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店名 |
喜多八
|
---|---|
ジャンル | 郷土料理 |
お問い合わせ |
0997-54-0586 |
予約可否 |
予約不可 団体は予約可 |
住所 | |
交通手段 |
道の島交通バス 入舟バス停 徒歩3分 |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
¥4,000~¥4,999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
個室 |
無 |
---|---|
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 1階禁煙(外に喫煙スペースあり)、2階喫煙可 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | カウンター席あり、座敷あり |
ドリンク | 焼酎あり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 一軒家レストラン |
サービス | 2時間半以上の宴会可 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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泣いても笑っても(誰も泣いていないが)奄美大島最後のうたげである。…って、二泊三日だと夕食は2回しかないや~ん! 観光なんかどうでも良くて、とにかくその地方の旨いモンをいろいろつまんでひたすら飲みたい私にとって、たった2回の食事しかない旅行なんて心残りに過ぎるのだ。そのくせ飲み始めると少食になるから、実はこの店は最初、選択肢から外していた。というのも、料理は《お任せ》のコースのみ、そこに《飲み放題》がついて4,000円(税込:2016年11月現在)だと、たぶん料理を全部食べきれないからである。でも残すのは心苦しい。だからほかの店にしようと思ったのだ。
そこに現れたのは「わたしお酒は飲めないけれど、残り物は任せて!」という心強い同行者であった。
午後七時、入口の引き戸をカラカラと開けると、突然そこに現れた居酒屋の王道、酒飲みの聖地と呼んでもいい景色にいっぺんで引き込まれた。L字カウンターにはすでにほろ酔い加減のお客がびっしり並び、さらににぎやかに飲み交わしている。そこにおかみさんはじめご婦人の店員さんが、狭い厨房をテキパキ動いてにこやかに料理を差し出す。年季が入った壁や柱のたたずまい。これでもうもうと紫煙がたなびいていたらまるっきり《昭和の居酒屋》であるが、今は平成の世。一階席は禁煙なのである(戸外に喫煙所あり)。
われわれ6人は急な階段を上った二階の座敷に案内された。衝立の向こうは見えなかったが、おおよそ40人ぐらいは入れる宴会場を小分けしているようであった。仕方がないとはいえ、一階に較べたら全く風情に欠けるのよ。この店は一階に限るでしょう。
飲み放題は黒糖焼酎7種類にビール、酎ハイ、ソフトドリンクなど。
料理はと言えば、最初に運ばれてきた「白ウリとなまり節を炊いたの」に、まずガツンとやられた。白ウリを噛むとキュッキュッと泣く。ほろほろに煮込まれたなまり節も上品である。「冬瓜と鶏肉の煮物」の椀に浮いた脂を見ていただきたい。鶏肉の甘さとしょうがの香りが淡く効いて、テロリとなまめかしい味わいはめったに出会えるものではない。刺身と一緒に出された寒天様のものはなんだろう。福岡で食べた「おきゅうと」にも似ているがずっと色が鮮やかだ。いずれ同じように海藻を煮込んで寒天で固めたものだろうが、こういう時カウンター席なら「これはなんですか?」と尋ねられるのに、座敷ではもどかしさを抱え込んでモグモグしているばかりである。そして極めつけは「塩豚と根菜の煮物」だった。塩豚は漬け込まれた塩味をわざと残しているために、そればかりではかなり塩辛い。そこで出汁だけで煮込んだ根菜と一緒に食することで、程よい味加減になるという具合だ。しかもこのサトイモのみっしりした歯ざわりはどう表現したものか。絶品である。
ところで昨晩の『やきとり鳥舗』といいこの店といい、置いてある焼酎は判で押したように黒糖焼酎だけである(酎ハイは試していない)。郷土の名産品を普及させるために、飲食店協会で申し合わせでもしているのかが気になる。また記憶では鹿児島県には蔵元が一軒もないはずだから、あまり日本酒になじみがないのは理解できるが、煮物など親和性が高い料理もあるのに日本酒がスポイルされているようなのも悲しい。
いやぁ、しかしこの料理で4,000円はむしろ安すぎる。
私の胃袋が《フツーの人の胃袋》に宗旨替えしてくれるか(たぶんムリ)、今回のように強力な助っ人が同行してくれるならぜひまた訪ねてみたい店となった。