追加　私見ながら　現在、中国茶の飲み方は　日本茶のペットボトルより勝る : 清芳春

現在、中国茶として飲まれるもの。厳密に分類すると数千種にも。そのくらい数が多いとされる。そして製法によって大きく6種類。青茶、黒茶、緑茶、紅茶、白茶、黄茶に分けられるこれらを六大茶類と呼ぶ。

現在、中国本土で消費される。中国茶の消費量の7〜8割が緑茶という。緑茶は茶葉を摘み取ったあとに。加熱処理を行ない。酸化発酵を止めた茶を無発酵茶。白茶は茶葉の若葉。もしくは芽を選んで摘み。これらをわずかに発酵させる。

そして茶芸。ただしこれは日本が発祥。日本のお手前をヒントに。台湾の蔡榮章が創始したという。（1070年ころ）これがよく香港、台湾などで。遭遇する中国茶飲み方。我々は観光で訪問して。感心してしまうが。実は日本がお手本！

中国茶は。このように実に種類が豊富。かつ楽しみ方も人それぞれで。奥の深い飲み物。それ故に日本茶に比べて。一歩引いてしまう。この店はそれぞれについて。代表的な銘柄をそろえており。一杯などとけちな事は言わずに。何杯でも飲める。

場所は横浜中華街の。上海路という比較的静かな通りの。その中ほどを右折し。しばらく進むと。大きな看板の菜香新館。このビルの5階にある。そのティールームが清芳春と。中国茶と点心を。静かな雰囲気の中で。ゆっくりと楽しむ事が出来る。

シックな家具と効果的な。黄色いライトが特徴。中国茶を飲むには。けっこうオシャレな雰囲気。中華街の有名な店は。正直、観光地化し騒がしい。こちらは静かで落ち着いた空間。ゆっくりとリラックスして喫茶を楽しめる。しかもお茶は選りすぐり。

緑茶の最高峰である龍仁茶。ややコクもあるがとにかく上品な爽やかさ。かつお湯を足せば何杯でも飲める。ただし高価なので今回は花茶中心。点心はスイートポテト菜香風。自然な甘みで砕いたマカデミアを振ってある。

中華街の雑踏の中で私が数少ない「寛げる」場所。菜香新館の5階にあるティールーム。1階のホールでは順番待ちの人々でごった返している。しかし、ほとんど行列も順番待ちもなく席につける。この店は休日にレストランを予約するのは比較的値のはるコース料理を予約せねばならない。もしアラカルトを選ぶなら、予約なしで順番を待つ。この行列がすごい。どのくらい辛抱して待つのだろう。

私は、香港に在住したこともあり中国茶についてはたくさんの種類に馴染んでいる。しかしお気に入りはやはり龍井の緑茶。龍井の茶は天下一美茶と言われ、同じく天下一という西湖の美景とともに愛されてきた。色が緑、茶葉が平、味が醇和、香が馥郁であることから中国では四絶と称されている。

このティールームではテーブルの上に湯沸しのポットが置かれている。専用のグラスに茶葉を入れ、飲む都度に湯を入れていく。ころあいを図って湯のみグラスに注いで飲んでいく。数杯は飲めるのでこの高貴な香りを楽しめる。なお、龍井茶は茶葉にカテキンやテアニンが豊富に含まれており食べてもよい。

今回の雨前雲楼龍井茶。香ばしい香りや優しい舌触りに加えとりとした甘みを含む。余韻はやや甘めの味わいを放つのだ。やはり品のよい見事な緑茶。これにいちじく、干し梅肉、ぼちゃの種をつまみに小1時間至福のひと時を楽しんだ。

＊今回の写真は最初の3枚

2008.1.5
横浜育ちの私は子供の頃には頻繁に中華街に来ましたが香港勤務を経験してからは彼我の味の差に唖然とし以降はほとんど食べには来なくなりました。ただその中でこの菜香と萬珍樓點心舗は時々利用します。飲茶ですが味とCPがその理由です。

