やっぱり！ : 麺処 秋もと

〇2018年9月28日(金)午後1時半ごろ再訪！
　こんにちは！皆さまのレポーター天反です。今日はなぜか市ヶ尾に来ております。(このレポートは録画です)。本当は青葉台の横浜ラーメン 北村家さんに行くつもりでしたが、なぜか各停の電車に乗っていたら、いつの間にか急行に追い越されていたので、そうだ、市ヶ尾の秋もとさんに行こうと思いつきました。
　秋もとさんは、人気店で、いつも行列と思っていて、なんとなく避けていましたが、久しぶりに来ました。市ヶ尾の駅を西口に降りて、バスロータリーの向こう側に、長屋のようなお店の並んだ建物の中に秋もとさんがあります。
　さて、行列は？と見ると、お店の前の椅子に3人、通路を挟んだ公園？の石の長椅子に2人のお客さんが待っていらっしゃいます。これはだいぶ待つのか？と思いましたが、お店から出てくるお客さんも結構続き、回転はよいようです。
　さて、店前の椅子にたどり着きましたら、中から女性店員さんが出てきて、先に食券を買ってくださいとのこと。何にしましょうか。たしか前回は醤油だったから、今回は塩にしましょう。

・特製塩ラーメン　1100円

　ちょっとお高いですが、それに値する味だったと記憶しています。さて、店頭の写真を撮っていますと、先ほどの店員さんが出てこられて、食券を預かるとのこと、そして、麺は細麺か、平打ち麺かを訊かれます。ここは平打ち麺にいたします。
　ほどなく入店。およそ15分ほどになりますか。オペレーションは、店主さんと、女性店員さんお二人です。
　やがて、ラーメンも出来上がります。塩なのに茶色いスープです。雲呑、チャーシュー、味玉、メンマ、海苔が見えます。刻み玉ねぎと、水菜、何やら赤いものが乗せられています。スープには揚げネギが入っているようです。
　さっそくいただきます。

〇スープ
　レンゲで一口。うまーい。いやおいしゅうございます。油が層になるくらい浮いていますが、これはひつこくありません。このスープの味!?、分析不能です。おそらく、魚介系が使われていますが、魚っぽい味はしません。魚粉などではなく、煮干しをあっさり煮出しているのでしょうか？動物系も入っているような感じもしますが、鶏やら、豚やら、牛といった特定の味がするわけではありません。とにかく、あっさり塩ラーメンという感じではなく、すごく深い味がします。やっぱりこれです！この味です。おいしいとしか表現できません。

〇麺
　平打ち麺は、ツルツルです。シコシコです。これはおいしい。表には三河屋製麺の麺箱がありました。

〇具
・チャーシュー
　ふつうの豚のチャーシューが2枚入っていました。柔らかいですが、ほろほろではなく、弾力があるわけでもなく、あっさりとしていて、品のある味付けになっています。このタイプのラーメンにはしごく合っています。
　そのほかに、鶏チャーシュー？が1枚入っています。これは胸肉でしょう。柔らかくて味付け控えめ、真っ白で上品な味です。

・雲呑
　ワンタンが2個入っていました。これは、プリプリの海老が入ってますね。刻んだエビと鶏ひき肉でしょうか。おいしいです。でもワタクシにはちょっと生姜がきつく感じました。

・味玉
　黄身はほどよい柔らかさですね。トロトロのところと固まったところがあります。うっかりスープを汚染しない為ですかね。いちばん驚くのはこの味付けです。何とも言えない味がします。分析不能です。

・メンマ
　これも、すごく良いです。適度な固さで、歯ごたえが割とあり、水っぽくなく、濃いめの味が付けてあります。

・その他
　刻み玉ねぎが、シャキシャキでさっぱりしてよいです。ふつうの玉ねぎと赤玉ねぎが使われているようです。そんなに量はありません。水菜もしゃきしゃきでよいです。少ないですけどこの程度でいいのではないでしょうか。赤いものは散逸してしまって、正体はわかりませんでした。

　というわけで、極上の一杯をいただきました。ここの店主さんは天才じゃないでしょうか。店主さん、店員さんにお小言を言うのが聞こえました。応対のことでしたが、そんな細かいことまで！と驚きました。決して叱っている感じじゃありませんでしたけど。すごく感性豊かなのですね。
　このラーメン、既成のラーメンの枠に入っていない感じでした。おいしゅうございました。
いやー、ラーメンって奥が深いですね。では、さいなら、さいなら、さいなら。

