『うなぎチャーハン』は、一言でいうと、日本の「うな丼」に幾分似ているイメージです。 : 牡丹園

横浜中華街で、中華料理が美味しいと評判の「中華料理百名店」の『牡丹園（ボタンエン）』です。

テレビでも紹介されたことのある横浜中華街の中にある中華料理店です。
広東料理をベースとした数々のオリジナル創作料理を楽しむことができると評判です。
とても人気があるお店なので、「2023中華料理百名店」に選出されています。

ところで、横浜中華街で、美味しそうなお店を探してみようという気分になってきました。

というのは、最近、横浜中華街でよく行くのは、食べログで「百名店」になっている店舗とか、
テレビやＳＮＳで取り上げられている店舗が多いです。(笑い)

ということは、素人(しろうと)の「食べログやテレビやＳＮＳ」が話題にしたり、
推薦したりで、それを真に受けて、素人(しろうと)の「当方」が、
その店舗に行っているという本当に危うい構図です。(大笑い)

一回、そのお店に行くだけは行って、２回目は行かないという傾向が強い方の評判は、
多分、あまり参考にならないかもしれません。

本当は、味に権威があるミシュランガイドを見て、横浜中華街に行けば良い訳ですが、
もうミシュランガイドは神奈川県版を廃止してしまい、神奈川県を相手にしていません。(残念)

そこで、次善の策として、頼るのは地元に詳しい方の意見です。

以前は、横浜中華街で美味しいお店は、
「鴻昌」「同發」「海員閣」「順海閣」「聘珍楼」と教えて貰ったことがあります。
全部、中華街大通りにあるお店でした。

でも、今は、食べログで、中華街に詳しい方の投稿を見るのが一番でしょう。(笑い)
いろいろ調べてみると、どうも「関帝廟」の近くのお店が美味しくて安いようです。

そこで、評判が良さそうな中華料理店を順番に廻ってみることにしました。

今回は、土曜日の14:00少し前です。
今までは、道に詳しくないので、関帝廟通りを通って まず関帝廟まで行ってから、
該当店に向かっていました。
でも、それでは遠回りをしていることに気が付き、中華街大通りからダイレクトに、
「市場通り」や「香港路」や「上海路」や「中山路」に行くことにしました。(笑い)

14:00を過ぎると、そろそろ中休みに入る店舗も出てきます。
でも、牡丹園は、土･日･祝はぶっ通しで営業するので安心です。
[平日] 11:30～14:30（L.O.14:00）、 16:30～20:30(L.O)
[土･日･祝] 11:30～20:30(L.O)

牡丹園の店舗の中は、狭いですが落ち着いた雰囲気です。
まるで中国本土に行ったかのような雰囲気です。
もちろん、顧客を詰め込もうという魂胆が見え見えのカウンター席もありません。

おすすめメニューは、６種類ありましたが、初めての訪問なので内容が良く分かりません。
・牡丹園オリジナル生姜焼き、1,500円
・桜エビとキクラゲと卵炒め、1,500円
・魚の黒酢和え、1,500円
・白麻婆豆腐、1,500円
・フカヒレおこげ、1,500円
・生ウニの中華風茶わん蒸し、3,500円、となっています。

どのメニューも、近世の創作料理のようなので、シックリしません。
近世の「インチキ中華料理」はノーサンキューです。(笑い)

当方の希望は、美味しい焼売、美味しいチャーシュー、美味しい北京ダックがあれば十分です。
欲を言うと、美味しいフカヒレ、美味しいツバメの巣、
更に欲を言うと、宮廷料理の「満漢全席」といったところが希望です。
⇒予算は、500円か1,000円位なら有難いし、高額も可で3万円か5万円でも構いません。

選択しようがないので困っていると、突然目に入ったのが、
「本日のおススメ」の別メニューで、『うなぎチャーハン、1,100円』です。

お店の方に質問すると、
『チャーハンの上に、濃い味付けの鰻が乗っているもの』ということです。

そこで注文は、『うなぎチャーハン、1,100円』にしました。

『うなぎチャーハン』
5分くらいで、『うなぎチャーハン』は直ぐに運ばれてきました。
スピーディーなので好感を持てます。

一言でいうと、日本の「うな丼」に幾分似ているイメージです。
鰻は、３枚に下ろしたものを焼いてあり、長さ3～4㎝に切ってあります。
味付けは濃すぎます。

チャーハンは、ほとんど味が付いておらず、ご飯のような感じです。
ただし、チャーハンとなっているので、薄味のピラフに似ています。
しかし、「うなぎ」と「チャーハン」を一緒に食べると、鰻の濃さも和らぎます。
味が濃すぎて、食べられないといった程のものではありませんでした。

食後の「杏仁豆腐」は、やはり本物の中国人が作っただけのことはあり、とても美味しいです。
缶詰を使っているという日本の中華料理店の追随を許さない素晴らしさでした。

ところで、リピートは無しかとも思います。
しかし、とにかく雰囲気が良くて、異国情緒が満点に近いので、
今度はテレビでも話題になった『生ウニの中華風茶わん蒸し、3,500円』を
食べてみようかとも思っています。