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今宵もカウンターの片隅で 昭和の切なさを想う
その昔、初訪のころ。まことに謎めいたバー。そもそも開店しているか。はっきり判らず入店も躊躇。かすかに漏れる灯りが。唯一の頼りで。扉が開くと誰かがいる。薄暗い店の中は。かえって妖しげな雰囲気を。醸し出す。初めてこのバーを訪問したころ。閉店中の場合が多く。
当時はかなり残念な思いがした。その後知名度が徐々に上がるにつれ。営業もすっかり安定し。女性バーテンダーも定住。NYに長く住んでいたが。こんな枯れ果てたバー。あちらでは危険な印象で。まったくあり得ない。日本だからこそ。最低限の安心感で。
天井の補修、壁の塗り直しなど。あいかわらずの無頓着。いったい昭和いやその初期から。放置されていた。そうも思わせる郷愁感。それがファンを惹きつける。回りがオシャレになればなるほど。このノスタルジーは深まって行く。
今宵もカウンターの片隅で。新しい(見習い)の女性バーテンダー。いろいろな意味で。放っておいてくれる!
○マンハッタン 700
○マティーニ 700
●チョコレート 300
追加 ついに平成からも取り残されるのか ひたすら寂寥感がただよう
平成が終わってしまった。昭和に取り残され。令和になっても頑張っているが。かわいそうな建物。見るからに悲しげだ。あの中野ブロードウエィもすでに消えた。野毛にはまだまだ。多くの昭和遺産が残っている。都橋商店街などぜひユネスコに登録してほしい。
その都橋商店街には近い。しかし、路地裏とも言える静かなところ。誠に寂しげに点る。哀愁を帯びた昭和の門灯。しかもこの曇りガラス。外から見ると。なんとも不安にかられる。曇りガラスは内側から眺める。そういう歌、詩ばかり。不安感の裏返し。
危険な香りがするのだ。あの香港にあった九龍城砦。実際に治外法権で。悪の巣窟とまで言われた。あの建物を思い出してしまう。その佇まい。しかし平成、令和の時代の日本。それほど危なくはない。それでも胸騒ぎが収まらず。落ち着かない。いったいどんなバーなのか。
そういえば日ノ出町には創業150年の。日本最古の理容院(理髪店)がある。ハイカラな街ヨコハマ。意外に古いレトロな遺産が残る。日本最古参のバーであるパリー。あの山手のクリフサイド。さらに坂本龍馬のおりょうがいた料亭・田中家など。
とにかく中に入ってみる。実に殺風景だ。飾り気がないのは想定の範囲内。また暗くて、全体が白黒写真のようだ。よく言ってセピア色か。仲間と一緒なら気も紛れるが。1人だと世紀末の風景に思ってしまう。それにバーテンダーがよく変わるので。
良い点を挙げれば。放っておいてくれること。決して「次のカクテルは?」なんて野暮な事は言わない。お好きなように。そう言わんばかりに。好物のマティーニを注文するが。こういう景色で飲むと。人生の淵を眺めたくなる。(私見)
この店を訪れるカップルは。この後でいったいどこへ行くのだろうか。
意表を突くレトロな、まさに野毛にふさわしいバー 再訪
ここ数年、著しい変化を見せる野毛。しかし、そういう流れに背を向けるように。かたくなに昭和の雰囲気、風情を残すバー。この名前はもともと本当に理容院だったから。昭和の風雪に耐えたその外観。曇りガラスの内側には怪しげな影が。
現在はすっかり人気バーになってしまったが。数年前は休みが多くて。戦前の玄関灯が点っていれば。営業中。消えているとまるで廃屋のような寂しさ。今でも飾り気の乏しい店内。修理もしない天井など。昭和の疲労感を感じる。
しかし昭和を知らない世代が元気にカクテルを飲む姿に。これも酒の肴に思えるのかと。改めて思い知る。
○ハイボール
○マティーニ
意表を突く超レトロな、まさに野毛に相応しいバー(再訪)
まるで昭和の風雪に耐えたが、枯れゆく寸前の理容院の外観。戦前の玄関灯があまりにも寂しすぎる。一体人々は何を求めてこのバーに流れ着くのだろうか。バーは男の止り木。夢と癒しを求めてやって来るのではと思うが。
先ほどから若い経営者らしき男が。連れの女性に。別れ話だろうか、痴話喧嘩だろうか。しきりに言い訳を繰り返している。それもこの怪しげな店内では悲壮感すら漂う。闇の中にうごめく妖しげなカップル。
そして女の一粒の涙がカクテルに。それはXYZ(*)なのか。女の必死さが胸を打つ。やがて男は意を決したのか。優しい口調で何かを告げる。女の涙に弱い男は優しい。女はカクテルを少し飲んで。そして唇がほほ笑む。
2人の幸せを祈りつつマティーニを一気に飲み干す。女の笑顔を見て店を出る。
*永遠に貴方のもの、というカクテル言葉。
○マティーニ
*今回の写真は最初の4枚
2014.9.25
変わって行く街、進化して行く街。それが現在の野毛かもしれない。確実に新陳代謝が進んでいる。一時の停滞から少しずつ復活しつつある街。若い血が入ってきて、老舗店も元気を取り戻す。昭和から平成へとようやく動き出した街。武蔵屋が昭和の筆頭なら、ホッピー仙人が平成の先頭を走る。都橋商店街も活気づいている。これからどのように変貌するだろうか。
しかし、ここは野毛だが、普通の野毛ではない。外観、内部は往時の野毛を残すが。しかし今の野毛を嫌っているかのように背を向ける。不思議な空間だ。昭和の理容院が本気になってバーに変身。それも徹底的に野毛の怪しい面影をとどめている。昭和の寂しさ、悲しさ、果敢なさも。変わらな事の美徳。そのような主張をしているように。今宵もバーが開店した。
○マンハッタン
○マティーニ
*今回の写真は最初の4枚
2012.3.10
この扉は何を訴えようとしているのか。目の前の現実を信じろと言うのか。例え騙しても、騙されても。人を愛しても、捨てられても。怒っても、笑っても、恥をかいても、泣いても。風雨に耐えたこの扉を見ろと。何も変わらない事の意味を知れと。
シュールと言うべきか、時空を越えたこの店構え。まるで昭和がそのまま残された。この一角に、まったく違和感なく存在する。電灯が点っていれば開店、消えていると廃屋のように時間が止まる。中に入れば女性バーテンダーがけなげにカクテルを作る。
