昔ながらの雰囲気と年季を感じるお店です。 : 宝楽

　今年も夏の土用の丑の日の
季節になりました。
今年の夏の土用の丑の日は7月27日です。
毎年夏の土用の丑の日の本チャンうなぎを
何処で食べようか迷います。
旬を思えば当日ですが、
当日は混み合うので土用の丑の日近くに
うなぎを食べて、その年の土用の丑の日の
うなぎにしています。

　相方と二人で昼食を食べに行きました。
昔ながらの雰囲気と年季を感じるお店です。
老朽化も…
うなぎとやき鳥のお店で、
この時季はうなぎ目的のお客さんが
多いと思います。
私は今までに数回食べに来ていますが、
相方とも一度だけ
食べに来たことがあるお店です。
その時の相方の記憶は
『やき鳥が美味しかった』で、
今回もやき鳥が食べたいと言いました。
相方はうなぎに興味がありません。
この時季に私がうなぎを食べたいと言うと、
何で食べたいのか分からないと言います。
私としてはそのように考える方が
分かりません。

　先ずは相方お目当てのやき鳥を
たれと塩で食べました。
たれは程好い甘さで美味しく、
塩は塩胡椒加減が美味しかったです。
卓上にあった山椒をたれ焼きの
やき鳥にかけると、
ピリッとした山椒風味に驚き、
これは後のうな重にも美味しく
活用しようと思いました。
たれも塩も玉ねぎのねぎまでした。
長ねぎのねぎまも好きですが、
玉ねぎのねぎまもいいものです。
玉ねぎ特有の食感がいい感じでした。
相方はこの時点で満足したようでした。

　相方はうな丼で、
私はうな重を食べました。
宝楽さんは漬物が美味しく、
今回も楽しみでした。
うなぎに興味がない相方は、
早々にうなぎを食べて
漬物でご飯を食べていました。
それで食べ終わるのかと思いきや…
その後で相方は暴挙に出ました。

　うな重のうなぎはやや厚めに
感じるうなぎでした。
好みから言えばもう少し柔らかい食感が
欲しいところでしたが、
うどん県香川で食べるうなぎで
蒸した柔らかさを感じるうなぎを
提供しているお店は少なく、
ここ数年で硬さを感じるうなぎにも
慣れました。たれは甘めで
うなぎに美味しく馴染んでいました。
私はうな重やうな丼を食べる時に
ご飯の温かさを気にします。
うなぎをご飯にのせて口へ運んだ時に
程好い温かさで食べれるのが
理想なのですが、
宝楽さんのご飯は熱いです。
それは最終段階でお重によそったご飯を
蒸かし釜で温めるからです。
なので熱さショックに気をつけて食べました。
肝吸いは美味しい味で、
小ぶりの肝とエノキが入っていました。
今回も漬物が美味しかったです。
特にうりはメロンのような風味がしました。
焼鳥を食べた時に鰻にも
活用しようと思った山椒は、
風味よく美味しく鰻に馴染んでいました。

　相方の暴挙…「それ頂だい」で、
私が終盤に食べようとしていた
うなぎを相方が食べてしまいました。
美味しく食べれれば何よりです。
そう思うことにしました。
今年の土用の丑の日の本チャンうなぎ…
蒸して柔らかさが伴う鰻を食べたいものです。

ーPCでしか見れませんがまとめです。－
和食・日本料理 平蔵：宝楽（うなぎ やき鳥 宝楽

　四国四県で食べた鰻の記録です。
四国４県で鰻を食す

　土用の丑の日は年に数回あります。 
春夏秋冬に期日が定められ、夏の丑の日は二日ある年もあります。
特に夏の丑の日はイベント的になっているように思います。 
日常生活でそれらの告知を見て私もそのイベントに
参加したくなります。 
さて今年の夏の丑の日の本チャンうなぎを何処で食べようか？ 
毎年悩むところです。

　宝楽さんは香川県坂出市にあります。詳しくは調べていませんが、
坂出市にうなぎ専門のお店はここだけだと思います。
外観から感じる年季は、店内に入ると一層強く感じます。

　うな重を食べました。
　美味しかったです。
好みのうなぎでした。薄過ぎず厚過ぎずのうなぎで、
焼いた香ばしさも良い風味です。たれは程好い甘さで
このうなぎにはこのたれだなと思いました。
もう少し柔らかさが伴えば最高に好みのうなぎになるのですが、
食べたうなぎが宝楽さんのうなぎです。それを静かに味わいました。
私はうな重を食べる際にご飯の温かさを気にします。
熱っついご飯にうなぎをのせるのは苦手です。
だがしかしです。
宝楽さんのご飯は熱っついです。
宝楽さんはうな重を完成させる前にご飯を蒸し器に入れて
温め直します。うなぎに最後の焼きが入り蒸し器からご飯を出して
重箱に盛り付けて完成です。なのでご飯が超熱いです。
私は蒸して焼いた柔らかく焼いた香ばしさがあるうなぎが好きなので、
蒸すならうなぎを蒸してほしいですが、
食べたうなぎ重が宝楽さんのうなぎ重です。それを静かに味わいました。
宝楽さんでの楽しみの一つに漬物があります。
今回はきゅうりとたくわんで、両方とも美味しい箸休めになりました。

