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ユニークな天麩羅そばが名物の昭和29年創業の老舗（#大黒屋）
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天婦羅そば 1000円
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店舗情報（詳細）
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店舗基本情報
| 店名 |
大黒屋
|
|---|---|
| ジャンル | そば、うどん |
|
予約・ お問い合わせ |
0995-62-3040 |
| 予約可否 |
予約可 |
| 住所 | |
| 交通手段 |
加治木ICから車で1分！ 加治木駅から505m |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算（口コミ集計） |
￥1,000～￥1,999
|
| 支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
席・設備
| 席数 |
22席 |
|---|---|
| 個室 |
無 |
| 貸切 |
不可 |
| 禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
| 駐車場 |
有 お店から徒歩1分の所に約5台分程度 |
| 空間・設備 | 落ち着いた空間、座敷あり |
特徴・関連情報
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| ロケーション | 隠れ家レストラン、一軒家レストラン |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
|
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大黒屋＠鹿児島県姶良市
●天婦羅そば 1000円
日豊本線 加治木駅から徒歩約10分、九州縦貫自動車道 加治木ICのそばにある昭和29年(1954年)創業の老舗「大黒屋」。
駐車場はお店の30mほど北にある加治木メンタルクリニックの前を右折したところに共同駐車場があり、6台分駐車スペースがある。
年季の入った木造の平屋建ての建物。お店の前の道路を大型トラックが通るたびにガタガタと振動が伝わってくる。店内は奥に細長い造りで入り口側にテーブル3卓、奥には小上がりの座敷でテーブルが4卓あり、全部で20席ほど
朝9時から営業しているので旅先の朝食として土曜日9時過ぎに訪問。時刻はまだ9時10分も回っていなかったが、すでに先客が2組。
メニューは入口付近の壁に掲示してあり、天婦羅そば(1000円)、天婦羅うどん(950円)、めし(200円)の3品のみというシンプルな構成。お店の外には「名物 天婦羅そば」という大きな看板が掲げられているので、天婦羅そばをオーダー。
一般的には東日本はそば、西日本はうどんが好まれるとされているが、九州の中でも鹿児島だけは唯一例外で、うどんよりそばの方がよく食べられているそうだ。
そばの産地というと北海道や長野、栃木、茨城などがメジャーだが、実は鹿児島は西日本の中ではそばの生産量が一番多い土地。ご当地そばの「薩摩そば」もあり、つなぎに自然薯を使った太めで色の黒い田舎そばで、かまぼこではなくさつま揚げが乗るのが特徴だそう。
注文をした後にやかんに入れた温かいお茶を持って来てくれる。鹿児島のそば屋やラーメン屋では、注文の料理が出てくる間に、温かいお茶と大根の漬物でほっと一息つくのが、鹿児島ならではのおもてなしだそう。こちらでは大根の漬物はそばと一緒のタイミングで持って来てくれる。そういえば鹿児島はお茶の生産量は静岡に次ぐ全国2位だ。
しばらくして天婦羅そばが提供。まずはつゆを一口。色合いは淡いけど鰹出汁がすごく濃厚。カエシの醤油感や塩気は強くないが、とにかく出汁の旨味がガツンときいた味わい。
お品書きに「めし」(200円)がある通り、これはご飯と一緒に食べても合いそうだ。つゆと一緒にご飯を食べたらねこまんま(かつお節ごはん)みたいな味になると思う。
そばは色の黒い太い田舎そばでゴワゴワとした力強い歯応え。噛めば噛むほどそばの香りが口の中に広がる。細切りのそばを喉ごしで味わう江戸前のそば文化とはまったく違うベクトルだ。
天婦羅は極細切りのさつまいもとごぼうを薄い衣で揚げていて、ザクザクとしたクリスピーな食感のかき揚げ。衣にたっぷりの黒ゴマが混ぜてあるのが珍しい。黒ゴマの独特の香ばしさがアクセントになって、天ぷらの油が濃いそばつゆに溶け出すとまた味わい深くなる。つゆ、そば、天ぷらと今まで食べたそばと似ているものが思い浮かばないほどユニークな味わい。