さて超穴場と書いていますがそれは再訪しても変わりません。 緑茶から花茶まで25種類の中国茶をお手頃な値段で楽しませてくれますから。この日は花籠ジャスミン茶です。最初は丸められた茶葉が時間の経過とともに少しずつ開き、全開した時にはまるで水中花のように可憐でけなげで、心温まるのです。

これに無花果と南瓜のタネの乾き物がつまみで付いて650円。お茶はポットのお湯を足せば何杯でも飲めますから大変お得です。

ビルの5階のカフェのような雰囲気で、静かで落ち着いた環境にあります。平日昼のお得で魅力的なランチ（限定50食）もありますから冬休みの折にいかがでしょうか。なお、12月31日～1月1日は休みです。

http://saikoh2.exblog.jp/9042086/

評価は居心地の良さ、CPなどを勘案しております。

＊最初の20枚が今回の写真です。

2006.6.16
中華街の上海路は比較的静かな通りなのでほっとする感じもあります。その中ほどを右折し、しばらく進むと大きな看板の菜香新館が見えてきます。実はこおビルの5階にはティールームの清芳春という一角があって中国茶と点心を静かな雰囲気の中でゆっくりと楽しむ事が出来ます。

写真のように中はシックな家具と効果的な黄色いライトを壁面に、と組合せていてとてもお洒落です。

中国茶は実に種類が豊富かつ楽しみ方も人それぞれで奥の深い飲み物です。 代表的な緑茶を初め、白茶、黄茶、青茶、紅茶、黒茶、花茶などなど種類が多くまた産地、銘柄とくれば千を優に超えてしまいます。この店はそれぞれについて代表的な銘柄をそろえており一杯などとけちな事は言わずに何杯でも飲めるように特製の急須を用意しています。

私は緑茶の最高峰である龍仁茶についてはコレクションまでしているマニアですので早速それを頂くことにしました。このお茶はややコクもあるのですがとにかく上品な爽やかさで、かつお湯を足せば何杯でも飲めるので幸せ一杯になります。

それで、点心はスイートポテト菜香風といって自然な甘みで砕いたマカデミアを振ってあるのと蓮あん入り月餅を頂きました。スイートポテトでお腹が一杯にもなりましたので、月餅は半分こっそりと愛犬のおやつ用に持ち帰りました。

また昼は期間限定で横浜ユーラシア文化会館のプロデュースによる清芳ランチ2000円というおしゃれでお得なセットがあります。内容は下記ですが、この店のシックで落ち着いた雰囲気の中でゆっくりとランチや上質のお茶と点心、スイーツを頂くことが出来るのは素晴らしいです。

■メニュー
料理
牛すね肉の冷菜／野菜の甘酢漬け／空豆の香り漬け
ホタテのスモーク／清芳ミニフカヒレ／ブロッコリーのクリームかけ
ウーロン茶の茶碗蒸し／ザーサイと豚挽肉蒸し、山椒ソース
菜香限定蒸し点心／冷やし翡翠麺
デザート （お好きなものを一つお選びください。）
・白きくらげのデザート
・ゆば豆腐のデザート
・フルーツ入りタピオカ
・ココナッツババロア
中国茶（お好きなものを一つお選びください。）
・凍頂烏龍茶 (とうちょううーろんちゃ)　台湾の代表的青茶。清々しい香りと甘味が残る味わいが特徴です。
・不知年プーアル茶 (ふちねんプーアルちゃ)　長く発酵させた独特の風味がある黒茶。古いものほどアルカリ度が高い。
・香六安茶 (こうろくあんちゃ)　ほうじ茶のような香ばしさに、ほんのり蘭に似た甘い香りがします。
・貴妃茉莉花茶 (きひジャスミンちゃ)　中国緑茶にジャスミンの香りをつけた、素晴らしい香りの花茶。
・暴々茶 (ぼうぼうちゃ)　黒茶とローズの花をブレンド。甘さとローズの香りが口に広がります。
・寿眉 (そうめい)　飲み口がやさしく味わい深い、飽きのこない風味。香港では定番の白茶。