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店舗基本情報
| 店名 |
掲載保留
道久製麺所（みちひさせいめんじょ）
|
|---|---|
| ジャンル | うどん |
| 住所 | |
| 交通手段 |
詫間駅から603m |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算（口コミ集計） |
～￥999
|
| 支払い方法 |
カード不可 |
席・設備
| 個室 |
無 |
|---|---|
| 貸切 |
不可 |
特徴・関連情報
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| サービス | テイクアウト |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
|
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夕ざれば鍋の湯煙偲ばれる
饂飩鶏肉既に恋しき 賦蘭都
久方ぶりに、今日ここの店のある詫間へ所要で行ったたついでに、うどん玉を買いに寄ったんですが、入口に『臨時休業』の張り紙が・・・ どないしはったんやろ。年度末やさかいお店の整理でもしてはるんやろか。まさかまさか・・このままおたなたたんでしもたらいやどすえ。
例年冬には、ここのおうどんにはお世話になりました。
我輩は時折詫間で打合せや会議があるのですが、いきしなに道久へ道草しておうどんかえるよってに、極力あさがたにしてもろてます。そして、その日程に併せて、我が家では鍋料理となります。
この道久製麺所って、文字通りの“製麺所”で、売ってくれるのはうどん玉のみ。本来なら、ここでうどんを食べることはできないんですが、世の中結構物好きな御仁が居て、自分で“丼”と“お箸”と”醤油“、人によっては更に”葱“を持参して、お店の人から”うどん玉“こうて、お店の前で食べはりますねん。
我輩は、食べ物に関しては堪え性の無い人間で、買ったら直ぐに食べたくて仕方がない性分です。欧米人には結構そんなこと気にしない人が多いのですが、「恥」の文化の国日本では、見苦しい行為となります。その打開策として吾輩は、車の中に、食器・カストラリー・調味料一式と小型テーブルを用意し、人目の届かない密室で、心置きなく試食できるようにしてます。
その密室で道久うどんを使った”醤油うどん“を食べたことがあります。うちいつもはんなりやわい京うどんばっかり食べてるさかいに、旨い不味いゆう前に堅うてあきまへんどした。たべられへんかったうどんを持ち帰ったんですが、その晩は丁度鍋やったんで、最後の〆で入れたら丁度ええ塩梅どした。
ここの麺は、少々煮込んでもびくともしない丈夫な麺なんです。
それ以来、我が家の鍋用うどんの定番となっております。
ここのうどんを使った我家の鍋の代表は、”博多風鶏鍋“と”魯山人風すき焼“。
鶏鍋の場合、最後に残った鶏肉エキスタップリの汁に道久うどんを入れてじっくり煮込んで、”普通の店のうどんの固さ“になったところを頂きます。
“魯山人風すき焼き”は料理本によく登場しますので、料理に御興味のある方は大概御存じでしょうが、二ヴァージョンあります。
＜VersionⅠ＞ 霜降り肉用
① 牛の脂身を炒めて脂を溶かし出し、肉を軽く色目がつく位焼いてから、酒、ごく少量の味醂、醤油で味付けし、溶き卵を付けて全部食べきる。
② 出汁を少し加えて、豆腐・筒切り葱・春菊・椎茸を茹でて、全部食べきる。
あとは、①と②を繰り返す。
“我家風”では、酒と味醂の代わりに薩摩の芋焼酎。生卵の代わりに紅葉おろしを使います。肉は普通のすき焼より一寸厚めがいいようです。ダシ汁は、面倒なときは市販の白だし醤油で代用しています。
＜VersionⅡ＞ 赤身用
鍋に出汁を入れ、沸騰したところで、肉を出汁に泳がせ、白みがかったところを食べる。つけだれは、八方出汁と煎り酒を適量混ぜます。こちの肉は薄目がいいようです。
Ver.Ⅰでは、うどんは、豆腐や野菜類を茹でた後の汁で煮ます。Ver.Ⅱは鍋の最後に残った出汁で煮込んで、醤油で味を調整します。
今年の冬は、近所のいなりや食料品店に浮気してて御無沙だったけど、また冬になったらお世話にならんどあきまへんので、あんじょたのんます。