赤いカクテルを。ラム、カシス、ジンベース。
人を騙すよりも騙されたい、と思うこのごろ。いや騙されたふりをするだけ。それで誰かが幸せになれば。
*今回の写真は最初の4枚です。
2011.3.31
曇りガラスに映る電灯の灯りが冷たく感じるのはこの季節のせいなのだろうか。暗がりにうごめく妖しげな男女の影。密やかな会話もそのように映ってしまう店の雰囲気。決して怪しい店ではないけれどムーディというよりも何か刹那的のような。
青い色が重いディープブルーに、赤い色がくすんだえんじ色に感じられる。一体この今の世相を投影したような光景は、数十年を経過したこの建物がそれを醸成するのだろうか。昭和初期の辛い時代に踏込んだような情景が眩しい。
久しぶりの再訪です。クライスラーで飲んでおりますので今回はマティーニだけにしました。美形の女性バーテンダーに作ってもらった透明なカクテルは今宵の〆を飾るに相応しい艶のある味わいでした。(知人はジンフィズを)
*最初の5枚が今回の写真です。
2009.11.18
これまで世界中で数多くのバーを訪問しましたがこのなんとも形容しがたいバーはまるで異次元の世界に迷い込んだ錯覚を覚えます。
アウトローでもアンダーグラウンドでもなくて、むしろこのノスタルジーを超えてリアリズムすぎる姿が逆にアヴァンギャルドにさえも思える真に迫る独特の風景。
野毛の飲み屋街から少し離れて、まるで昭和が取り残されたような一角に廃業してから10年以上経過したような本物の理容院の概観。
正直言って決してレトロだからオシャレなんて言わせない無言の圧力さえ感じる凄みがあります。しかも電灯の光も寂しげに郷愁を落としていて。
かっては理容院だった建物を改造したというよりもそのまま使用しているという趣。ただ中に入ってよく見れば工夫して懐古調以上の酒場文化的価値を作り出していますが。
しかしカウンターの内側は明るい笑顔の素敵な女性がバーテンダーとして立派な仕事をしており、この手の店でよく出会う偏屈で狭量のそれの雰囲気とはまったく異なります。この意表を突くサプライズが面白いのです。
目の前の壁にはレッド・ツェッペリンの「天国への階段」の古いポスターが何気なく貼ってあります。問題児ながら音楽性の高さも評価されたロックグループ。代表曲の「天国への階段」を逆回転で聴くと悪魔崇拝を勧めるメッセージが聞える」という風説も流れてひと騒ぎを巻き起こしたりしました。
この風景の中でならそれも納得出来るので不思議です。きっと何かを暗示しているのではないかとも思ったりしますが。
まずは華やかなカクテルを、とお願いしたらカシスとジンベースの「パリジェンヌ」を作ってくれました。一見華やかな色彩ながらこの店内では妖艶なムーランルージュの踊り子のような魅惑の色気に満ちた赤が印象的です。しかもしっかりと土台のジンの強さを味わえます。
つまみは?と聞いたらピーナッツしかありませんと。しかも殻付きとは。まったく持って徹底しています。
しばらくパリの思い出を楽しんでから〆のマティーニをお願いしました。この女性が一体どのようなマティーニを作ってくれるのか楽しみに待っておりました。
なかなか力強いマティーニです。昭和という高度成長期の勢いを彷彿とさせる、女性が作ったとは思えないパワーを感じます。まるで「天国への階段」を一歩一歩足早に上り詰めるような元気をもらえます。
いかにも昭和とともに生き抜いた野毛を象徴するかのようなバーです。その中で風雪に耐えて、さらに甦った野毛の回帰への想いを強く感じます。実に興味深いバーを発見しました。
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一級うん築士
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店名 |
日の出理容院(ヒノデリヨウイン)
|
---|---|
ジャンル | バー |
お問い合わせ |
非公開 |
予約可否 |
予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
JR根岸線桜木町駅より徒歩8分 日ノ出町駅から335m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 QRコード決済可 (PayPay) |
席数 |
(立ち飲み) |
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個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席喫煙可
2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法)が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、カウンター席あり |
ドリンク | カクテルあり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
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ロケーション | 隠れ家レストラン |
初投稿者 | |
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野毛にも、もちろん冬景色がある。Xマスの派手な飾り。正月の松飾りなどなど。しかしこのバーのすりガラスは。特に真冬は悲しく映る。すりガラスの先にうっすらと見える。ほのかな灯り。それがなにか寂しい。一瞬、入店を躊躇する。
薄暗い店の中。その先にカウンターが。バックバーや壁など。実に質素、いや哀愁さえ漂う。いったいバーとは。暗い気持ちを引き連れば。さらに心は闇の中に。明るい心持ちで入れば。これからの人生は希望が見える。そういう止まり木なのだが。
人生、たまには。自分をこういう境遇におくのも。必要ではないか。
メトロポリタン
マテーニ
チョコレート