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食べログ フレンチ EAST 百名店 2023 選出店
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感動の「涼」域 逸品の一品 其の2
デュ・ヴァン・ハッシシ
2023/08/30
大切な日のお食事に当店を選んでいただき、有難うございます。
コースの中の「夏」を感じていただけたようでこちらとしても嬉しい限りです
またのご来店心よりお待ちしております。
一品の逸品、構成の攻勢、巧整
フレンチを食べに行く、わたくしにはちょっとした非日常の体験です。以前より行ってみたかった「Du Vin HACHISCH」、やっと訪問の機会に恵まれました。しかもこのたびは「ハッシッシスペシャルコース」を頂くことになり、テンションはだだ上がりです。予約の際、ある程度のリクエストを受け付けてくれるコース、では遠慮なくリクエストいたしましょう。わたくしのリクエストは「前菜にアスパラを」というものでしたが、そのときにはまだヌーベルキュイジーヌの実力をまざまざと見せつけられることになるとは、思いも寄りませんでした。まさしく、非日常の体験の始まりです。
モダンな店構え、恐る恐る扉を開けて入店します。テーブルに案内され着席すると、テーブルの上に置かれている、コースの料理内容が記されたリーフレットに目がいきます。料理内容に一通り目を通した頃、シェフがテーブルに来て、料理全体の説明をしてくれます。さらに料理への期待は高まり、その勢いは止まりません。その勢いは庶民のわたくしには刺激が強過ぎ、食べる前から来て良かった〜とHiで幸せな気持ちになってしまいます。
いよいよコースが始まります。アミューズにはトマトと紋甲烏賊を酸味のあるソースで和えたものが登場しました。トマトの甘味と烏賊の甘味が酸味のソースによって十全に引き出され、食欲がさらに増進されます。次にアスパラを使った前菜、アスパラのブランマンジュが登場すると、その美しさに目が釘付けとなります。白と緑の鮮やかな色彩、キャビアの黒、雲丹の金による差し色、皿に描かれた絵画のようです。すぅーと口溶けのよいブランマンジュに、グリーンアスパラのソース香りが絡まり、春の息吹が身体の隅々にまで行き渡ります。
アスパラの料理はもう一品、魚料理の前に登場しました。「ホワイトアスパラのロースト、サヴァイヨンソース」、おそらく、太めのホワイトアスパラに軽くフォンを染み込ませたのちにローストしたものでしょう。アスパラを口に入れ、噛むとじゅわっとジュースが滲み出てきます。それを卵黄を使った濃厚なソースと合わせて食べ進めるのも、生ハムとの塩気と合わせて食べ進むのも、単独で食べても組み合わせても美味しいものは美味しい、ソース、生ハムに負けることなくアスパラがどどんと春の主役としてわたくしの味覚に訴えかけます。
他のお皿も、桜肉を九条ネギのオイルと併せたり、オマールを桜海老のソースと、仔牛をモリーユと空豆のソースと、どのお皿もソースを楽しむフレンチの王道は勿論のこと、素材の良さを引き立てるシェフの技量は敬服に値します。お皿一品一品を運んでくれるときも料理について丁寧に分かりやすく説明してくれ、料理への熱意が伝わりました。
そして、デセールでもさらに驚かされます。なんと、ペパーミントグリーンの色のアイスクリーム、「ふきのとう」で作られていました。フォンダンショコラのショコラの苦味とふきのとうの苦味、大人のデザートです。最高のデセールでコースを締めくくり、店を出るときには、舞台を見終わったときの高揚感にも似た感慨深いものが込み上げました。
スタッフ全員で店の外まで見送ってくださり、本当に温かい春風にも包まれた気持ちになれました。本日もご馳走さまでした。リピート確実です。さすが名店。
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kazukka
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店名 |
デュ・ヴァン・ハッシシ(Du Vin HACHISCH)
|
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受賞・選出歴 |
2019年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2019 Bronze 受賞店
2018年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2018 Bronze 受賞店
2017年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2017 Bronze 受賞店
フレンチ 百名店 2023 選出店
食べログ フレンチ EAST 百名店 2023 選出店
フレンチ 百名店 2021 選出店