　小上がりでは焼鳥をあてにビールを呑んでいる方々がいました。
平日の昼間から羨ましい光景でした。
暑い日にビールで喉を潤しながらあてには焼鳥…
〆にはご飯を少なめにしてもらいうな重を…
数年前にここで相方と二人でそのようにして食べたことがあります。
またそんな流れで食べたいなぁと思いました。
今年は夏の丑の日のうなぎをどこのお店で食べるか… 
夏の丑の日…日本ならではの良い習慣だと思います。

和食 平蔵：宝楽

　四国四県で食べたうなぎの記録です。
四国４県で鰻を食す

【再訪：2015.7】

　毎年７月の土用の丑の日が近づくと無性にうなぎが食べたくなります。
まぁ、一年を通して大抵いつも食べたい料理の一つではありますがこの時季は特にです。
それはスーパーやコンビニなど、その他日常でよく利用する場所に
うなぎを猛アピールする広告があるからでもあります。
それらが目に入り一層食べたくなります。
今年の夏季土用の丑の日の本ちゃん鰻を何処で食べようかと迷います。

　このお店へは一昨年の今ぐらいに相方と食べに行きました。
普通に美味しかった記憶が残るお店でした。

　うな重を食べました。
美味しかったです。
　以前にも感じた良心的な価格は変わっていませんでした。
その分、肝吸いなどは無しでうな重と漬物のみでした。
良心的な値段は鰻の量にもでます。まぁいいだろうと思い食べました。
程よい厚さのうなぎでした。
注文後に最後の焼きを入れるのか、座った席から鰻を焼くのが見えました。
あれ私の！少なくない？などと思いながら漂ってくる香ばしい匂いで胃袋が刺激されました。
事前状況万全でうな重を見た時は堪らなく、早食い競争のように食べてしまいました。
鰻とご飯と一緒に食べる際の楽しみの一つでもある香の物は瓜と沢庵の漬物でで、
これがまた美味しかったです。夏は瓜だなぁなどと思いました。
漬物はご飯に合います。今回も良い仕事をしてくれました。

　年季を感じるお店です。店内に漂う鰻を焼く時の香ばしい匂い･･･
好きな環境での昼食でした。また食べに行きたいお店です。


【訪問：2013.7】

　うなぎ屋さんの売上向上促進日のような土用の丑の日。
毎年この日が近づくと、TVやコンビニなどでうなぎを食べたい気持ちにさせられます。
しかし今迄に香川県で心底満足が出来るうなぎを食べた事がありません。
なんで高松市瓦町にあったそごうさんは撤退したんだろう？
そごうさんがあれば、せめて飲食店フロアが以前のままなら、
東京で食べていたうなぎの味に近い竹葉亭さんがあったのにと毎年悔やみます。

　このお店は数年前に知人に連れて行ってもらった事がありました。
昨年この時季に食べに行ったお店へ行く気にはなれず、
かといってうなぎは食べたいのでこのお店へ相方と二人で行きました。

　蒸し暑い日でした。夕方でも充分に暑い日で、
うなぎの前にグビっと生ビールを呑みたかったのですがそれは相方だけで、
私は運転があるのでノンアルコールビールを飲みました。
　まずは漬物が出てきました。はて？酒類のつまみなのかうなぎの漬物なのか？
何故にこんなに早く出てきたのか分かりませんでした。
相方が生ビールのつまににと焼鳥のたれと塩を注文しました。
「ビールには焼鳥が合うよねっ！」と、ご満悦でしたが、
それはアルコールが入ったビールの場合でしょ！と言いたかったです。

　相方はうな丼にしました。
　大抵相方はうな丼です。あまりうなぎに魅力を感じないようで、
私にそんなに食べたいもの？とよく聞きます。
なのでうなぎの量が少なくて良いので丼にします。
相方は焼鳥が気に入ったようで、”焼鳥が美味しい”を連発していました。

　私はうな重を食べました。
　楽しみに重箱の蓋を開けると”へ？うな丼と変わらんやんっ！”と、
誰かに突っ込みを入れたくなりました。しかしこのお店の値段は実に良心的で、
TVなどで聞くうなぎの値段や、昨年食べた数店のお店の値段より安い料金だったので納得しました。

　確実に昨年高松で食べた数店のうなぎよりは美味しいと思いました。
しかし、程よく蒸して焼いた箸で切れるようなうなぎは、どうやら香川では食べれないようです。

　今年も不完全燃焼気味です。