東戸塚駅から近いアジアン料理のお店 : Lutina

東戸塚で飲むのは、随分と間が空きました。
この日は、たまたまこちらの方面に半分仕事、半分遊びという妙な用事で出掛けましたので、ちょっと足を伸ばして東戸塚駅近くで飲んで(と言うか、お腹を満たして)帰ることにしました。

今回ターゲットになったのが、以前からタウン誌等で見ていて気になっていた当店。
東戸塚周辺には、アジアン系、エスニック系のお店がそれほど多くないこともあって、やや異彩を放っているお店ということができると思います。

東戸塚の東口から出て左方向に進むと「あきんどスシロー」がありますが、それを過ぎた角を右折して坂を上ります。左手に東戸塚記念病院、右手にOKストアを見ながら300mほど上った右手に当店がありました。隣には、これも未訪店の地中海料理のフレーバーというお店があります。
レビュー件数稼ぎをする気があれば、ラッキーとばかりにちょい飲みと称してハシゴするのでしょうが、それは私の主義には合いません。
レビューするからには、件数稼ぎでは無くてキチンと一食分としてレビューしたいというポリシーがありますので。
何より件数稼ぎと見られかねないレビューが後々まで記録に残るのが嫌なんですよね。

ということで、今回は、当初予定通り当店のみを利用します。

地下にあるお店で、階段を降りるとそこがお店の入口になっていますが、階段の周囲が暗いので、どこか入りにくい雰囲気があります。表の看板には明かりがが灯っていましたし、一応、扉に「OPEN」と書かれたプレートが掲げられていますので構わず扉を開けて入店します。

店内は、やはり薄暗いですが、造作がいかにもエスニックという感じ。バリリゾート風とも言えるかもしれませんが、席もゆったりと配置されて南国風の雰囲気を醸し出しています。何となく爽やかで居心地の良い空間です。

カウンター席が10席にテーブル席が5卓22席の計32席のキャパですが、背もたれのある席に詰め込めばもう少し入れるかもしれません。（公称34席とのこと。）

先客はいなかったので、奥の方のテーブル席に座らせてもらいました。席に着くと店員さんがメニューを持ってきてくれます。
お店は、女性1人と男性2人で切り盛りされています。オーナーご夫妻とバイトさんかな？と見受けられました。

メニューは、フードメニュー、ドリンクメニュー別になっており、フードメニューは、原則写真付きで丁寧に作られているのが分かります。各料理の横に国旗がマークされていますが、タイを中心に韓国、インドネシア、ミャンマー、ベトナム、マレーシア、シンガポールなどがあり、辛さは唐辛子の絵の個数で表示されています。
なお、当店については、メニュー写真が登録されていなかったので、ちょっと写真枚数が増えますが、参考になればと思い、アップしておきました。

いわずもがなアジアンエスニックを目指して来たのですが、気分はこの日の仕事の関係もあってタイ料理を中心にしようという気分になっており、ドリンクはシンハービールにしました。お通しは無いので、ツマミにラープ・ムーという冷菜を頼みました。
先にシンハービールが出され、チビチビやっていると待つこと10分ほどでラープ・ムーが提供されました。
このラープ・ムー、キャベツと紫玉ねぎに豚ひき肉と刻みパクチーをたっぷり混ぜ合わせ、軽く唐辛子を散りばめてある冷菜。
ちょっと甘めの酢で味を整えており、パクチーの風味が口の中に広がり如何にもアジアンテイスト。
期待通りの味で、ビールのつまみとしては、申し分ありません。

人間ドック直前ということもあり、ここで早くも〆に入ります。
〆はタイ料理の王道ガパオライスにしました。ラープ・ムーがそれほど辛くなかったので、辛めでとオーダーしたら快く応じてくれました。
この点も含め、当店、接客はとても丁寧で気持ちいいです。

ガパオライスは、待つこと9分ほどで提供。
写真では分かりづらいかもしれませんが、ガパオライスの命であるホーリーバジルもしっかり確認することが出来ました。
玉子が目玉焼きではなく温泉玉子だったのが変わってましたが、味はとても良かったです。
ご飯は一応長粒種なのですが、思いのほか粘りのある長粒種に見えました。ひょっとしたらブレンド米なのかもしれません。

ということで、味の方は期待通りのものがありました。
ただ、会計は、料理２品とビールのトータルで2,480円。消費税以外にサービス料までとられたようです。
味は相応に評価するとしても、さすがにコスパ評価は低めにならざるを得ません。

私の後の客もお一人様が1人でしたが、当店は、基本一人飲みだと高くつくお店だと思います。
コース料理、宴会料理もあるので、少量多品種で多人数でガヤガヤ楽しんだ方が、コスパ面も含めてより良さを引き出せるように思いました。
あるいは、一人飲み用のメニュー（トワイライトサービスなども含めて）も作ってもらえるともっと需要が拡がるようにも思われました。
いずれにしても、こだわりを持って経営している個店でしたので、頑張ってもらいたいですね。