清く 美味しく 美しく♪… : ル プレ・オ・ヴェールYAMAMURO

初訪問です。この日は休暇を取っての食べログ活動、1軒目としてこちらを訪問してみました。

こちらには大変申し訳ありませんが、私にとって初体験となる午前半休を取っての食べログ活動の本命は、ランチ平日限定4食のカマトロ丼を提供してくれるお寿司屋さんでした。

休暇予定としたこともあり、せっかくなのでもう1軒行きたいと探し当てたのがこちら。
火曜日は定休日のお店が多く、希望する10時開店のお店も少なく、条件にあったのがこちらになった次第です。

マイレビ様も4人しか訪問しておらず、少ない方が新しい発見もありそうかなと楽しみにしておりました。こういう準備も初体験なので、ちょっと楽しい…。

「どうしてもこちらに伺いたい」と思っていた訳ではありませんでしたが、結果的に私にとっては良いお店となりました…。

と、せっかく準備して迎えたこの日はあいにくの小雨で、前日からの雪により道路はシャーベット状で、とても寒い…。

午後勤務で革靴入ってきちゃったし、2軒目のこともあり長くケーキを持ち歩かねばならず、これで転んだらどうしよう、とかブツブツ考えながらお店へ…。

天候のことを考えて早めに出発したこともあり、9時45分頃に到着。当然開いていませんので、お店脇の駐車場スペースで手に息を吹きかけて、じっと待ちます。この日はじっとすることが多かった…。

10時になってお店を覗くと、ちゃんと開店されました。
交通機関も乱れ気味でこんな荒れた日、それに朝早くから利用される方はいないと想像されるのは無理もなく、少し遅めの開店でも誰も文句は言わないと思いますが、ありがたく思っちゃいました…。

さすがドラマで使われるだけあって、近くの公園など街並みにフィットするこじんまりとした外観。

店内も清潔感のある落ち着いた感じ、イートインというかカフェスペースもあります。俳優さんのサインも飾られています。

（当然ですが）先客は0人、オーナーパティシエと思しき方、お一人に迎えていただきました。何を選択するか未決だったのですが、二人っきりなので（逆に）少し焦ります…。(^^ゞ

夏季限定のかき氷やプリンなどが名物のようですが、ケーキのスペシャリテはどれか聞けばよかったと反省…。それでも、意外に（安直に）早く決めることができました。

◎「サバラン（税込￥691）」

好きなので、こちらがあれば選択しようとは思っていたのですが、「え、これが!?」と思われる特別な形で二度見しちゃいました…。

基本的には、生クリーム・ブリオッシュ・カスタードと3重の構造。生クリームとブリオッシュの間にジュレが隠れています。食べてわかったのですが、さらに熟して甘いパイナップル自体も隠れていました。

生クリームは重量感のある少し重めな感じで甘さ控えめ、濃厚でコクもあり、美味しいです。

ブリオッシュはリキュールがたっぷり浸っています。ラム酒だと思いますが、アルコール感は殆ど感じられないものの（私のアルコール感度低いのかも…）、しっとりと美味しかったです。

最下部のカスタードは、こちらの名物のプリンに近いのでしょうか、卵感は強くなくミルクとのバランスがよく、バニラを多めに感じ、まろやかで口当たりもよく美味しかったです。

と、実はケーキのジュレというか、ジャム・ソース系はあまり好みではないのですが、こちらのは違いました。

ケーキの経験値が低いのでうまく表現できないのですが、ジュレがお上品で少し重めの生クリームによく合っている印象です。パイナップル自体も食感の変化だけでなく、少し酸味のある甘さがよいアクセントになっていました。

食べ方難しいのですが、この3重構造を混ぜながらいただくのが、一番美味しく感じました…。

（私が語るのもおこがましいのですが）混ぜて食べて欲しい目的で、このカップを利用したパフェのような縦長構造にしているとしたら、なんかすごいなと…。単なる倒壊防止だったりして…。(^^ゞ

◎「ピエールマロン（税込￥691）」

「ピエール(が)、ピエール(を)」のシャレで選んじゃいました…。当然ですが、私は食べたことのないケーキです。

てっぺんに金粉、キレイな球形のケーキで、ググっても出てこなかったのでオリジナルですかね。素人目でも作るのは大変そうです…。

こちらも、キャラメルソース・バニラ・カシスジュレと3重の構造。こちらはサバランと違って、しっかりとした甘さを感じます。

外側のキャラメルソースは、軽く苦みのある甘さでコクがあります。バニラは、ふんわり＆しっとりとしたスポンジケーキのような感じで、バニラもしっかり感じます。

カシスジュレはしっかりとした果実感と酸味があり、ちょっと私の好みではなかったのですが、食べ進めていくと、全体が甘めなこともあり、ジュレの味わいがよいアクセントになり、美味しく感じるようになりました。ちょっと不思議…。

ただ、すみません、私の舌では（名前の一部である）マロンを感じ取ることができませんでした…。

ただ、少し調べてみると、マロン→フランス語のマルーン（marron）→「やや暗めの赤茶色」「栗色」とのことでしたので、これかなと…、という解釈にしておきます…。^^;
でも、美味しかったですッ！

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2つとも特徴のあるケーキを美味しくいただくことができました。これまであまり好みではなかったジュレ・ソースの美味しさを感じ取ることもでき、私がいうのもおこがましいのですが、レベルが高いなぁと思いました。

退店時、オーナーパティシエさんが店外まで出て、「お足元の悪い中、ありがとうございました」と丁寧にお見送りいただきました。ありがとうございます…。

ちなみに、この後ケーキと一緒に2軒目に移動、午後からお仕事でオフィスへ。保冷剤は入れてもらいましたが、オフィスに冷蔵庫はないので、コインロッカーで保管しました。

寒い日でしたので崩れることもなく、美味しくいただきました。出費必要でしたが、中々の名案かなと…。^^;

こういう体験（天候や美味しさ、休暇での食べログ活動など）のおかげで忘れがたい思い入れのあるお店の一つとなりました。

今度は、生ドーナツやスフレロールケーキ、カレーパンをいただいてみたいな。また行きまーす♪
ごちそうさまでした！