P.S.
　後で、ワタクシの前回のレポートを見ましたら、今回とほとんど同じことを書いていました。なんと注文したものも同じでした。醤油と記憶していましたが、塩でした。やっぱり平打ちにしていました。ラーメンの内容もほとんど変わっていないようです。赤いものはパプリカだったようです。(前回950円から今回1100円に値上がりしていますが)。次回は、今度こそ醤油で細麺にいたしましょう。

〇ご参考
　メニューは、レギュラーメニューはすごくシンプルです。
・醤油　800円
・塩　800円
・鰹醤油つけ麺　880円
　特製は300円増し、大盛りは100円増し
・味玉、のり、ネギ　各100円
・トッピングチャーシュー　250円
・肉飯　300円
・白飯　100円
これは最近の限定でしょうか。この日は×
・秋刀魚とスダチの醤油つけ麺　980円
(特製は300円増し)
　

○2016年1月30日(土)午後1時半ごろ？初訪問
　なにやら、ここは、比較的新しい高評価のラーメン屋さんだったので
行ってみることにしました。
　近くの(駅の反対側だけど)コイン駐車場に車を止めました。
駅のロータリーから店の方向に行くと、比較的容易にわかりました。
行列が目印です。着くと5人ほど待っています。そこについて
並んでいると、女性店員さんが出てきて、先に食券を買ってから
お並びくださいとのこと。特製塩ラーメン(税込み950円)の食券を買いました。
間もなく、準備に入るのか、食券を取りに来ました。
細麺と平打ち麺と選べるということなので、平打ち麺にしました。
一押しの醤油ではなく、塩にしたのは、その方がスープの良し悪しが
わかりやすいのではないかと思ったからです。
席が空くと、すぐ店に入れるのではなく，3人くらいまとめて
入れていました。
　やがて、15分くらい？たつと入店できました。
中はカウンター6席しかありません。厨房には店主と男性店員2人。
女性店員は片付けと、顧客対応でしょうか。
　ちょうど一緒に入った3人分のラーメンを作り始めたところ
でした。麺をゆでている間に、丼に、タレを3種くらい入れて
いました。私のは、醤油ダレではなく、塩の様な粉を入れていましたが。
そこへだし汁をはります。これは潮と醤油で区別ありません。
そこへゆであがった麺を投入。スープに絡ませてから、トッピングです。
特製は、薄いチャーシューと厚いチャーシューを2枚づつ。
水菜を乗せます。メンマも。そのあと、何か野菜のみじん切りを入れます。
赤いのがあるので、これは赤タマネギと分かるのですが、白いのは
ネギかと思えば、これもタマネギでした。ネギも青い小ネギが少し
入っています。そのあと、ワンタン2つ、味玉、特製塩の方は、
赤とオレンジ色のパプリカの細かく切ったものを少々載せまして、
これで完成。

　スープを一口飲んで、”旨い”、麺を一口食べて”旨い”。
スープの味は、何でだしを取っているかは判然としませんが、
とにかく、繊細でおいしいです。その辺は「懐や」に似ている
かもしれません。
　平打ち麺は、あまり太くはなく、ツルツル感と、軽い弾力が
あり、とてもおいしいです。うどんとは違います。
　玉ねぎが良い食感と刺激を出しています。
　ワンタンは具が、何かスパイシーでちょっと辛い味がします。
見た目じゃわかりませんが。これもよい刺激です。
　メンマは固めの細切りで、薄味ながら、噛めば噛むほど味が出てきます。
　味玉も、薄味ながらちょっとスパイシーな味がします。これも
ちょっとした刺激になっています。黄身だけがトロトロ状態で、
すごいバランスです。
　チャーシューは、薄い方は、ほとんど味付けがなく、
とても軟らかいです。端の方にちょっとだけ脂身が付いています。
　逆に暑い方は、しっかりした味付けで、少し固めです。
これも、端の方に少し脂身があり、良いバランスです。
チャーシューだけで変化をつけてしまうなど、すごい技ですね。
　上に載ってた、パプリカは軟らかく、軽く酸っぱい味に
なっています。
　もう、これでもか！というくらいで、いろいろ堪能させて
くれます。
　これは、私が今まで食べた中でベストのラーメンと言って
いいでしょう。
　ごちそうさまでした。大変おいしゅうございました。
　機会があれば、また来ます。

　ところで、ラーメン食べ終わったころ
店主が店員に指導していました。淡々と諭すように指導するところは、
なかなか人柄が出ているな、と思いました。