食べログ フレンチ EAST 百名店 2021 選出店 |
ジャンル | フレンチ、イタリアン |
予約・ お問い合わせ |
045-319-4844 |
予約可否 |
予約可 コース料理のみのご用意となります。苦手な食材などざいましたらあらかじめお申し付け下さい、当日変更は対応しきれない場合があります。 |
住所 |
神奈川県横浜市中区山下町210-3 パークアクシス山下町 1F
このお店は「港区西麻布1-14-2」から移転しています。 |
交通手段 |
石川町駅北口より徒歩5分 石川町駅から418m |
営業時間 |
|
予算 |
¥15,000~¥19,999 ¥8,000~¥9,999 |
予算(口コミ集計) |
¥20,000~¥29,999
¥8,000~¥9,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
領収書(適格簡易請求書) |
適格請求書(インボイス)対応の領収書発行が可能 登録番号:T4010402009816 ※最新の登録状況は国税庁インボイス制度適格請求書発行事業者公表サイトをご確認いただくか、店舗にお問い合わせください。 |
サービス料・ チャージ |
サービス料10% |
席数 |
30席 (別にカウンター6席有り。ご希望の場合はその旨お申し付け下さい。) |
---|---|
最大予約可能人数 |
着席時 12人、立食時 50人 |
個室 |
有 (6人可) 個室料貸切3000円 4名様以上~6名 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 近くにパーキング多数あり |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、席が広い、カウンター席あり、バリアフリー |
ドリンク | ワインあり、ワインにこだわる |
---|---|
料理 | 魚料理にこだわる |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 隠れ家レストラン |
サービス | 2時間半以上の宴会可、お祝い・サプライズ可(バースデープレート)、ソムリエがいる |
お子様連れ |
申し訳御座いませんがご遠慮下さい。 |
ドレスコード | 特に御座いませんが過度な軽装はご遠慮ください(ビーチサンダル等) |
ホームページ | |
公式アカウント | |
オープン日 |
2013年6月15日 |
備考 |
当日キャンセルの場合、コース料金100%のキャンセル料を申し受けます。 |
初投稿者 |
このレストランは食べログ店舗会員等に登録しているため、ユーザーの皆様は編集することができません。
店舗情報に誤りを発見された場合には、ご連絡をお願いいたします。お問い合わせフォーム
今年の夏は処暑を越えても、まだ灼熱地獄が続いています。夏バテする前にと庶民のわたくしですが、奮発してフレンチをいただきに参ります。
初めての店をとも思ったのですが、失敗はしたくないと珍しく攻める姿勢を放棄して、確実な店をリピートすることにしました。デュヴァンハッシシ、この店なら間違いないという期待のもと訪問した次第です。
いつもの丁寧なお迎え。飲み物の後に前菜が始まります。
ウニ、キャビア、フォワグラ、トリュフ、とうもろこし、ゼリー寄せにしたり、アイスクリームにしたり、ブリュレにしたり、パートナーはニタリとしたり顔。涼しげでどれも美しいし、美味しい。最高の冷たい前菜です。
次に登場したのが、鮎の冷製パスタ。鮎の甘み、苦み、トマトの甘み、混然となって清流のような爽やかさが口の中に広がります。今までいただいてきた冷製パスタの中で最も感動を覚えました。
ここから温かいディッシュへと切り替わります。前にもいただいたオマール海老のビスク風ソース。揚げたカダイフが良いアクセントになります。鰻のフリカッセ。枝豆の濃厚クリームソースがスモークした鰻の香ばしさと鰻の脂に対立することなく、その旨みを引き立てています。
魚料理はヒラメ。火の通し方は秀逸。夏のヒラメの淡白さを補うサフランソースにはムール貝が宝石のように散りばめられています。貝の旨みがソースに溶け込んでおり、旨みの多重奏の中に新たな「爽」が加わります。
メインは、鴨ロースト。胸肉でしょうか。これも火の通し方が完璧で、パサつくことなくジューシーなローストとなっております。ソースペリグー、トリュフの香りがふわっと漂い、ここまでずいぶん食べているはずなのに、さらに食欲を刺激します。シェフの話によると季節が逆のオーストラリア産、旬のトリュフを使っているとのことです。
デザートはトロピカルフルーツの和え物。単純に和えたものではなく、甘さ、酸味ほろ苦さが計算尽くされた最高の領域展開→「涼」域展開です。身体の中に爽快な風が吹き抜けるようです。
本日も期待を裏切られることなく、期待以上の満足感が得られました。おかげで夏の暑さも乗り越えられそうです。本当に美味しく楽しく食事ができました。ごちそうさまでした♪