月島もんじゃ 食べログやらせ事件のビフォアとアフターの両方のタイミングで利用したお店 : 焼肉 慶州

この日は鎌倉ウォーキング。

やって来たのがこちらの焼肉店。

場所は、JR大船駅東口から鎌倉方面に徒歩15分ほどのバス通り沿い。

創業45年を超える老舗焼肉店なのですが、
現在のオーナーシェフは、元々美容系企業に勤めており、
その企業が別事業として飲食店をスタートした際、
責任者として移動したことが料理業界に入るきっかけに。

その後、さまざまな経験を積みながら事業資金を貯蓄。
そして創業45年の歴史を誇るこちらのお店のオーナーシェフに就任した次第。

直前までは、登龍門 平塚大神店にも勤めていたという情報も。

私はまだ食べロガーではなく、あくまでも参考にするだけの利用者だった頃、
確か、2009年頃にかみさんと夜に利用をしたことがあります。
なのでオーナーシェフは現在の方とは違っていました。

その当時の食べログは、総合評価のアルゴリズムも単純だったようで、
誰が口コミを書こうが同じように評価に反映されていました。

そんなこともあり、こちらのお店は3.5ポイントを超える高評価だった記憶。
なので気になってかみさんと食べに行ったんですよ。

そんな中、2012年1月頃にニュースにもなった食べログやらせ事件が発覚。

月島のもんじゃ焼きの数店舗がやらせ業者に委託し、
食べログの口コミとして、やらせの口コミ投稿を依頼。

当時は食べログの総合評価のアルゴリズムも単純だったようで、
その影響を受けて急激に順位を上げた店にいきなり行列が形成されました。
行列を形成した方は食べログランキングを見て来たんでしょうね。

それを不審に思ったもんじゃ組合の調査でやらせが発覚。

2軒がやらせ業者へのランキング操作の依頼を認め、他の店でも疑惑が浮上。

というのが、月島もんじゃ 食べログやらせ事件の概要になります。

このやらせ事件以降から、食べログと、やらせ・ステマとのいたちごっこが。

私が食べログデビューをしたのは2012年3月下旬から。
やらせ事件発覚から2か月経過していましたので、
この時点では既に食べログの総合評価のアルゴリズムは改訂されていました。

その頃に食通度という非公開の基準が出来たようで、
食べログデビュー間もないレビュアーが口コミを投稿しても、
お店の総合評価には一切影響が出なくなりました。

私がこの当時に推測したのは、口コミ投稿件数と、活動期間の累計、
利用金額の累計、レビューの文字数、写真の有無あたりが、
食通度に影響を与えるのではと思いました。

さらには、ラーメンのレビューを100件書いた人は、
ラーメン店には食通度という影響力が大きいけど、
1件しか書いていないフレンチには全く影響力が無いとか。

それも一気に1日で100件投稿しても無駄で、
半年間継続して投稿している方が信用度が上がり、食通度も上がるのではと。

私が食べロガーとしてデビューしたきっかけは、
月島もんじゃ 食べログやらせ事件で大変な目に遭っている
食べログを応援したい想いと、その当時の常連であった2軒のお店を応援したいから。

お店を応援するということはお店の評価を上げたいわけで、
前述したような分析をしながら、いつか自分に食通度・影響力を与えられるのを
心待ちにしながら食べログ活動を続けていました。

結果的には私の想定よりも遥かに厳しいもので、
口コミ件数500件、活動期間7か月以上というタイミングで
やっとこさお店の総合評価に影響を与えられるようになりました。
　※周りからはなんでそんなに遅いの？と不思議がられましたが（＾＾；

その後も何度も食べログは総合評価のアルゴリズムを改訂し現在に至ります。
現在は、どんなレビュアーでも一夜にして3ポイントのお店を
3.5ポイント以上には出来ないようになっています。（そのはずです。）

