『繊細な感性で表現するイタリアの郷土料理』 : Romiele da REGA

鎌倉にあるイタリアン『Romiele da REGA～ロミエーレ ダ レガ～』

今年で１5年目を迎えた横浜・石川町にある、本格派イタリア料理店「RISTRANTE REGA（リストランテ レガ）」（百名店にも選出）が、3号店目として昨年11月にオープンした鎌倉小町のRomiele。2021年横浜元町にて2号店「CITTOCO」をオープン。2月には鎌倉小町通りに4号店、6月にはみなとみらいにも出店するとのこと。

オーナーシェフの上妻重人さんは都内のレストランに8年勤めた後、渡伊。ローマ2年、フィレンツェ２年、ローマ２年、星付きレストランを中心に４年修業を重ね、ピアッツァナボーナにある レストラン ベルニーニにて１年半シェフとして腕をふるった実力を持たれます。2008年帰国後、横浜石川町にてRISTORANTE REGA オープン。
バイクで帰宅中、首、背骨等全身１４本骨折する事故に遭い寝たきりの日々が続き、やることがないので飲めないワインの勉強をし、秋に日本ソムリエ協会ソムリエ資格を取得。

こちらもシェフがパンからデザートまで全ての料理を1から作り、契約農家から直送される新鮮な有機野菜を使用するなど、食材にも強いこだわりを持っています。

石川町のレガが美味しかったので、鎌倉にも出来たと情報を得て、伺いました。

選んだランチコースは、【MENU A】
前菜3種盛り合わせ、パスタ3種から1つ、メイン3種から1つ、選ぶプリフィクス。
ドルチェ、コーヒー or 紅茶。

【アミューズ】
「有機野菜の自家製ミネストローネスープ」
人参、じゃがいも、セロリ、ほうれん草、ベーコン、大根などを煮込んだトマトベースのミネストラ。

【４種の前菜盛り合わせ】
「長崎の穴子のヴァポーレ」
長崎の穴子のヴァポーレに、フルーツトマトのケッカソース。皮目を裏にして蒸してあります。身はふんわりとしながらも弾力感があり、じゅわりと脂が弾けだして美味しいです。ケッパーを利かせたトマトベースのケッカソースと。

「有機野菜の自家製バーニャカウダ」
千葉・荒木農園からの有機野菜。紅大根、ラディッシュ、コリンキー、キャベツ、黄色人参などをアンチョビとガーリック風味のバーニャカウダソースで。

「自家製ニョッキ、ゴルゴンゾーラチーズソース」
柔らかいねっちりとしたニョッキ。ソースはゴルゴンゾーラを使い、コクがあり美味。

「スペイン産生ハムと冬柿」
塩味、薫香が良い生ハムととろりと熟した甘い冬柿を合わせて。

【パン】
「自家製フォカッチャ」
サクサクの歯切れの良い良く焼き付けたフォカッチャ。ローズマリーの香り高い仕上がりです。

「セモリナ粉の丸パン」
熱々リベイク。セモリナ粉を使った、もっちりとした丸いパン。全て自家製。

【プリモ】
「厚岸牡蠣のフェットチーネ」
厚岸の牡蠣を入れたクリームソースを、厚みをもたせたフェットチーネに絡めて。ソースがバターソースのように軽いクリームソースが秀逸。小指よりも小さな牡蠣をカバーすべく。しかし、厚岸の牡蠣の成長に何があったんだ?というくらい同情したくなる哀れな牡蠣ちゃん。それがなくとも、このフェットチーネの完成度は高い。

【メイン】
「メカジキのグリル　プッタネスカソース」
旨味たっぷりのメカジキをしっとりと火を入れて、ケッパーやオリーブの実などを加えたプッタネスカソースとともに。メカジキの火入れも良く、ソースも塩味も申し分ない完璧な仕上がりでした。添えには、蕪、カリフラワー、絹さやのソテー。

【ドルチェ】
「ガトーショコラ、マチュドニア」
ねっとりしたタイプではなく、ふわりとしたパウンドケーキの様なガトーショコラに、クレームシャンテイイ。パインや苺のマチュドニアはよりあっさりと。

【ミニャルデイ－ズ】
「アマンドショコラ、スノーボール、ブラッドオレンジのフリュイ」
アマンドショコラのサブレ。綺麗なブールアラネージュ。

【食後の飲み物】
「紅茶」
有機アッサム茶葉使用のテイ。風味豊かで雑味のない味わい。本当に美味。

このクオリテイと内容の充実していることを鑑みると、この金額ならば、カリテプリは最高で、ちょっとした女子会にも、利用できそうです。駅前であり、利便性も抜群。予約していない方は、ことごとくお断りしていましたので、予約した方が賢明。帰りにはシェフのお見送りもあって、気持ちよくお店を後にしました。