奥様は出汁ソムリエだそうで、出汁を使った韓国料理を主体に : クレインポート鎌倉

この日は鎌倉でランチ。

やって来たのがこちらの韓国料理店。

場所は、JR鎌倉駅西口から徒歩4分ほどのところ。
御成通りの脇道を入ったところにありますが、道路に面してなくて、
少し奥に入ったところにありますので見落とさないように。

こちらのご主人は長崎出身で、羽根を広げたような優美な姿から「鶴の港」と呼ばれた
長崎港にちなんで「Crane Port」という店名にしたそうです。

なぜに韓国料理かというと奥様が韓国人だからとのこと。なるほど分かりやすい！
さらには奥様は出汁ソムリエだそうで、出汁を使った韓国料理を主体にしています。

取りあえず門をくぐってお店へ。

門をくぐったところには6名分のテラス席があります。
この時期は8月初旬の猛暑でしたのでさすがにテラスという気分じゃありませんが。

ドアを開けて店内に入ると奥の厨房の前に、カウンター3席。
そして2名がけテーブル2卓と4名がけテーブルが1卓あります。

どこに座っても良さそうでしたので、厨房近くの2名がけテーブルに座ることに。

ランチメニューを頂きます。この日は、

・ビビンパ（スンドゥブ付）　900円（税抜）
・プルコギプレート（スンドゥブ付）　1000円（税抜）
・サムギョプサルプレート（スンドゥブ付）　900円（税抜）
・だし餃子　900円（税抜）
・ビビン麺　900円（税抜）
・ハイカラハヤシ　1100円（税抜）

というラインナップ。

すでに何を頼むかは決めていましたので、

・サムギョプサルプレート（スンドゥブ付）　900円（税抜）
・消費税　72円
合計：972円

を注文することに。

最近豚肉を食べていない気がしましたので久しぶりに補給せねばと。
それにピリ辛なのは大好きですからね（＾＾）

スンドゥブは辛味の効いた赤と、旨味の効いた白の2種類。
辛い方が好みですので赤でお願いしました。

お店は、ご主人と奥様、そして女性の計3名で切り盛り。

BGMは、クラシカルなジャズが流れています。

14分ほどで配膳されました。

この日のサムギョプサルプレート（スンドゥブ付）の内容は以下になります。

・出汁スープ
　　こちらは着席すると、オーダー前にお冷と同時にサーブされたものです。
　　この日は、青口いわしと花鰹の出汁スープでした。
　　青口いわしが個性を放っていましたね。

・雑穀米
　　ドーム状にこんもりと。上には昆布としぐれ煮のようなものがトッピング。
　　ボリュームは180g前後くらいではと。男性にはやや少なめかも。
　　ただし炊き加減といい、美味しい雑穀米でしたよ。

・スンドゥブ赤
　　まさに真っ赤なビジュアルでの登場。
　　具は、絹ごし豆腐、キムチ、椎茸、大根、ニンジン、青ねぎ、唐辛子。
　　飲んでみると真っ赤な色ほどの辛さはありません。中辛くらいではと。
　　旨味調味料の味は皆無で、出汁メインの優しい味わい。
　　このタイプのスンドゥブは初めてですが、すまし汁にも近い優しい味わいで旨い。

・小鉢１
　　オクラとなめこの柚子胡椒和えです。キュウリも入っていて。
　　食物繊維も摂れるのは個人的には嬉しい（＾＾）

・小鉢２
　　ゴーヤのツナマヨ和えです。
　　旬のものをしっかりと取り入れていますね。

・小鉢３
　　韓国風だし巻玉子です。
　　干しエビの香りと旨味が印象的でした。

・サムギョプサル
　　韓国の豚肉ピリ辛炒めです。
　　具は、豚バラ、パプリカ、ピーマン、タマネギ、ニンジン。白胡麻トッピングで。
　　たれはコチュジャンベースだと思われますが、しっかりとした辛さの中にも
　　甘みが感じられる奥の深い味わい。これはご飯がススム君ですよ。
　　ビールや焼酎との相性も抜群だろうなあ。

この内容で972円。満足です（＾＾）

こうやって並べて書いてみると、栄養バランスも良くてそして美味しいと。
ボリューム的にも男性にも女性にもちょうど良いくらいではと。
もちろんドカ食いの男性にはもの足りないでしょうけど。

こういう専門店は美味しいんだろうなと思ってやってきましたが、
出汁メインの料理は思った以上に美味しかったです（＾＾）

コーヒーはご主人が自家焙煎していたんですね。
それをあとで知って、飲んでおけば良かったなと後悔。+250円で飲めたのに。

観光客の方は、「生しらす」にしか興味が無いのかも知れませんが、
単純に料理のクオリティで行くと、鎌倉の小町通りや若宮大路、御成通りの飲食店の中でも
ハイレベルなお店であることは間違いないと思いました。

ご馳走様です！（2018/9/5現在、3.08ポイント）