少なくとも総合評価の再評価は、第1・3火曜日にしか算出しませんしね。
以前は、毎日夜中に再評価して、翌朝にはそれが反映されていたんですよ。

やたらと前段が長々となってしまいましたが、

ビフォア 月島もんじゃ 食べログやらせ事件
アフター 月島もんじゃ 食べログやらせ事件

に想いを馳せるお店でしたのでその当時を回顧してみた次第。

さて、まずは店頭掲示のテイクアウトメニューを参考までに眺めました。
ランチメニューも似たようなもんでしょうから参考になるだろうなと考えて。

目星を付けてから店内に入ると、すぐに消毒スプレーがありますので、
そちらで手指消毒を行いながら呼び鈴を鳴らします。

するとすぐにオーナーシェフである男性の方に迎えられました。
30代後半の比較的にお若い方です。

先客は居ません。
窓際のテーブル席に案内されました。

ちなみに店内は、6名くらいが座れるテーブルが4卓。
右手奥には小上りの6名くらいが座れる座卓が3卓並んでいます。

かみさんと伺ったときには座卓に座り、もっと広い印象がありましたが、
それほどのキャパは実は無いですね。
10年以上経つとこれほど印象というか記憶が変わるんだなあと。
ちなみに当時はファミリー層を中心に流行っていましたよ（＾＾）

ソーシャルディスタンスを保つためにテーブルと椅子は間引きしていますね。
全卓は使えないようになっていましたので。

本来はBGMとしてジャズが流れているそうなのですが、
この日はテレビだけが付いていました。私の席からは見えませんが。

オーナーシェフからはランチメニューのほかにも、
グランドメニューも頼めますよとの案内。

この日は大人しくランチメニューから選ぶことにします。

ということで、

・中落カルビSET（上州牛）　1680円
　　ライス、わかめスープ、キムチ、ナムル、杏仁豆腐、ソフトドリンク。
・消費税10％　168円
合計：1848円

をお願いすることにしました。

ソフトドリンクが選べますので、ジャスミン茶でお願いして。

お店は、くだんのオーナーシェフと女性スタッフの2名で切り盛り。

まずはジャスミン茶、続いてキムチとナムルの盛合せがサーブされ、
6分ほどで全てが揃いました。

揃ったタイミングでガスロースターに点火です。

中落カルビSET（上州牛）の内容は以下になります。

・ジャスミン茶
　　普通に美味しいアイスジャスミンティーになります。

・ライス
　　大きめの茶碗にこんもりと。230g前後のやや多めのボリューム。
　　炊き加減は普通で、コシヒカリのようなもちもちとした弾力ではなく、
　　さらっとほどけやすい感覚の食感の米でしたね。
　　クッパなどの雑炊系や、ビビンパなどの混ぜ物系との相性が良さそう。
　　中落カルビオンザライスにしても良かったですよ（＾＾）

・わかめスープ
　　わかめと少量のねぎを浮かべたものです。普通に美味しいです。

・キムチとナムルの盛合せ
　　オイキムチ、もやしのナムル、カクテキの盛合せです。
　　キムチは辛さは程よく、旨味がちゃんと出ていました。

・上州牛 中落カルビ
　　上州牛とは、群馬県を代表するブランド牛。
　　黒毛和種と交雑牛の総称になります。
　　上カルビのような霜降りではなく、鮮烈な色味の赤身と、
　　脂身がほどよく分かれているタイプの肉質。
　　ガスロースターでミディアム程度に焼き上げて、1切れは塩・胡椒で、
　　残りはたれ・コチュジャンで食べました。
　　もちもちとした程よい弾力が有り、赤身の美味しさと脂身の甘みが味わえます。
　　そのままで食べるよりも、上州牛 中落カルビオンザライスにして食べると、
　　その美味しさが倍増するのが不思議なんですよねえ（＾＾）
　　寿司と同じ原理なのかも。
　　刺身で食べるよりも、シャリと合わせることで美味しさが倍増するので。

・杏仁豆腐
　　フルフルと柔らかいブランマンジェタイプの杏仁豆腐。
　　クコの実をトッピングして。
　　ミルキーでコクもあって美味しい杏仁豆腐ですよ。

この内容で1848円。

期待通りの美味しい焼肉だったのですが、
1848円はなかなか普段のランチ利用にポンと出せるお値段では無いのも事実。

酒にはケチらんくせに（T▽T）ノ＿彡☆ばんばん！

基本的には和牛に拘っていますので、しょうがないとは思いますけどね（＾＾）

帰るときにはオーナーシェフはしっかりと前を向いて
深くお辞儀をして見送って頂きました。

まだまだ30代とお若いオーナーシェフですので、
創業100年を目指して、これからも頑張っていって欲しいです。

夜に利用して和牛系で攻めれば評価アップするパフォーマンスを秘めています。
少なくとも2009年頃に利用した時よりも印象はいいです。美味しかったです（＾＾）

ご馳走様です！（2020/5現在、3.08ポイント）