普段使いから、記念日まで、幅広く活用できそうです。 : シェ ケンタロウ

【2015年12月：ディナー】

我が家のクリスマスディナー、今年は、こちらのお店にしてみました。コース１種類のみの提供で、10800円です。
デザートを含め、全６皿のコースで、以下の内容です。

１．フランス産黒トリュフと那須御養卵のスクランブルエッグ
２．三浦の旬の魚介類と冬野菜のクリスマスリース飾り
３．南瓜のパンペルデュ ジャンボンバイヨンヌ添え
４．軽く炙った地金目鯛のルーロー 鮑の柔らか煮とムール貝焼きタラバ蟹添え ブイヤベース仕立て
５．岩手県山形村プレミアム短角牛フィレ肉とフランス産鴨フォアグラのパイ包み焼き ウェリントン風
６．スウィーツコレクション2015

一番気に入ったのは、４番の魚介系のブイヤベースです。具材の種類も豊富で、美味しかったです。10000のコースとなると、さすがに、食材も豪華です。その一方で、10000円のコースにしては、創作性に欠ける様にも感じます。ホスピタリティや雰囲気というのは、一晩だけ変えるということはできないので、この価格帯で勝負をするのには、少し難しさを感じます。客というのは、わがままですね。

ただ、大船でこのクオリティのお料理がいただけるというのは、ある意味、驚異的であると思います。１階のブーランジェリーを含めて、個人的にはお気に入りのビルとなっています。

【2011年６月：ディナー】

　ランチでの印象がとても良かったので、今回は、ディナーで利用してみました。ディナーの場合、5000円のコースが基本で、選択するお料理によって、プラス料金が発生するという仕組みです。

前菜：野菜のテリーヌ

個人的には、野菜のテリーヌは得意ではないのですが、栄養バランスを考えて、ついつい頼んでしまいました。悪くはないけど、普通かな、という感じです。

メイン：ロッシーニ（＋2500円）

久しぶりに、ロッシーニが食べたくなり、注文してみました。思ったよりも、フォアグラが小さくて、＋2500円の価値は、正直無いかな、という印象です。

デザート：金柑のタルト

想像したのとは、少々異なる外観で登場しましたが、お味の方は、とても良かったです。おそらく、これも１階で作ったデザートなのだと思います。

２度目の訪問で、ディナーを頂いてみましたが、個人的には、ランチの方が、満足度が高かったです。サービスのクオリティも、ランチでは適度な感じでしたが、ディナーとなると、少々雑な感じを抱いてしまいます。CP的にも、ランチの方が良かったように思いました。


【2010年12月：ランチ】

　いま、大船で注目度ナンバーワンのフレンチのお店です。日曜日のランチに伺って、前菜、スープ、メイン、デザートのＢコース（2800円）を頂きました。

前菜：ブリのカルパッチョ

　ブリの切り身の肉厚が厚くて、豪華な感じです。でも、個人的には、生魚の切り身は、もう少し薄い方が好きです。自分でも、理由はよく分かりませんが・・・。

スープ：白インゲン豆のポタージュ

　ちょっと塩分が強いですが、非常に美味しく出来ています。１階のパン屋から供給されているパンが非常に美味しいのですが、そのパンにぴったりのスープです。

メイン：真鯛のポワレ

　真鯛の下にあるのは、ソースというよりも、野菜スープのような感じです。ブロッコリーや、緑のインゲン、紅芯大根が綺麗に散りばめられていて、トロミのあるスープのような仕立てになっています。なかなか、美味しいです。

デザート：三種盛り合わせ

　イチジクの赤ワイン煮のソルベ、マスカルポーネのケーキ、オレンジのゼリーの三種盛です。どれも非常に美味しく出来ていていましたが、個人的には、ちょっと珍しいイチジクの赤ワイン煮のソルベが独特の香りがして気に入りました。珈琲も提供されるのですが、この珈琲に添えられているマカロンも、嬉しい限りです。

　大船とはいえ、この価格で、これだけのものをいただけるとは、かなりの驚きです。ランチでは、選択肢を狭めることによって、効率を上げているのだとは思いますが、それでも十分な満足感が得られます。今回は、カウンターを利用して、カジュアルな雰囲気でランチを頂いたのですが、テーブル席の方であれば、記念日やディナー利用でも十分耐え得る雰囲気です。次は、ディナーに挑戦してみたいと思えるお店でした。