美味しかった国産小麦使用の天然酵母パン : こだわりや 戸塚店

じっくりじわじわっと取り組んでいる戸塚・東戸塚エリアでの活動。
この日は、ひょんなことから戸塚での飲み用となりました。
サク飲みでは無く、しっかりと食べで飲んで、なるべく多くの料理を紹介したいという気持ちから、利用、レビューは１店に留まった（下倉田町の「信州」）のですが、せっかくこちらまで来たので、飲食店以外でついで訪問するいいところが無いか調べたところ、当店が引っ掛かってきました。

こだわりやは、㈱こだわりやが展開する自然食品ショップですが、2009年に戸塚駅西口にサクラスが出来たと同時にサクラス内にオープンしたのが同系列店の「こだわりや」。
同店は、2012年２月に閉店し、その場所は、その後、「ワールドフーズ プラスト」⇒「クレイジーパントリー」⇒「おなかすいた」と変遷していますが、コンセプトはそれほど変わらないお店が入れ代わり立ち代わりというちょっと変わった場所になっています。
サクラスの入口という一等地だけに大家さんもそれなりのこだわりがあったものと思います。

そして、当店は、2017年10月に今度は、戸塚モディ地下１階の丸井食遊館内にオープン。
実に４年８か月振りに戸塚に戻ってきたことになります。

現在、こだわりやは、オンラインショップのほか、実店舗としても東京都に11店、神奈川県に14店、埼玉県９店、千葉県５店、そして台湾に１店と特に首都圏ではそれなりの存在感のあるお店に成長。
ブランドも「こだわりや」のほか、「こだわり市場」という店名で営業しているお店もあります（例えば、東戸塚店など）。
こういった実績を引っ提げて戸塚でリベンジというところだったのかもしれません。

この日は、飲み用を終えて、ちょっと遅い時間での訪問。
20時半まで営業している丸井食遊館自体は結構人が入っていましたが、当店は空いていました。
青果などの生鮮品、日配品、チルド商品なども置いてありますが、今回はあくまで翌日の朝食用のパンが目当て。
時間が時間だっただけに、パンがどれくらい残っているか不安もあったのですが、豈図らんやかなり品薄になっていました。
特に菓子パン系は皆無でしたので、仕方なく、残っているパンの中から野菜畑３種１袋389円を購入しました。
製造表示を見ると、メーカーは、横浜市瀬谷区にて天然酵母パンを販売している㈱デニッシュハウス（直売店もあります☞デニッシュハウス）。
このパンは、3種類の緑黄色野菜(かぼちゃ・よもぎ・にんじん)をそれぞれ生地に練りこみ、シンプルに焼き上げたパンです。
イーストや着色料その他の化学合成物質は一切使用せず、天然酵母をそのままパンの元種に使用しているこだわりパンです。

持ち帰って翌日の朝食に供しました。

レンジで20秒チンした後、600Ｗのオーブンで４分間加熱していただきました。

バンズ型に焼き上げたパンですが、素材の持ち味を生かしシンプルに焼き上げたところが味噌です。
３種類それぞれ、半分はそのまま食べ、半分はマーガリンを付けていただきました。
国産小麦＆天然酵母使用は、製造表示にも明記されていますが、天然酵母由来の品の良い味と香りが良く生きています。
素材の味が最も強く感じられたのはパンプキンで一番弱かったのはニンジンだったのですが、このこと自体が素材の味が生きていることの証左だと思います。
自然の状態で味の濃いもの薄いものがありますからね。
小麦については、できれば品種名を書いてもらいたいところですが、パン用小麦ですので、北海道産の可能性が高いと思います。
モッチリ感と小麦本来の香りが良く生かされていて、天然酵母とも相まって、とても美味しかったです。

本品を始めとして、当店のこだわり商品のラインナップはなかなかのもの。
私はこういった自然派志向のお店（生協を除く）は、京都在住時代（Ｈ７～１１）からたまに立ち寄るようになったのですが、これらのお店、なかなか大ブレイクはしないまでも息が長いですよね。
その間、「らでぃっしゅぼーや」や「ポラン広場」、「大地を守る会」などともご縁があり、今は生協ですが、パルシステムに専らお世話になっています。

戸塚では、サクラスよりもモディ＝丸井食遊館の方が、当店ユーザー率は高いと思いますので、このカムバック戦略は功を奏するかもしれませんね。

住まい近くに出来れば、もっと通う頻度が高まるかもしれません。ムサコの再開発による店舗誘致にも期待したいと思います。