旅ログ【高松編】～寝台列車サンライズ瀬戸で、高松へGo♪うどん第１歩は『ずずず～いっと、奥まで進まれよ』？！ : 手打うどん たむら

ダヤンテールの『人生でやりたい事の一つ』に、『寝台列車に乗って、朝起きたら知らない土地～的な旅をしたいっ！！』…という項目があった。
ぶっちゃけて云ってしまうと、トワイライトエクスプレスやカシオペアのように『豪華食堂車がある列車の旅♡』
…が本望だったのだが、高松へ行く寝台列車『サンライズ瀬戸』に…な、な、なんと！
地元『富士駅』から乗れちゃう～と云う情報をGETし、…まあ、憧れの食堂車は無いにしても、比較的安価で寝台列車に乗れちゃうってんでの今回の企画が発足した訳だ。
(。-`ω-)

調べて見ると…サンライズ瀬戸の寝台個室って、ある意味『プラチナチケット』なのなっ！
(；ﾟДﾟ)ｿｳﾅﾝﾖ！

一日に上り下りとも各一本しか走らないこの列車。
予約は、乗車予定の一カ月前の同じ日のきっかり10時から各当駅の『みどりの窓口』でしか、チケットをゲットできない…しかも行と帰りは其々の各当日でしかチケットが取れないとあって、…１か月前の２日間、富士駅に朝9時半、並びましたわ～（笑）
地元『富士駅』の駅員さん達も窓口を貸し切りにして臨戦態勢で『秒を争うチケット手続き』に臨んで頂けて…結果、無事に上り下りとも『寝台個室チケットGET！』、本当に感謝感謝です♡
(´▽｀*)
23時54分、富士駅発。
真夜中、殆ど人気の無い『富士駅』に東京発の『サンライズ瀬戸』が到着後、静かに富士駅を発つ…直ぐに日付変更線をまたぐ事になるのだが、あくる日…朝6時半過ぎに朝日が眩しい『瀬戸大橋』を渡り、高松市へは7時27分に到着する。

夜、地元『富士駅』を発ち、光眩しい早朝に『高松駅』へっ！！！
♪汽車は～闇を抜～けて、光の瀬戸へ～♪
気分は『メーテル』か『哲郎』か？！（笑）


…という訳で、暫く『静岡レビュアー：ダヤンテール』、香川レビューにお邪魔致します。
よろ～～～<(_ _)>


…しかし…腹が減りましたなぁ（笑）
(;´･ω･)
『うどん駅』と掲げながら『うどんだけじゃない香川県』と、相反するキャッチコピーが並んでお出迎えする『駅名標』を横目に見ながら、ホテルに荷物だけを預け、レンタカーを借り…早速『朝うどん』と行こうじゃないですかッ！！！
この為に、昨日の夜から粗何も口にしてないんですからね～。
美味しいうどんが…食べたいッ！！！

で、車で向かった先が…ここ【田村】。

私の地元『富士宮市』には、B級グルメで一躍脚光を浴びて、その結果俄か『焼きそば屋』が爆発的に増えた訳なのですが…『富士宮焼きそば』を名乗るお店は、200店舗以上あると云われています。
200店舗でもかなりあるな～と思っていましたが…訊く所に依ると、香川のうどん屋さんは2000軒なんですってぇ？！
(◎_◎;)
そんな中から、好みのお店見つけられるわきゃ無いじゃ～無いですか（笑）
かと言って、ただ単純に『評価が高いから行く』と云うのは、私のレビュアー精神が許しません。
私今回『うどん店』を選ぶに当たって、香川で信頼のおけるマイレビュアー様にご指南を仰ぎ、その方のレビューのみを参考にさせて頂く事に致しました。

その方も★５を付ける【田村】…どんなお店なんでしょう～ワクワク♪
(´▽｀*)♡

で、着きました…いえ、ナビに依ると『着いたハズ』…なんですが…。
お～！？
ここなんですねぇ～…と云う様な、外観（笑）。
何だろう…ちょっとした民家のガレージみたいなお店ですね。
(；ﾟДﾟ)
製麺所らしいですからね～。
少し離れた畑（田んぼ？）の中に駐車場があり、１～２台の車が既に停まっております。
こんな外観ながら（失礼）、週末は大行列を無し営業時間内に食材が底を着いてしまう様な人気店なんですってね！
この日は平日だったので、ジモと明らか観光の数組カップルのみでしたが。

