マイスターが考案した“釜焼きとんかつ”は健康的のための画期的な調理法です。 : さくらい 上大岡店

１）堀内強美マイスター（食肉加工・調理師）横浜市ホームページ
https://www.city.yokohama.lg.jp/business/kigyoshien/ginou/mystar/043horiuchi.html

２） 星野敬太郎氏のWikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%9F%E9%87%8E%E6%95%AC%E5%A4%AA%E9%83%8E

３）お店のホームページ（参考）
https://www.tonkatsubitonsakurai.com/

冒頭に３ツのＵＲＬを貼り付けました。
２）の星野敬太郎氏については、お店のメニューの一つ“チャンピオン丼”などの、名称の由来にもなっている方で、口コミでも多く取り上げられております。
しかし、１）の堀内強美氏に関する記載は殆ど見当たりません。
私がこのことを知ったのは、帰り際、支払いをする際にレジの横に置いてあった小さな冊子を見つけてからです。
何冊か、まとめて置いてあったので、スタッフにお願いし、無料で１冊提供いただきました。
自宅で読み、堀内氏のことを知った次第です。
冊子は横浜市が発行する“横浜マイスター事業ガイドブック 令和元年度版”です。
この冊子の29頁に掲載されている方が、このお店”とんかつ美とんさくらい”さんの創業者の堀内強美マイスターなのです。

彼は食肉加工（ハム、ソーセージ、ウィンナー）で、様々な技術を培い、食肉加工の本場であるオランダで、各種の国際食肉加工品コンテストにチャレンジ、そして輝かしい賞を受賞されて来た方なのです。

　　※　主な受賞歴
　　　　平成５年（1993年）
　　　　　　オランダ国際食肉加工品コンテスト　ポークジャーキー金賞、ハモンセラーノ（生ハム）金賞、
　　　　　　チョリソー金賞
　　　　平成６年（1994年）
　　　　　　オランダ国際食肉加工品コンテスト　ポーク・スモーク・レバー金賞
　　　　平成６年（1994年）
　　　　　　SLAVAKTO　ビーフジャーキー金賞
　　　　平成８年（1996年）
　　　　　　オランダ国際食肉加工品コンテスト　ロースハム金賞

そして。冊子に記載されていたのが、この方が、油分の多い“とんかつ”を、健康食に変える調理法の開発に挑戦された。
その結果が、私が、本日いただいた“釜焼きとんかつ”になったとのことです。
石釜を使って、高温で“とんかつ”を焼くことで、油分が落ち、胃がもたれない、胸ヤケしない、肉の旨味が存分に引き出された“釜焼きとんかつ”になったのだとのことです。

このことを知らずに、お店に食べにお伺いしたのは８月の初旬です。
知らずにはいたのですが、余分な脂がついていない健康的な“とんかつ”であることは、口コミ等を見て承知していました。
健康に気を使わなければならないと年となり、且つ、お店の評価点も3.5に近いのです。
健康で、美味しい“とんかつ”に違いないとして、行くことにしたものです。

お店は、ウィング上大岡の地下１階です。
京急百貨店などへ、車で来るときは、ここの地下駐車場を使用するので、このお店の前はよく通っていました。
到着したのは丁度、12時です。
周りのお店を含め、この時期それほどの混雑はありません。
並ぶことも無く、店内へと・・・座ったカウンター席は通路側の一番奥です。
狭いのですが、周りを憚らず落ち着いてお食事が出来そうです。

　　お願いしたのは、
　　　　１）釜焼きヒレかつ定食（大/220ｇ）　2,170円
　　　　　　お新香、味噌汁付き
　　　　　　“とんかつ”のサイズに関しては、ヒレ肉だし、余分な脂が付いていないとのことなので、安心して
　　　　　　大/220gをお願いしたのです。

　　加えて、ホワイトボードに記載された８月の単品料理の
　　　　２）アジフライ　半身２枚　350円
　　　　　　も頼みました。
　　　　　　やはりこの時期、アジフライを頼むのが習慣になっているようです。

