今回頂いた料理、ご主人の料理に対する姿勢。夜の料理も素晴らしいことでしょう。 : やま田

この日は港南台でランチ。

やって来たのがこちらの割烹料理店。

場所は、JR港南台駅から徒歩2分少々ほどのところの雑居ビルの2F。

先日こちらのお店の前まで伺ったのですが、何となく美味しそうなオーラを感じたのと、
先行レビューを拝見しても皆さん高評価でしたので期待をしての訪問になります。

まずは店頭に掲示されているランチメニューを拝見します。

この日は、

・鰯煮付け定食　980円
・肉豆ふ定食　780円

というラインナップ。

ご主人が毎日仕入れている都合上、お値段は仕入れ価格に応じて変わる模様。

目星を付けてから暖簾をくぐり店内へ。

店内に入って左手に厨房に沿ってカウンター6席。
右手に5名がけテーブルが2卓というキャパ。5名がけはMAXで6名がけまで対応可能。

私は、カウンター一番奥に座ります。

特に店内にはメニューの掲示はありませんのおで、座ると同時に、

・鰯煮付け定食　980円

を注文します。

鰯は大好物ですけんのお（＾＾）こりゃあラッキーだわい！

お店は、ご主人と女将さん、女性の3名で切り盛り。

店内の雰囲気としては割烹ほどの高級感は感じないものの、
海鮮居酒屋風の粋な雰囲気が漂っています。

ご主人も板さんらしい身なりで、いかにも旨いものを食わせる職人気質を感じますね。
ただし強面でもなく、柔和な雰囲気も漂っています。

BGMは、掛かっていませんので静かです。

熱い緑茶を飲みながら出来上がりを待ちます。

奥の厨房からトントントンと包丁で何かを刻む音が聞こえますね。
小鉢か付け合せの野菜か何かを刻んでるのでしょうか。

という具合に丁寧な仕事ぶりですので少々時間が掛かり14分ほどで配膳されました。

この日の鰯煮付け定食の内容は以下になります。

・御飯
　　普通の大きさの茶碗にこんもりと盛られています。
　　なので200g近くのボリュームでは無かろうかと。
　　炊き加減はジャストで炊き立ての熱々。米自体のクオリティも良さそうで美味しい御飯。
　　お代わりもできますよと促されましたが、いつもの通り自粛ですわ。
　　半分だけもらおうかと一瞬悩みましたが（＾＾；

・すまし汁
　　とろろ昆布と青ねぎのすまし汁です。熱々で旨かったなあ。
　　久しぶりにとろろ昆布を頂きましたよ。

・漬物
　　野沢菜漬けでした。酸味と辛味のバランスがいいですね。

・小鉢１
　　なんと納豆。最近家で食べていないのでそろそろ酒の肴で食べようかなと思っていた矢先。
　　既にねぎと出汁醤油は掛けられており、程よく混ざった状態でのサーブでした。
　　こりゃあ楽でいいわい。定食屋だとパックのまま出されますがちょっと面倒で。
　　まあ、真の納豆好きは混ぜる作業も好きなんでしょうけど。

・小鉢２
　　山芋の千切りでした。生山葵を添えて醤油を少し掛けていますのでそのまま頂きます。
　　シャクシャクと旨いです。長芋と思われる粘度緩めのものでしたね。
　　この手の食物繊維系は大好物ですので嬉しい限り（＾＾）

・鰯煮付け
　　ちょうどいい型の真鰯が2尾煮付けになっています。そこに針生姜と貝割菜を添えて。
　　煮汁はそんなに甘辛くないさらさらしたタイプ。
　　ご主人からは、「頭から骨まで食べれますよ。」との案内。
　　ほほおっ！鰯の塩焼きだと頭から丸ごと食べれるのが普通ですが、
　　甘露煮以外の煮付けだとなかなかそこまで柔らかくは煮ていないもの。
　　しかし見た感じから頭は柔らかく解れています。
　　頭から食べてみると確かにちゃんと食べれますね。中骨はほとんど気にならず。
　　ただし私は、中型の鯵の開きくらいであれば頭と中骨を食べる奴なので、
　　骨が苦手な方にはやはり気になる固さがあると思います。
　　あくまでも魚好きで骨に対してそれほど抵抗の無い方は普通に食べれますよという感じ。

途中、緑茶のお代わりをいただいて、この内容で980円。

いやあ、期待通りに美味しかったですよ（＾＾）/
小鉢も充実していて、どれも美味しいものばかり。

お隣に常連さんが座ったおかげで、ご主人と常連さんの会話を聞くことが出来ました。

ご主人は大根の桂むきをしながら包丁談義に花を咲かせていました。
関西と関東の包丁では違うようで、ご主人は関西の包丁屋のものを使用しているとのこと。

今回頂いた料理、会話から推測されるご主人の料理に対する姿勢。
これらを考えると間違いなく夜の料理は素晴らしいことでしょう。

今までの私の和食の経験上、もはや確信に近いものを感じました。

ご馳走様です！（2018/5/10現在、3.14ポイント）