それとオーガニックファームから取り寄せるまっとうな野菜、といううたい文句に惹かれて早速予約いれて行ってみたのだけれど、
結論から言うといただいたお料理はどれも完璧な出来映え。
で、失礼ながら「平塚の駅前にこのような店が、、、」と驚かされる夜でした。
個人的な高評価には、もしかしたら好みの問題も大きいかもしれません。
というのは、ここのお出汁、、、本当に私が「出汁とはこういうものだ!」と思い描いている理想の出汁、に近いもの。
旨味がしっかりしている割に、印象としてはさらりとしており、甘くない。澄んだ印象です。
この出汁で炊いた力強い野菜達のなんと美味しいこと。
こういう感動は東京の高級和食割烹等でもなかなか味わえるものではありません。
あ、あと、その野菜達を存分に活かす、「野菜の切り方」がまた素晴らしい。
野菜の食感を決める要素のひとつに包丁使いがあると思いますが、それぞれの野菜の特徴を掴んで最大限に美味しさを引き出す包丁入れが印象的でした。
コースは5,500円から。その5,500円のコースをいただいてみました。
確かな素材、そして料理の質の高さに対して実に控えめなお値段です。これも奇跡的だな、、、
最初に野菜の炊き合わせ。
まず、水菜と小松菜の炊いたのの美味しさにはっとする。青菜をここまで美味しく仕上げるって簡単なことじゃない。
ほんのり柑橘の香りがし、おそらく有機農法のレモンの香りではないかと思われます。
続いていただいたのはブロッコリーのしんじょう。これもほわっと上品で、出汁の旨さが際立つ。
細部までご主人の心配りが行き届いた丁寧な一品です。
造りは鰹、表面をパリっと仕上げてあります。この皮の仕上げ具合が絶妙で、食感の小気味よさが美味しさを倍増させる。
続いて牡蠣フライ。こちらも牡蠣の火の入りかたが本当にバッチリ。ほわん、タンパク質が凝固するギリギリのところで火入れをとめた仕上がりには感心するばかり。
続いて出てきた栗と銀杏の料理、、最初に軽く揚げた銀杏を口にして、その質感のもたらす快楽に陶然としました。
今まで食べた銀杏の中でベストの仕上がりと思います。
そして甘皮を残したままにこちらも軽くあげてあるのだけど、、、食べ物ってやっぱり食感が大事ですよね、それを本当に実感させてくれる素晴らしさ、香ばしさ。
柿などを添えた酢の物の具合も良かったです。野菜の美味しさが最大限に引き出されている。、
〆のご飯にも唸らされました。
土鍋で炊いたご飯。最初の一膳は、お米の一粒一粒がふんわりと水分を纏い、噛み締めるとほんの少しだけ芯を残すようなアルデンテの仕上がり。今まで経験したことのないご飯の魅力です。
それをしらす山椒などでいただく。至福。2膳目は温度がいきわたり、また違った食感のご飯。いやあ美味しかった!
まっとうな食材を確かな技術と一流のセンスで仕上げた料理はほぼ完璧。
わかりやすい高級食材とかでごまかされない本物の料理という感じがあります。
お店はゆったりしており、こちらの食べるペースに合わせて料理が出てくる感じ。
久々にゆっくりと、本当に美味しいものを楽しませていただきました。
家から平塚までは少し距離があり、なかなか簡単に行けるものではないのですが再訪の機会を待ちたいと思います。