先だって運ばれてきたのが、”たくあん”２切れと、釜焼き専用特製タレの”特製辛子醤油”、そして岩塩を入れるための小皿でした。

　　“釜焼きヒレかつ定食”が15分ほどで運ばれて来ました。
　　　　少し、時間がかかっています。
　　　　“釜焼きとんかつ”を提供する場合、お店では油で揚げ、そのままを提供するのでは無く、もう
　　　　一手間かけているのです。
　　　　軽く油で揚げた後、特製の耐火煉瓦釜“美とん釜”に入れ、高温でジックリ仕上げてから、
　　　　お客さんに提供しているのです。
　　　　この調理法は“美とんさくらい”さんの独自調理法で、特許を取得しているそうです。

　　　　メインのお皿には“釜焼きヒレカツ220ｇ”に“ニンジンとキャベツの千切り”、“ポテトサラダ”、
　　　　“トマト”、“練り辛子”、そして“くし切りレモン”が盛り付けてあります。
　　　　“釜焼きヒレカツ”は、所々が黒く焦げています。
　　　　“美とん釜”の中で、ジックリ高温で仕上げた証です。

　　最初に一口、何も付けずに食べてみます。
　　　　揚げた後に、焼いているだけあって、衣からは油が落ち、サクサクです。
　　　　黒く焦げた部分が気になりますが、香ばしいのです。
　　　　厚くカットされた“とんかつ”のお肉はシットリと柔らかく、ヒレ肉と言うこともあり、軽や
　　　　かにも感じる美味しさです。

メニューには”釜焼きとんかつ“の召し上がり方”が、記載されていました。
次には、この通りにいただいてみました。

　　１）まずは･･･レモンを絞って岩塩で食す！
　　　　岩塩はアンデス山脈プリンセスソルト、ほんのり甘みのある岩塩です。
　　　　レモンを絞り“とんかつ”に垂らし、小皿に入れた岩塩に浸けて食べます。
　　　　塩で食べるというのは“とんかつ”の食べ方の基本です。
　　　　お肉の甘みを感じることのできる味わいです。

　　２）次に･･･特製辛子醤油で食す！
　　　　最初に小皿で提供されていた釜焼き専用特製タレとする”特製辛子醤油”に付けます。
　　　　味がハッキリし、お肉の旨味が際立ちます。

　　３）最後に･･･甘口又は辛口ソースで食す！
　　　　カウンターには２種類のソースが用意されています。
　　　　“カラシ”を乗せ、迷うこと無く両方のソースともかけて、美味しく食べました。

　　自分なりの、美味しさをランキングで表せば、何も付けないのが１番、後は番号の順番です。

　　”アジフライ”のお皿には、半身が２枚（Ⅰ尾分）、ニンジンも混ぜた千切りキャベツが
　　　　乗っています。
　　　　“アジフライ”の端っこ少し、焦げた跡がついています。
　　　　しかし、ホワイトボードのメニューを見ると、牡蠣フライには“釜焼き”と書かれていますが、
　　　　その他の“海老”、“アジ”、“イカ”には、この“釜焼き”の文字は付いていません。
　　　　しかし、衣は“釜焼きとんかつ”同様に、油がシッカリ落ちているようで、軽やかでサクサクで
　　　　す。
　　　　それほど大きなアジではないのですが、旬のアジはやはり美味しいのです。
　　　　半身１枚は何も浸けずに食べ、後の１枚は釜焼き専用特製タレの”特製辛子醤油”を浸けて美味
　　　　しくいただきました。

軽やか、健康的・・・衣、サクサクの”釜焼きとんかつ“、そして”アジフライ”も、美味しくいただきました。
ご馳走様でした。

今回は、“釜焼きとんかつ”を食べたのですが、もう一方の登場人物“星野敬太郎“氏が考案したとされるトレーニングメニューの“チャンピオン丼”もいただいてみたいと思います。
“釜焼きとんかつ”が、ヘルシー志向なら、“チャンピオン丼”は厳しいボクシングのトレーニングメニューです。
ボクシングの練習は、全身運動で、運動量も多いことから、多くのカロリーを必要とします。
一方、プロともなれば、体重制限との闘いとも言われています。
どのようなお料理なのか？次回はチャンピオン（丼）にチャレンジです。

　　　　　以上