店内に入ります。
手前が、イートインスペース（？）。
奥が厨房（？）。
別棟のやはり車庫の様な場所でも、ジモのおっちゃん達が旨そうにうどんを啜っております。

…
地元の製麺所で『讃岐うどん』スタイルをちょろっと勉強してきた筈なのに…やはり本場は…
判らないわ～(T_T)

厨房と思われる入り口の上に、メニューらしきものが貼って在ったので、それを見上げながら夫と、
（何にしょ～…）
ひそひそと相談しておりましたが、入り口近くでうどんを啜っていたおっちゃんが、私達の行動を訝しく思ったのか、何回か振り向いて来ます。
（きっと私達のこの行動、何かがオカシイんだろうな～）
そんな事を思い始めた頃、厨房で1人忙しく動き回っている店主が私達に声を掛けてきます。
「中、入って来て～」
へ？厨房へ？？？(; ･`д･´)
なんや、釜揚げのパフォーマンスでも見せて下さるのかな～と思いきや、オーダーを厨房に立ち入ってするんですねっ！！

「大～？小～？」
オーダーはそれだけで良いみたいです。
湯切りをし、〆たうどんを丼に盛って渡してくれます。

「あったかいのが食べたかったら、その寸胴の手つきザルに10秒ほど泳がせて盛り直してぇ。醤油ならそのまま、汁はひねれば出るわ～。お代は、後な～」

ほうほう。
すっごいセルフや（笑）

私は受け取ったうどんを熱湯で泳がせて、自分で湯切りして醤油で。
「醤油、掛けすぎると辛いで！」
「あい～」
(^o^)丿
夫は受け取ったうどんにそのまま汁をかけて。
「汁、コックひねれば出るから！」
「あい～」
(^o^)丿

イートインコーナーに行こうと振り向くと、天婦羅が盛られたコーナーがありましたので、１～２品載せて…席に運びます。
卵入れたかったんだけど…場所判らんかった（笑）。
落ち着いてよく見ると、イートインの方（？）にガラスのスタンド型冷蔵ケースに入って卵置いて在った（笑）。
判り辛～。
でも、楽しㇲ（笑）

店内だって、お世辞には綺麗とは云い難い。
厨房にお客が立ち入って、自ら湯切りしたり何やらするのも、店主一人で湯上げからお勘定までするのは、衛生上は好ましくは無い。
だが…それが【田村】なんだ！

初めて食べた、『醤油うどん』…なんじゃこりゃ～！！！
旨すぎでしょぅ～～？
あ、ごめん！ただの醤油じゃ無かった。
香川県坂出市にある『鎌田醤油』ってとこのだし醤油！
【田村】の黄色がかった色味のエッジのキリリとした、もっちもちシコシコの麺によく合う！
感覚的は『伊勢うどん』にも似ているけれど、汁にそれ程甘みは無い。
それが反って、麺自体の仄かな甘みを際立たせている気がする。

ただ…堅さ的に云うと…覚悟して来た程では無く、程好い弾力で拍子抜けしたかな～？
太さ５ｍｍ程度、厚さ３ｍｍ程度。
思い描いていた『讃岐うどん』よりは優しい感じだなぁ。
だし汁も、思っていたよりは甘かった。
が…個人的には嫌いじゃない味♪

食べ終わると、再び『厨房に在る』残飯入れと箸入れに、残った汁や使った箸なんかを自分で捨てて…ごちそうさま♪

会計は、自己申告制。
「うどんは大？小？天婦羅幾つ？コロッケや卵は無いな？」
コロッケや卵は値段が違うからそう聞くんだけど、お客を信用して居ないとできない商売だなぁ。

ホスピタリティーを讃岐うどんに求めてはいけない。
しかし、【田村】のおっちゃんの人柄自体がホスピタリティー。

ここを基準として、高松二泊三日の旅が始まります。
　(=^・^=)ノ♪